津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

沙汰の限り・・・

2011-02-06 15:32:22 | 些事奏論

 ついに大相撲大坂場所の中止が決まった。大方が予想していた所だろうが、くるべきものが来たと言うところか・・・
私も熊本で行われた地方場所を土俵近くで見たことがある。まだ小錦が活躍していた時代だが、その大きさや迫力にすっかり魅了されたことだった。鴉のぬれ羽色のまわしの美しさや、鬢付け油の香りなどまさに相撲の世界にのみ残された「日本」を再確認させられた。

 今般の不祥事は、八百長を認めた「千代白鵬」が、熊本(山鹿)出身であるというのも、ショックである。先の疑惑の時には「木瀬部屋」が廃業に追い込まれたりしている。

 熊本にはかつて「相撲の神様・吉田司家」があったが、これも何かしら不祥事に巻き込まれて絶えてしまった。藤崎宮の参道にあった吉田家の跡はマンションに生まれ変わって、往時を偲ぶ術もない。家老から諫言を受けるほど相撲が大好きであった綱利公だが、「沙汰の限り・・・」とでも仰っているか。

 よっぽど性根をすえての調査や改革が行われないと、国技の行く末は闇の中である。
なんだか政治の世界もご同様か・・・・どちらも待ったなしでお願いしたい。

 

コメント
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