shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Reunion Collection DVD / Led Zeppelin (Pt. 1)

2012-12-26 | Led Zeppelin
 今年も残すところあとわずか... 2012年を振り返ってみると相も変わらずCD、LP、DVDを買いまくった1年だったが、そんな中で私にとっての “今年のベスト・バイ” は文句なしにレッド・ゼッペリンの再結成ステージの模様を収録した「セレブレイション・デイ」である。ちょうど11月の3連休の頃に届いたのだが、それ以来DVDもCDもスーパーウルトラヘビーローテーション状態だ。
 レッド・ゼッペリンはジョン・ボーナムの死により1980年に解散し2007年にロンドンのO2アリーナで奇跡の復活を遂げるまで計3回再結成している。ということで「セレブレイション・デイ」に行く前に、まずは解散してからこの記念すべき “祭典の日” に至る3回のステージを簡単に振り返ってみたい。

(1)Live Aid [07/13/1985]
 ①Rock And Roll
 ②Whole Lotta Love
 ③Stairway To Heaven
 “80年代のウッドストック” と呼ばれた大イベントであるライヴ・エイドの見所の一つが5年ぶりに再結成したレッド・ゼッペリンのステージだった。YouTube のなかった当時はテレビで好きなバンドのライヴ映像を見れるだけでも大喜びで、ギブソンのダブルネック・ギターで「天国への階段」を奏でるペイジは何度見てもカッコエエなぁ...(^o^)丿と大コーフンしながらブラウン管にかじりついて見たのを今でもハッキリと覚えている。
 まぁ私にとっては同じステージにペイジとプラントが立っている... というだけで大感激だったのだが、フィル・コリンズとトニー・トンプソンのツイン・ドラムス勢はバカスカ叩きまくるだけで曲を全く理解しておらずゼッペリン独特のグルーヴが全く感じられなかったのが玉にキズで、特に「ホール・ロッタ・ラヴ」なんかペイジはかなり弾きづらそうに見えた。ペイジとプラントの息もイマイチ合っておらず、ライヴ・エイドへの参加が決まったのが本番1週間前ということもあって、リハーサル不足が響いたのだろう。
 実際、後になってプラントは “リハ不足で俺は声が出なかった。生涯最悪のパフォーマンスだった。” と嘆いていたし、ジョーンジーも “俺たちの曲を知らないドラマーと演ってしまった...” と後悔しており、彼らはこの再結成を完全な失敗と見なしていたようだ。「ライヴ・エイド」のオフィシャルDVDにゼッペリンのステージが収録されていないのはそのせいだろう。
 このライヴは日本ではフジテレビが中継したのだが、ゲストが入れ代わり立ち代わり登場してぺちゃくちゃ喋りまくるという深夜のヴァラエティー番組みたいなアホバカ演出(←進行役の南こうせつも鬱陶しかった...)のせいで肝心のステージがコマ切れ状態で放送されるわ、何の関係もないJ-ロック・アーティストのスタジオ・ライヴが挿入されるわで、テレビを見ながらめちゃくちゃ腹が立ったのを覚えている。同時通訳も素人同然で、フィル・コリンズによるメンバー紹介を “ロバート・パワーズとジョン・トンプソンです!” (←誰やそれ???)とはホンマに情けない。せめてメンバーの名前ぐらい知ってる奴雇えよ... と呆れたものだったし、ステージに出てきていきなり “ちょっと休憩したいと思います...” にもクソワロタ。本当は “モニターちゃんとセットアップする間ちょっと待っててね...” って言ってるのだが...(>_<) そういえばF1地上波放送も一時期ホンマに酷かったし、フジテレビのプロデューサーってアホばっかりなんか??? こういう世界的なイベントは小賢しい策を弄さずにコンテンツそのものをそのままストレートに放送してほしかった。 (つづく)
Led Zeppelin - Rock And Roll - Live Aid - 07/13/1985

Led Zeppelin - Whole Lotta Love - Live Aid 7/13/1985 (HQ Audio & Video)

Led Zeppelin Live Aid 1985 3 Stairway to Heaven Stereo
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