私はジャズであれポップスであれ歌謡曲であれ、ジャンルを問わずに美人女性ヴォーカルが大好きで、自分好みの女性シンガーのレコードは片っ端から買いまくる習性がある。ただ、ひとえに “美人女性” と言っても色々あって、例えばセクシー系ならティナ・ルイス、カワイイ系ならフランス・ギャル、昭和のイイ女系(?)ならいしだあゆみ、癒し系なら太田裕美あたりが真っ先に頭に浮かぶが、近寄りがたいほどの美しさを湛えた “クール・ビューティー” なら誰が何と言おうと梶芽衣子が私にとって断トツの№1である。
私が初めて彼女の存在を知ったのは小学生の時で、「大江戸捜査網」に出ていた日本髪姿の彼女の美しさにドキドキしたものだった。その後テレビで彼女を見るたびに “めっちゃキレイな女の人やなぁ...” と惚れ直していたのだが、今から10年ぐらい前に任侠映画にハマってDVDをレンタルするようになり、イの一番に借りてきた「仁義なき戦い~広島死闘編~」と「新仁義なき戦い~組長の首~」に出演していた彼女を見て “芽衣子熱” が再燃、それ以降は彼女が主演した「女囚さそり」シリーズや「修羅雪姫」シリーズ、「銀蝶」シリーズに「野良猫ロック」シリーズをすべて制覇し、現在に至っている。要するに彼女は私が一番好きな女優さんなのだ。
梶芽衣子という人は “天が二物を与えた” 女性で、飛び切りの美人なだけでなく歌の方も抜群に上手い。そんな彼女の代表曲と言えるのが「女囚さそり」シリーズの主題歌である「恨み節」で、何と120万枚を超えるミリオン・ヒット!!! 作曲したのは「キイハンターのテーマ」でお馴染みの菊池俊輔先生だ。尚、シングル盤のジャケットは2種類存在しており、刑務所の塀のイラストをバックにした “全身ヴァージョン” の方が希少なファースト・プレスで、彼女の鋭い目力(メヂカラ)を強調した “顔のアップ・ヴァージョン” の方がセカンド・プレスだが、私的には芽衣子姐さんのおみ足が拝める前者の方が好きだ。
映画自体はアングラ臭がプンプン漂うカルト系作品で、特に第1作目なんかもうストーリーも演出もハチャメチャ(>_<) 刑務官がみんな軍用ライフル持っててすぐに撃ちまくるわ(笑)、突然口裂け女が出てきてそこだけホラー映画になるわ、所長役の渡辺文雄は目にガラス片が突き刺さってるのに平然と怒鳴り散らしてるわと、とにかくツッコミどころ満載のB級エログロ・ナンセンス路線なのだが、梶芽衣子演じる松島ナミの凛とした美しさを堪能できるだけでも十分見る価値があると断言したい。特に彼女の鋭い眼光はまるでサソリの毒のように私を痺れさせるのだ。
そんな彼女が歌う主題歌の「恨み節」はとても女優さんの余技とは思えない素晴らしさで、自分を裏切った男への復讐の鬼と化した彼女の姿とその歌声がコワイぐらいにシンクロしており、観ていて背筋が凍りつくような抜群の効果を上げている。特に “憎い 悔しい 許せない~♪” の “怨念” 三段活用を絶妙なヴォイス・コントロールで歌いこなしているところが凄い。
バックの演奏も言うことナシで、絶妙なタイミングで入ってくる泣きのガット・ギターが絶品だし、この前取り上げた藤圭子のシングル曲と同じくここでもトランペットのオブリガートが心に沁みる。藤圭子と言えば彼女もこの「恨み節」をカヴァーしていてそちらの方も聴く者の心胆を凍らしめるような凄いヴァージョンになっており、ドスの効いた低音ヴォーカルで迫る圭子姐さんを剛のラオウとすれば、高く澄んだ伸びやかな歌声で切々と歌う芽衣子姐さんは柔のトキといった感じだが、どちらも甲乙付け難い “怨歌” に仕上がっているので聴き比べてみるのも一興だろう。
それと、彼女の大ファンを公言しているタランティーノが映画「キル・ビル」のエンド・ロールでこの曲を流したこともあって、「Urami Bushi」の海外での知名度の高さはハンパない。特にYouTube では “Meiko Kaji” 関連動画のコメント欄における外人率の高さは凄いモンがあり、英語はもちろんのことフランス語やらロシア語やら色んな国の言語が飛び交っていて、そのどれもがpositive評価なのだから恐れ入る。日本語の分からない外人さんの心の琴線を激しく震わせる魂のヴォーカルこそが梶芽衣子の真骨頂なのだ。
怨み節
【おまけ】YouTube で “Meiko Kaji” を検索していたらとんでもない映像を見つけてしまった。何とブルガリアのイケメン・アイドル歌手、ステファン君が日本語で歌う「恨み節」だ!!! バック・バンドの演奏もそれなりに雰囲気つかんでるし(←特に哀愁舞い散るトランペットがエエ味出してます...)、ステファン君の日本語の発音も中々堂に入っている。バンドの面々が全員外国人で、みんな真剣な表情でこの曲をプレイしているところが面白い(^.^)
