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小麦の栽培

2011-06-18 04:16:21 | 自給

小麦の栽培を1反行った。今までで一番広い面積である。幸い、雀が来なかった。一年目の畑には雀は来ないという、予想は今回も当たった。これで来年も来なければ、山の畑には雀は来ないということに成る。山北では散々雀にやられたのだから、そうも言えないと思いながらも期待はある。畑を二,三年で変えて行くというのはあるかもしれない。小麦に肥料が居るというのも、予測通りであった。肥料がないと分ゲツをしない。収量が取れない。種まきは、11月11日であった。分かりやすくあえてそうした。麦刈が6月15日。栽培の経過を一回りさせてみて確認をしたかった。「あやひかり」と言う初めて作る品種の小麦の栽培歴を確認したかった。農林61号が倒れやすかったので、これを何とかしたかった。少し倒れにくいという「あやひかり」にしたが、これも倒れた。最終盤に100ミリを超える雨が二度あったので、特別の事だとは思うが、倒れた。倒れたがバインダーで刈れる範囲だったので、良かった。

「はるゆたか」を家の方の畑に少し蒔いたが、これは収穫はもう少し先に成りそうだ。秋の播種が少し遅れたため、結局年明けに成って延び始めた。やはり田んぼとの兼ね合いを考えると、田植えより前に小麦は刈り取る方が良いのだろう。それなら、11月1日蒔きにして、刈り取りを6月最初の週に成るように出来ないだろうか。雨に当たる率も減少する。田植えは2週目か3週目にする。もう少し検討の余地がある。このあたりの段取りを十分に考えることが重要である。土壌が軟らかいために、車が入れなかった。左側に車の入れる道を確保すれば、畑の使い勝手がだいぶ良くなる。トラックタ―の操作も楽になる。一度ユンボで固めてもらって、ケイトラを出入りさせてしまえば、だんだん固まるかもしれない。バインダーは下りで刈るのだ、という発想と方式は悪くはなかった。上下数列だけは横に作り、最初に回転場所を確保することも必要。あえて登りで刈ることはない。

刈り取り時間は3時間であった。注意点は土が柔らい場所では、のめり込んでしまうので運転に注意。かった小麦のハウスに運び込みが一番の手間になった。これには5名は居ないと出来ない。来年道が出来れば少し状況が変わるかもしれない。その場でハ―ベスターを利用できればさらに良いが、草が巻き込まれていることが、不安。多分中で詰まるだろう。草取りは一度。初期に削った。その時に生育の悪い場所の追肥も行った。これは案外に効果が無かった。みかん園からの転作1年目では、良く耕し、堆肥を入れて置くこと。2年目は悪かったあたりを重点的に面倒見ること。石も多かった場所が、悪い。結局畑はでこぼこをなくすことが後の作業性に重要。石拾いも丁寧に行うこと。拾った石は、ケイトラ通路に成る場所に入れて行く。

まだ粉に挽けるのは、だいぶ先に成るが、粉になったら「地粉による手打ちうどんの会」を開催するつもりだ。ほうとう文化の再興を願ってである。蕎麦の方は結構こだわりが強くて蕎麦打ちの会は盛んだ。パンも若い人中心にとても熱心な人が居る。山梨育ちとしてはほうとうも負けてはいられない。メリケン粉しかなくなって、うどんは実にまずくなった。美味しい粉さえあれば、ほうとうほどおいしいものはない。以前やった時に、粉の水分量の違いで失敗したことがある。天日乾燥の粉と、機械乾燥の粉では、水分量の違いが大きい。よほど水分を減らさないと失敗する。昔食べていた甲州赤小麦と言う品種は、今もあるのだろうか。長くて倒れれた記憶があるが、今一度あの粉を食べてみたいものだ。

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4 コメント

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こんにちは (相模原市民)
2011-06-18 13:11:33
初めまして相模原市民と申します
放射能汚染から食の安全を気にするようになりこちらにたどり着きました、実は私の実家が宮城県にありまして両親、親戚がいるのですが国が安全だと言うので地元の魚をためらわずに毎日食べているらしいのですが本当に大丈夫なのでしょうか?
心配で不安でたまりませんどうかお知恵をお貸し願えないでしょうか…
よろしくお願いいたしますm(__)m
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魚の汚染 (笹村 出)
2011-06-19 07:37:00
魚の汚染はこれからのことで、深刻だと思います。
結局回りまわって、だんだん海に行く放射能がある。
魚もコウナゴからだんだん大きいものへと放射能が移る。
しかし、私は食べています。60を過ぎたら、この程度では関係がないと考えています。
若い人はまた別でしょうが。
この別と言うのが難しい。
たばこの癌の発病率と同じようなもの。
すべてのことが、良いことであっても、必ずリスクを含んでいる。
多分それは、人生観のようなものだと思っています。
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こんにちは (相模原市民)
2011-06-19 14:55:30
確かに人生観そのものかもしれませんね(笑)
なんだか気持ちが軽くなってきました、いろんな意味で救われた気持ちです
ありがとうございました。
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自由に語り合えること (笹村 出)
2011-06-20 06:54:48
放射能汚染について、不安を語ることが、憚られる空気があります。
無言の抑圧で、放射能は何でもないという圧力も感じます。
ともかく、ともに被害者です。お互いを思いやること、話を聞くことが大切だと思っています。
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