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A放牧地が畑になった。

2024-03-19 04:12:42 | 楽観農園

 A放牧地を全面的に畑にした。ネズミノオと言う雑草が広がってしまい、牧草が減ってしまっていた。そこで、ネズミノオを退治するために、トラックターで耕してみた。耕してみたら、A放牧地はなかなか良い土壌だったのだ。こんなに良い土壌ならば、放牧地にしておくよりも畑にしたくなった。

 自給のためには大豆はどうしても作りたいものである。大豆畑が必要だった。台湾では3月3日が播種すると良いということだった。台湾で2番目に大きい有機農家の黄さんの話だ。3月3日に大豆が播種できるように、トラックターで耕し始めた。

 耕しては石を拾うを、6回繰り返した。それでもまだ石は出てくるのだが、一応畑らしくなり、ネズミノオはなくなったようだった。また出ては来るだろうが、今度は出たらすぐに刈り取るつもりで居る。畑の管理だと思うえば、何とかやれると思う。

 放牧地が一つ減ることになるが、冬場でもB、C放牧地があれば、3頭分の草は問題が無いはずだ。そもそもA放牧地は、牧草が少なくて、あまり役に立っていなかったのだ。少なくともしばらくはA放牧地は畑にすることにした。

 畑にするとなったら、大豆に加えて、サトウキビとパイナップルは植えたくなった。やはり、台湾淡水の幸福農荘の美しいパイナップル畑を見て、やりたくなってしまったのだ。叢生栽培のパイナップルである。あんなに美しく出来るならば、やってみたいと思うようになった。


 パイナップルは、草を減らすためにハンマーモアーが入れるようにした。2列は60センチ間隔で植えて、次の列までは150㎝は空けてここをハンマーナイフが通れるようにした。全体で10列あり、パイナップルを植える長さの総延長は200m。60センチごとに植えたので、333個になったはずだ。

 パイナップルを作っている下地さんから苗を分けて頂いた。植え終わってみたら、まだ60個分足りなくて、下地さんに頼んだら、すぐに持ってきてくれた。またすぐ植えてしまった。2週間ぐらい乾かしてから植えた方が良いと言うことだったが、まあ大丈夫だと言うことで植えた。

 ハワイ種とピーチ種を半分ずつだ。八重山ファームの有機認証を受け手栽培しエイル。そのパイナップル王子の話では、peachが有機農業には向いていると言うことだった。実がなるとしても2年先だと言うことなので、それまでの草管理を一生懸命やろうと思う。

 大豆は蒔いてから1週間でまだ芽が出ていない。サトウキビは2週間。昨日やっと芽が出てきた。雨が少ない性もあるのだろうが、やっと夜雨が降ると言うから、何とかなるだろう。降らなかったならば、大豆の水遣りをしなくては成らない。

 大豆は小田原で作っている小糸在来が美味しくて良いのだが、まだ石垣では出来たことが無い。サヤまでは出来るが、実が入らないのだ。懲りずにもう一度、蒔いてみたが今度こそと考えている。もう一種類の大豆も蒔いた。粒が小さい大豆だが、どちらかが出来れば良いと思っている。

 田んぼの脇の畑では、ジャガイモは10種類試したが、あまり良くは出来なかった。フゲンマルという品種が比較的良く出来た。男爵は出来が悪かった。しかし1ヶ月ずらして植えた男爵の方は今のところ、株は良く出来ているように見える。植え付けの時期の問題もあるらしい。

 以外に良く出来たのが、玉ねぎである。小田原と同じ時期に植え付けたのだが、すぐに成長を始めて、今かなり大きくなってきた。成長を始めたときに追肥をやったのが良かったような気がしている。草取りも根気よくやった。小田原で苗を買ってきたのが良かったと思われる。

 渡部さんが石垣で買った玉ねぎ苗で作ってみたが、あまり良くは出来ていない。やはり、玉ねぎは苗次第だ。玉ねぎの苗作りは有機で作るには難しすぎる。過去1回しか成功していない。最近では諦めて、苗を買ってしまっている。当分玉ネギの苗作りには挑戦する余裕が無い。

 もう一つそこそこ出来てきたのが、ミニトマトである。赤く色づき始めている。先日初めて食べた。以前家のプランターでも出来た。あまり肥料が無くても出来るから、石垣でも冬蒔きすればトマトは出来るようだ。しかし、大玉トマトの方は枯れては居ないが、あまり良い出来では無い。

 ミニトマトは叢生栽培である。支える棒も立てていない。なんとなくそこらにあると言う状態で実を付けている。直播きのまま育てたのだ。そこから苗を取って植えた、支柱にそって植え付けた株は、成長がとても悪い。草も取りもしているのにだめだ。地面が露出したのが悪かったかも知れない。

 サツマイモはいもを伏せて植えて、出てきた芽を切っては植え付けている。もう20株ぐらいには成っただろう。安納芋がやりたかったのだが、芋が見つからないにでスパーで売っていた金時いもと紫芋である。次回は何とか安納芋を見付けてやってみたい。

 だめだったものは色々あるが、とおもろこしは全くだめだった。肥料が必要なものは、おおよそだめだ。土が砂漠状態である。太陽に痛められすぎている。もう少し良い土になってくれば、作れる作物も出てくるだろう。それまでは肥料をあまり要求しない作物が良いだろう。

 3株キャベツの苗を貰ったので、植え付けてみた。案外出来てきている。ここも肥料分は丸でないのだから、早くよみがえりを撒いてやらなくては成らない。折角育ってきたのに無肥料状態ではだめだろう。ハヤトウリは伸び始めている。風に痛められるだろうから、崖に沿って地這いで作ろうと考えている。

 島唐辛子を作ったらどうかと言われていた。今度苗が売られていたら、買って作ってみたい。そうだ宮古島のうずら豆も下地さんから種を貰ったので、田んぼの脇の畑に蒔いてみた。そういえば、シロクローバもあまり良く出来なかった。緑肥に蒔いたからしなも芽は出たのだがあまり育っていない。

 牧場の跡地というものがこんなに土が良くない場所だとは思わなかった。どこも土壌が畑にするにはまだまだ出来ていない。大豆やサトウキビも牛糞堆肥のよみがえりを、少しは入れたのだが、まだまだ足りないだろう。追肥をやらないとならない。

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