不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

地場・旬・自給

ホームページ https://sasamura.sakura.ne.jp/

舟原で田んぼを始める。

2006-11-03 06:10:47 | 稲作
ついに、地元舟原で田んぼを始めた。もうレンゲを撒くぎりぎりのところだったので、慌てて耕運して、レンゲの種だけは蒔いた。3年前に放棄された田んぼだ。お年よりが亡くなられて、30代の若者の兄弟だけが残された。二人とも畑に興味が無いようだし、仕事も忙しいそうで、見かけることも殆ど無かった。の集まりでも、見たことが無かった。

一昨年は貸してくれないかと言う事で、先ず何処の田んぼかなど、ご近所に聞いてみたりしていた。地域に放棄された田んぼが出ると、気が抜けたように次々止めてゆく恐れがあるので、やれるものならやってみようと考えていた。3段に分かれていて、2反5背ぐらいだろう。水が、通年通水のようなので、そこは面白いと思っていた。入水と排水が違う水系になっているのも、この辺りでは珍しい。

カヨ子さんが一緒に太極拳に行っている同じの方と話していて、田んぼのことが出たのだそうだ。向かいのSさんが、その田んぼを管理だけされている、と言うのだ。管理も大変なようだから、Sさんは後見人だから、聞いてみてあげる。と言う事で、何か話が進んだ。先日坊所田んぼの集まりがあったので、皆さんに相談した。参加家族も増えたし、家からも近いので管理もしやすいので、移りたいのだけど、どうか。みんなも、坊所の後を、杉山さん達がやると言うのなら、賛成だと言う事で、了解してくれた。

契約はまだしたわけではないが、レンゲだけはもうこれ以上延ばせないので、蒔かせてもらった。朝から、まごのりさんのところからトラックターを借してもらい、耕した。3年放棄されていたので、状態を見たいと言う事もあった。土は意外に赤土混じりだ。粘土分は少ないようだ。道路わきなので、道路の舗装工事に伴い、土を変えたのかもしれない。石は少ない。でこぼこが多く、これを直すのは一苦労だ。畦も殆ど崩れているので、しっかりと積みなおす必要がある。

三段目の最後の田んぼには何故か排水路が無い。どうも浸透させていたと言うが、ちょっと不思議だ。これも少し工事をして直さなければならないだろう。

夕方から雨になると言うので、急いで、種を蒔いてしまった。その間近所のお歴々が入れ替わり立ち代り、中には終日。見ていた。そんなに暇な人が居るのかと思い。これもビックリした。こういうことから、地主さんがやっぱり貸せないと言う事になることも、よくある。あんな奴に貸す位なら、オレがやる。と言う親戚が出てきたりすることもある。それならそれでいいと思う。

地域の人にとって農地の管理は気持ちの負担になっている。忙しい息子に気を使いながら、休みに手伝ってもらうことが、先ず大変だ。この地区はお婿さんが多いので、それでも手伝うようだが、もう少しで限界が来るのではないだろうか。多くの方が、江戸初期からこの地域に住んでいることが分かっているのだそうだ。先祖代々、守ってきた農地が、山が、いよいよどうなるか。心配している。

私のような他所から来た者が、田んぼをやると言うのは、なかなか難しい。面白くは無いが、仕方が無い。そんなことを話しながら、きっと私が耕しているのを見ていたきがする。笹村さんは気力がある。仲間が居るから。結構上手いんで驚いた。声がいろいろかかった。これから、水利組合、生産組合、と接点が出来てくる。やると決めた以上、覚悟を固めて田んぼをやってゆこう。

農家の方が、何でも綺麗にやる気持ちがわかった。あれだけ見られていたら、いい加減にやって置くという訳には行かない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安倍総理の再チャレンジとは... | トップ | 小田原市 市議会選挙 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

稲作」カテゴリの最新記事