Music Idol Bulgaria Stefan Urami Bushi
私が初めて彼女の存在を知ったのは小学生の時で、「大江戸捜査網」に出ていた日本髪姿の彼女の美しさにドキドキしたものだった。その後テレビで彼女を見るたびに “めっちゃキレイな女の人やなぁ...” と惚れ直していたのだが、今から10年ぐらい前に任侠映画にハマってDVDをレンタルするようになり、イの一番に借りてきた「仁義なき戦い~広島死闘編~」と「新仁義なき戦い~組長の首~」に出演していた彼女を見て “芽衣子熱” が再燃、それ以降は彼女が主演した「女囚さそり」シリーズや「修羅雪姫」シリーズ、「銀蝶」シリーズに「野良猫ロック」シリーズをすべて制覇し、現在に至っている。要するに彼女は私が一番好きな女優さんなのだ。
梶芽衣子という人は “天が二物を与えた” 女性で、飛び切りの美人なだけでなく歌の方も抜群に上手い。そんな彼女の代表曲と言えるのが「女囚さそり」シリーズの主題歌である「恨み節」で、何と120万枚を超えるミリオン・ヒット!!! 作曲したのは「キイハンターのテーマ」でお馴染みの菊池俊輔先生だ。尚、シングル盤のジャケットは2種類存在しており、刑務所の塀のイラストをバックにした “全身ヴァージョン” の方が希少なファースト・プレスで、彼女の鋭い目力(メヂカラ)を強調した “顔のアップ・ヴァージョン” の方がセカンド・プレスだが、私的には芽衣子姐さんのおみ足が拝める前者の方が好きだ。
映画自体はアングラ臭がプンプン漂うカルト系作品で、特に第1作目なんかもうストーリーも演出もハチャメチャ(>_<) 刑務官がみんな軍用ライフル持っててすぐに撃ちまくるわ(笑)、突然口裂け女が出てきてそこだけホラー映画になるわ、所長役の渡辺文雄は目にガラス片が突き刺さってるのに平然と怒鳴り散らしてるわと、とにかくツッコミどころ満載のB級エログロ・ナンセンス路線なのだが、梶芽衣子演じる松島ナミの凛とした美しさを堪能できるだけでも十分見る価値があると断言したい。特に彼女の鋭い眼光はまるでサソリの毒のように私を痺れさせるのだ。
そんな彼女が歌う主題歌の「恨み節」はとても女優さんの余技とは思えない素晴らしさで、自分を裏切った男への復讐の鬼と化した彼女の姿とその歌声がコワイぐらいにシンクロしており、観ていて背筋が凍りつくような抜群の効果を上げている。特に “憎い 悔しい 許せない~♪” の “怨念” 三段活用を絶妙なヴォイス・コントロールで歌いこなしているところが凄い。
バックの演奏も言うことナシで、絶妙なタイミングで入ってくる泣きのガット・ギターが絶品だし、この前取り上げた藤圭子のシングル曲と同じくここでもトランペットのオブリガートが心に沁みる。藤圭子と言えば彼女もこの「恨み節」をカヴァーしていてそちらの方も聴く者の心胆を凍らしめるような凄いヴァージョンになっており、ドスの効いた低音ヴォーカルで迫る圭子姐さんを剛のラオウとすれば、高く澄んだ伸びやかな歌声で切々と歌う芽衣子姐さんは柔のトキといった感じだが、どちらも甲乙付け難い “怨歌” に仕上がっているので聴き比べてみるのも一興だろう。
それと、彼女の大ファンを公言しているタランティーノが映画「キル・ビル」のエンド・ロールでこの曲を流したこともあって、「Urami Bushi」の海外での知名度の高さはハンパない。特にYouTube では “Meiko Kaji” 関連動画のコメント欄における外人率の高さは凄いモンがあり、英語はもちろんのことフランス語やらロシア語やら色んな国の言語が飛び交っていて、そのどれもがpositive評価なのだから恐れ入る。日本語の分からない外人さんの心の琴線を激しく震わせる魂のヴォーカルこそが梶芽衣子の真骨頂なのだ。
怨み節
【おまけ】YouTube で “Meiko Kaji” を検索していたらとんでもない映像を見つけてしまった。何とブルガリアのイケメン・アイドル歌手、ステファン君が日本語で歌う「恨み節」だ!!! バック・バンドの演奏もそれなりに雰囲気つかんでるし(←特に哀愁舞い散るトランペットがエエ味出してます...)、ステファン君の日本語の発音も中々堂に入っている。バンドの面々が全員外国人で、みんな真剣な表情でこの曲をプレイしているところが面白い(^.^)
Music Idol Bulgaria Stefan Urami Bushi