津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

松江城秘録索引

2011-02-24 16:27:12 | 歴史

 松江城とは八代城の別名、現在の町名の八代市松江城町に在る故である。「秘録」の名が示すように、細川三齋の死やこれに関連する情報がまとめられている。まさに秘録であり、余り知られていない細川藩の裏面史ともいえる。これは上妻文庫に所収されているものによる。

 三齋の要望通り本藩に於いても、八代の地で細川立允をして6万石の支藩を立藩する事が考えられていた。しかしながら、島原一揆、忠利の死、立允の死、そして三齋の死とめまぐるしく状況は変化していった。この「松江城秘録」に見られるように、三齋の死は本藩と八代御附衆との間に微妙な齟齬を生じさせた。
項目をおってご紹介しようと思う。

   一、二、三
      長岡勘解由八代へ被遣付自然世上(状)不慮之儀も候時ハ八代ニ居
      申間敷由佐渡監物へ充候而誓帋差上驚申候
   四、新美八左衛門等今度ノ仕合奉公振気二入不申扶持を放候段可申者
   五、八代之儀兎角宮松を置申事ニ而無之被
   六、刑部二三齋様御對面之段弥御老忘無是非候
   七、三齋様御老忘世情之聞無是非候
   八、庄林隼人新美八左衛門御暇被遣候
   九、三齋様御逝去
   十、三齋様へ刑部御目見之儀
   十一、立殿三齋様御一代ハ今之分已後ハ御加被置三万石
   十ニ、八代之儀とかく宮松殿を被召置儀二て無御座候
   十三、立允様御死去二付而八代之事
   十四、宇土屋敷割之事

 (以前のブログで一部を部分的にご紹介しているが、順を追ってすべてをご紹介する。重複するところが在るが、読み直して修正を加えご紹介をする。)

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原作

2011-02-24 12:17:31 | 書籍・読書
   敵討 (新潮文庫)
   吉村 昭
   新潮社

          ドラマ「遺恨あり 明治十三年の仇討ち」の原作です。
          ぜひ読みたいと思っていますが、現在購入は不可能のようですね~。
          「日本の古本屋」でも見当たりません。さあ、どうしましょうか・・・・
コメント (1)
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