shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

F-1 Grand Prix / T-スクエア

2010-07-19 | J-Rock/Pop
 今日は朝から峠にでも行ってみようかと出掛けてみたものの、いざ外に出てみると見渡す限り鬼のような渋滞ですっかり気が滅入り、ストレスで爆発する前に予定を変更して早々に帰宅。奈良は狭いくせに車だけは多いから困ってしまう。特に今日は三連休最後の日ということもあってどこへ行っても車だらけで中々エンジン全開というところまでいかない。阪奈道路でもフツーにポン!とアクセルを踏んだだけでのけぞるように加速(≧▽≦)...すぐに前の集団に追いついてしまう怒涛の直線番長ぶりだ。やっぱりドライヴは日中を避けて真夜中に走りに行くしかないか...
 ワイパー症候群(?)は相変わらずで今日も交差点で作動させてしまい、他車のイタイ視線を感じて余計に焦った挙句、ウォッシャー液まで噴射する始末。あぁ恥ずかしい(*_*) この車、ハンドリングも素直やしドライヴ・フィーリングも申し分ないので慣れればすぐに一般車スラロームが出来そうだが、そのためにもレバーやスイッチ類の位置を一日も早く身体に覚え込まさねば... とにかく今はドライヴィング云々よりもウインカー出す時の方が緊張してしまう...(笑)
 私はカーオーディオを変えた時はいつも色々な音源を持ち込み、とっかえひっかえして楽しむことにしているのだが、今回もオプションのハイファイ・サウンド・システムを堪能しようとお気に入りの疾走系ミュージックを何枚か持ち込んだ。昨日は B'z やアン・ルイスといったイケイケ・オラオラ系のロックンロールだったが、今日は久しぶりに、ホンマに久しぶりに車中で T-スクエアを聴くことにした。
 T-スクエアといえば誰が何と言おうと「トゥルース」である。彼らは元々フュージョンというジャンルにカテゴライズされていたこともあって軽薄な音が嫌いな私には無縁のグループだったが、F1グランプリ中継のテーマ曲になったこの「トゥルース」を聴いて F1 のスピード感を見事に体現した曲想がすっかり気に入ってしまった。そのサウンドはフュージョンというよりはインストゥルメンタル・ポップ・ミュージックという感じで、コレなら全然OKだ。
 この曲は日本でF1中継が始まった1987年から12年間の長きにわたって番組オープニング曲だったので、セナ・プロ時代に F1 を見始めた私のような人間にとっては思い入れもひとしおだ。いくら TAK松本やクイーンが好きな私でも、「ゴー・ファーザー」や「フラッシュ・ゴードンのテーマ」では「トゥルース」を聴いた時のような血湧き肉躍るあの高揚感は得られない。B'z の「FEAR」は最高にテンション上がって良かったけど...
 この「F-1 グランプリ」という CD は1980年代後半の3枚のアルバム「トゥルース」「リゾート」「イエス・ノー」からセレクトされたベスト盤で、ジャケット写真が中嶋悟のキャメル・ロータスというのが時代を感じさせる。ただ、選曲面では②「トゥルース」を筆頭に⑥「クライシス」や⑦「プライム」、⑩「オーメンズ・オブ・ラヴ」など、ドライヴのBGMにピッタリのアップテンポなナンバーが入っている一方で、それ以外の楽曲がインパクトに欠けるのは否めない。
 そこで “奈良のジョージ・マーティン(笑)” を自認する私は上記の疾走系チューンを中心に、アイルトン・セナのテーマ曲として忘れ難い「フェイシズ」、なぜベスト盤の選曲から漏れたのか解せないくらいノリノリの「オーヴァーヘッド・キック」、「トゥルース」そっくりの旋律が随所に出てきて微笑ましい「アーケディア」、そして T-スクエア以外にもスターティング・グリッド紹介時に効果的に使われていた D-CREW の「危険濃度」や大橋勇&テール・トゥ・ノーズの「バトル・フォー・ザ・チャンピオンシップ」などを1枚の CD-R に焼いて自家製 F1 コンピとして楽しんでいる。もちろんエンディングは佐藤準の「A Latchkey」でキマリ!窪田等氏の深みのあるナレーションが脳裏をよぎるこの曲は何回聴いてもグッとくるなぁ(≧▽≦)

トゥルース  T-SQUARE


Faces: T-Square


A Latchkey 【佐藤準】