津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

細川家家臣・狩野家

2013-12-09 19:03:42 | イベント

 私の祖母の実家は「狩野源内家」である。これとは別に、侍帳には狩野氏として「俊太家」「庄馬家」の二家があり、これはルーツを一にしている。
「肥後先哲偉蹟」を読むと、狩野崇山なる人物が紹介されている。俊太家の俊太その人である。詳しく読んでいる内に、狩野家記録なるものがあり、この中にに元祖・狩野上総介とありその長男が是齋野源太郎祖二男平左衛門は同時に細川家に召し出されたとあり、三家が同根であることが判り驚いてしまった。

  毛利輝元・元就仕五十貫     日向城主・高橋右近臣
    狩野上総介---+--- 太郎右衛門(是齋)===太郎右衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→源内家
             |                                     是齋外孫                
             |  田中筑後守臣       
             +---平左衛門---+---仁右衛門・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→俊太家
                         |
                         +---四兵衛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→庄馬家 

仁右衛門はどういう訳か平左衛門の跡式を相続されず当人の別禄十人扶持が家禄となって相続されたらしい。崇山(俊太)が時習館居寮生となり、阿蘇郡高森や下益城郡砥用に於いて子弟の教育に当たりその功により御中小姓となった。
平左衛門の跡式は四兵衛が相続したのではないか(未確認) 

別流だと思っていた三家が一族であることが判り、史料の読み込みがたらなかったことを多いに感じている。
そして狩野氏の事をもう少し深く調べてみたいと、思いが深まっている。 

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熊本の生駒氏

2013-12-09 15:08:05 | 史料

 「蒲生氏家臣団」というサイトを見ると、蒲生元時 (?~?)蒲生氏郷の庶長子。生駒家に養子入りし、生駒伊右衛門を名乗る。後に織田秀信(三法師)の家臣となった。とある。
実は細川家家臣・生駒氏の先祖次左衛門なる人物が、蒲生飛騨守(氏郷)に仕え後浪人したと有る(先祖附)。本人は細川忠利に召し出しを請けたらしいが病気であったらしくこれを断っている。処が浪人分にて御給扶持御合力米を拝領していて、有馬の陣の際は細川陣に加わり疵を負ってしまった。京都で養生したが、芳しくなかったのであろうか、倅の新九郎が十二歳で御目見し幼少であるため沅西院に預けられ、十四歳で召し出され御児小姓として二百石を給わった。以降明治に至っている。

蒲生元時や生駒伊右衛門について詳細を知りえないが、生駒次左衛門が蒲生氏郷の家臣であったというのはなにやら匂わせる物がある。
先祖附などではこれ以上、究める資料がない。 

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加藤家家臣にも「参千参石弐斗 内千石は元和七年に加増 生駒式部少輔」とか「 弐百五拾四石七斗壱升弐合 生駒五郎八」とかの名前が見える。

又、加藤家の牛方馬方騒動の時の時、処分(元和四年八月八日(ママ)、公事落着之時、方々江御預之覚)を受けた人の中にも生駒氏の名前が見受けられる。
                奥州中村相馬大膳(利胤)様江       生駒主水
                                            同子 八兵衛
                                            同子 七郎右衛門

総見院に遺されているという信長の「焼兜」は織田秀信の手元に在ったものを、後世柏原織田家から納められたとき、柏原藩の家老生駒主水と津田内蔵助の署名がなされているという。時代は違うが同名であるのが興味深い。織田家と生駒氏、「吉乃(吉野)様」の御縁なのか?

                                          

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