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石垣島に自衛隊基地が出来て一年

2024-03-20 04:20:19 | Peace Cafe


 石垣島に基地が出来て1年が経った。その後、島では迷彩服の隊員を見かけることがある。自衛隊の指示で外出時は迷彩服でと決められているらしい。自衛隊を見慣れるようにしたいのだろうが、こちらには違和感がある。特に観光の島なのだ。無神経な対応では無いだろうか。

 基地建設の是非について、住民投票条例に基づき、住民の3分の1の署名要求があった。その住民の要請を無視して作られた自衛隊基地である。住民としては反対する方法すら拒絶され、空しいまま作られたことは、忘れたことが無いほど腹立たしい。民主主義国家としてあっては成らないことだろう。

 日本は本当に自由主義国家なのだろうかと思う。自民党の異常な腐敗状況は、忘れた、知らない、のごまかしの繰返しである。この国の未来を真剣に考えている政治家は、政府与党には居ないとしか思えない。政治資金を税金から出して、それが賄賂に使われていることは、国民として耐えがたいことだ。

 説明責任と岸田氏が繰り返している。しかし、説明などされたところで違法性は変らない。議員を当選させるためには反日組織統一教会の力を借りて何とも思わない人達だ。当然子分達にお金をばらまいているだろう。パー券キックバックの裏金は賄賂に使われているのだ。そんな説明が出来るはずが無いから、忘れた。知らない。の説明しか出来ない。

 こんなひどい政治の中で、石垣島は日本本土の防人の島になろうとしている。石垣島の「住民を守るための自衛隊」というウソが、まことしやかに説明されている。ミサイル基地が出来れば、中国の台湾侵攻が行われることがあれば、石垣島も先制攻撃を受けることになるのは、間違いの無いことだ。

 基地だけに集中攻撃ならまだ良いが、当然住民もとばっちりを受けることになる。中国の台湾侵攻に伴って、石垣島まで軍事侵攻するような、愚かな軍事作戦はあり得ない。ミサイル基地を作らなければ、石垣島が攻撃を受けることなど無いのだ。説明をすればそういうことになるから説明もしない。

 日本政府はアメリカに指示されて、石垣島にミサイル基地を作ろうとしている。アメリカの同盟国と言うが、アメリカの属国なのだ。アメリカの指示に対して、何も言えない。オスプレーの事故に関しても何の説明もしてくれない。お前らは黙って従えば良いと言うだけだ。

 政府も、自衛隊も分かっていて、住民を軽視しているのだ。波照間島には基地は無い。波照間島を中国軍が攻撃をするわけがない。その波照間島の住民を台湾侵攻の際には、石垣島に一時避難をすることになっている。この馬鹿げた計画にはあきれ果てる。

 石垣島の安全を考えれば、敵基地攻撃ミサイルなどないほうが安全なことは、何でも忘れる、秘書任せの自民党議員だって理解できる簡単なことだ。それをまるで、住民の安全の為だとごまかしの説明をすることだけは、止めてもらいたい事だ。

 正直に八重山諸島の住民の皆さんには申し訳は無いが、防人となり、犠牲になって頂きたい。東京の安全の為、本土の安全のため、犠牲になって貰いたい。そうすれば、日本は国家としては生き残ることが出来るので、仕方がないのだ。と言えば良いのだ。

 以下、朝日新聞の記事である。よく書かれているので転記させて貰った。

 防衛省が軍事活動を活発化させる中国を念頭に進める「南西シフト」の「最後のピース」と位置付ける沖縄・石垣島への陸上自衛隊駐屯地の開設から16日で1年となった。開設を機に島は、日米共同訓練の実施や米艦寄港など軍事拠点としての位置付けを強め、懸念する住民との溝は広がりつつある。

 石垣駐屯地は、南西諸島にミサイル部隊を増強する狙いから奄美大島(19年)、宮古島(同)に続いて開設された。島中央部の47ヘクタールの敷地に位置し、隊員約570人と家族約260人が移住した。

 防衛省は今後、駐屯地西側にあり、八重山農林高校の演習林の一部に隣接する用地を野外訓練場用に取得するほか、屋内射撃場や隊員の宿舎、コンテナヤードなどを整備するため、24年度予算案に128億円を盛り込んだ。

 政府は、石垣駐屯地にも配備する「12式地対艦誘導弾」の射程を現行の約200キロから約1千キロに伸ばし、敵基地攻撃能力(反撃能力)を持つ能力向上型を今年度から量産している。配備先は未定だが、25年度から部隊配備する予定だ。

 駐屯地を一つの拠点として昨年10月には、陸自と米海兵隊による国内最大級の日米共同訓練が実施された。離島防衛を念頭に海兵隊の対空レーダーが展開し、陸自が反撃する想定で、新石垣空港には訓練の一環として陸自のオスプレイが沖縄県内で初めて飛来した。

 石垣港には昨年9月に米掃海艦、今月11日には米ミサイル駆逐艦が寄港。日米両政府は昨年1月、南西諸島の防衛強化のため、日米の民間施設の共同使用拡大で合意しており、その一環とされる動きが相次ぐ。

 石垣島に自衛隊基地が出来て一年の現実である。何しろ石垣島の中山市長はいまだに、ミサイルは受け入れないなどと発言しているが、何を根拠にそんなウソを繰り返しているのだ。石垣島に自衛隊基地を誘致した、とんでもない市長として、記録しておかなければならない。

 陸自訓練基地は沖縄本島うるま市に建設されようとしたが、うるま市議会も市長も沖縄県知事も、うるま市自治会総連合も、絶対反対を主張して止めようとしている。それが沖縄県民の当たり前の感覚である。これ以上の防人の島には成りたくないのだ。しっかりしろ中山市長。

 

 
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