地場・旬・自給

ホームページ https://sasamura.sakura.ne.jp/

麦の作業

2011-01-30 04:09:47 | 自給
小麦の会の3回目の作業を行った。10人以上いたと思う。麦の会1回目は種まきで、11月11日。20日には発芽が良くそろった。12月1日、2葉期から3葉期で一度目の麦踏。1月中と思って、昨日は二度目の麦踏。というか、様々な作業で麦踏に成る。草削りを行う。条間にナギナタガヤが芽生えている。みかん園だったころはナギナタガヤの叢生栽培だった。ナギナタガヤが案外にそろいにくいものだというのも、見ていて良く分かった。ナギナタガヤを根絶やしにするのは難しい。一年出てきてはトラックタ―で耕しての繰り返しで、かなり抑え込みはしたがが、細かくなった根から再生してくる。早めにということで、草削りである。一部生育が悪いところがある。そうした所を中心に追肥をする。追肥は上の養鶏場の最後の堆肥である。鶏が居なくなって、1年以上たつのだから、風化した床材というところである。それをトラックタ―で何度か撹拌してあるから、土ぼかしのようなものである。

話はそれるが今度、元養鶏場の土壌で発芽実験をしてみるつもりだ。土が多く混ざったあたりは、苗土としてちょうど良い感じになっている。なにしろ、1年もの間トラックタ―でかき回していた。土づくりをしていたような状態なので、結構いいと思っている。野菜をやるみんなに話したらば、何か草を生やして肥料を抜いてからの方がいいと言っていた。駄目と言われると、いよいよやる気が出てきた。そのあとはトマトを植えるつもりである。どうなるか興味がある。10年鶏を飼って居た床の鶏糞を出した後である。そこをトラックタ―で何度も撹拌した訳だ。先日の有機農業セミナーで聞いた。サイドレスハウスそのものである。トマトには良いかもしれない、とひらめいた。屋根にはスプリンクラーがあり。水道も完備している。ともかくやってみよう。

鶏糞の残りを麦畑に撒く。麦の生育のばらつきが大きい。上の方で耕運が足りなかったところは特に悪い。耕すことで土が良くなるという場合もある。どこのあたりが悪いかを覚えておく必要がある。結局、土を削ったところが悪い。その昔でも土を削り取られたところはいつまでもできが良くない。これは地中の水の流れではないか。鶏糞を撒いたらその上から、モミガラを撒く。モミガラを撒く必要はないのだが、モミガラが邪魔だし、保温にもなるし、腐植質が足りない畑だからだ。土づくりの一環である。モミガラを撒い上に今度はそば糠を撒く。これはモミガラの飛散防止である。雨が降れば接着効果が高くなる。土壌からの水分も来る。そんなことをしていれば、改めて麦踏をしなくても麦踏をしたようなことになる。麦は全体としては長いところで4葉期、20センチ。

12月1月はさすがに生育が止まっている。このところ少しづつ色をましてきている。日照が強くなり、長くなっていることに反応しているようだ。寒さの中で、根を張って力を貯めている。「稲は地力でとる。麦は肥料でとる。」と言われるが、稲は水の力が加わる。その点麦は地力と肥料である。農の会では、200キロとか、300キロとか収量がとても少ない。400キロは採れるはずである。反収の方はまだしも、麦栽培は自給農には不可欠な作物。どの作物と組み合わせても、冬の田畑には絶好なものだ。栽培技術を向上させていきたい。葉色と追肥。有機肥料とくに窒素分の追肥のタイミングを研究しなければならない。麦に関して言えば、麦の収量を上げて無施肥でやっている人というのは、いないだろう。

昨日の自給作業:2時間麦作業 累計時間:16時間

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こども園構想 | トップ | 竹林の整備 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自給」カテゴリの最新記事