注連うりの 声飛び交て 晦日かな 津々
熊本は良い天気の朝を迎えました。この調子だと元旦は初日の出を拝めそうです。毎年ばたばたした年の暮でしたが、今年は早々に落ち着いてしまいました。掃除をして注連飾りを飾れば大晦日を無事に迎えられそうです。特に大病もせず大過なく過ごせたことに感謝です。
今年も一年折に触れて下手な句を作ってみましたが、下手さが何とも鬱陶しく投げ出したい気持ちですが、これも何とか続けようと思っています。
薫風や あと十年ほど生かし置け
端座せし 君が背中の懈怠かな
武者返し そって見上げば 楠若葉
軒かりて 雨さけおれば つばめかな
風鈴の 止むときもなし 台風近し
音の先 ビルに欠けたる 花火かな
沈舟の汀に 釣果の五つ六つ
甘味屋の 暖簾もそよと 秋めきぬ
冬晴れの恵みや猫のおおあくび
人声をはこぶ風あり柿紅葉
寒行の聲とぎれとぎれて遠のけり