農の会では毎年12月に自給祭が行われている。今年は13日に曽我みのり館で行われた。とても楽しい会である。自給祭の目的の一番は、農の会の総会である。農の会はNPO法人であるから、毎年一回は総会を開かなくてはならない。総会に合わせてみんなで楽しもうという集まりである。現在の自給祭という形に変わり、3回目である。毎年持ち寄りの食材で、料理を楽しむという事が主目的になっている。各田んぼのご飯の持ち寄りもあり、食べ比べを行う。今年は酒米の山田錦を食べてもらった。酒米というものがどういうものか、食べてみた人は少ないと思うので、良い機会なので試食してもらった。普通に食べれるというのが、皆さんの感想だった。おもちは毎年つく。今年も山北田んぼのものだと言われていた。大豆の会では黄な粉を作るのだが、これがまたおいしいものだ。小麦の会では、クレープとお好み焼きが出された。お茶の会の作った紅茶。欠ノ上田んぼでは味噌汁を提供した。
総会の終わったところで集合写真である。この後に来た人も多かった。
例年7,80人ぐらいが集まるようだ。農の会全体がみんなで集まる機会というのは、一年にこの一回である。久しぶりに顔を合わせて、元気でしたかという感じである。しかし、不思議に毎年良い空気が生まれる。この緩やかな空気感が農の会であろうと思っている。自給祭に参加する人は農の会の全体で言えば、3分の1くらいの人かと思う。つまり、参加しない人の方がはるかに多いい。もちろんそれでいいのであって、自給祭に興味がある人で集まるという事になる。どの集まりもそんな感じでできている。やりたいという人で、やりたいという事をやっているので、無理にやるという人はどこにもいない。やらないでもいいと言う原則が緩やかにある。田んぼでも、畑でも、自給祭でも、やりたい人がやりたいことをやって楽しむのが農の会の活動である。義務的な空気は全くない。参加して楽しいからまた参加するという事だけである。
みんなで料理を準備しているところ。みのり館には立派な調理室がある。今年はみのり館全館をお借りしての自給祭であった。
欠ノ上田んぼは味噌汁を作るのが、係になっていた。とてもおいしい味噌汁が出来た。皆さんがそれぞれに具材を持ち寄り、作った味噌汁である。とてもおいしかった。味噌と醤油は私の家で作ったものを提供した。今年の醤油は3年物で、熟成が上手く進み絶品である。と私は思っている。味噌もなかなかいい味になっている。とこれまた私は思っている。皆さんが準備に手慣れていて、手際よく進んでいたのには驚いた。わたしは、今年の有機の里づくり協議会の、実証圃場の中間報告を行った。7つの田んぼで、あれこれ緑肥の栽培を行っている。緑肥が田んぼにどのような効果をもたらすのか、少しでもわかればと思っている。3月頃に、緑肥の検討会を行う予定である。
自給祭で三線を披露させてもらった。下手な歌ではあるが、何とか3曲歌わせてもらった。カヨ子さんは太鼓と三線をやった。三線の音はそれだけでなかなかいいものなので、それなりに聞いてもらえたのかと思う。まだまだ人に披露するレベルではないのだが、自給祭の趣旨は、楽しいことを自給しようという事でもあるので、ヘタな歌でもいいかと思い、66歳で始めた、三線というものがどういうものかを聞いてもらえたらと思い、恥を承知で参加させてもらった。