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恵命我神散

2009-05-03 05:30:52 | 身辺雑記
薬嫌いの私が唯一使う、胃腸薬である。お腹が弱い、これはたぶん遺伝である。おじいさんもいつも下痢をしていた。トイレに居るおじいさんが一番の記憶に残っているぐらいだ。トイレが一番ものを考えるのにいいのだと、威張って言っていた。子どもの頃からほとんどいつもと言えるぐらい、お腹が弱っていた。そのまま今まで来たので、別にそれでいけないという訳でなく、少々の加減に慣れてしまったという状態である。それでも、お腹が我慢できないほど痛いときは、恵命我神散を飲む。ところが、これが最近なくなってしまった。と言ってどこでも売っているわけでもないので、お腹を押さえながら捜し歩いてしまった。やっと小田原でも売っている店が1軒あった。所がこれが、6300円の大箱だけしかない。賞味期限。否、薬だからなんと言うのだろう、有効期限か。これ後1年半だと言う。120包入りだと言う。下痢便の回らない頭でも、月に8包みは絶対に飲まない。月に1回2包み程度が良いところだ。期限の切れた薬というのは、やはりまずいだろう。

やはり買えなかった。それで、考えた。主成分ガジュツは紫ウコンである。これは売っているに違いない。聞いてみると、500グラムの生薬が、1890円であった。何か怪しい値段だ。多分怖ろしく安く入荷したのかな。これを煎じて飲むことにする。5グラム煎じると3回飲める。これだけあれば100回お腹が痛くなっても大丈夫。生薬でも期限はあるのかな。あるだろうけど書いてはない。中国産と書いてあるが、漢方のガジュツは又ものが違うらしいが、見たところ匂いは、確かにガジュツだから、一応良いだろう。随分大雑把に決めたのだが、かえって早速煎じて飲んだ。このまずさは確かに恵命我神散だ。その晩の下痢のすごいこと。しかし朝にはほぼ治った、治ってもまだ煎じた残りがあるから、朝、昼と2回飲んだ。もうこれで完治した。ガジュツは私の身体には、とても効能があるようだ。効能があると言う事は、あまりには使うなと言う事だろう。

恵命我神散はなかなかの薬であったが、薬も自分で植えれば自給できる。ガジュツを植えることにする。他に入っているは、昆布とウコンのようだ。私にとって腹痛は長い付き合いである。痛いのは厄介なことだけど、それはそれで何かの合図だ思っている。身体が知らせているのだろう。心理的な物がスタートの事が多分にある。子供の頃と、身体と心の基本は変わっていないことがわかる。豚インフルエンザは若い人がかかりやすい。歳をとると言う事は感受性が鈍くなるということ。こんな自体ではあり難い様だが、心の方で失っているものが、多分にあると言う事だろう。しかし、まだお腹が痛くならないわけでもなく、捨てたものでもない。たまに痛くなることを大切にしておこう。

紫ウコンはそこらではなかなか種を売っていない。やはり、インターネット購入になるのか。そう思って探すと、何と恵命我神散もネットでいくらでも売っていた。何だと思ったが、お陰でガジュツを煎じれば充分と言う事が判ったのだからありがたい。恵命我神散は切り傷にも良い。やけどにも良い。歯痛、歯槽膿漏にも良い。歯磨きにも使える。とても不思議なものだ。よほど私の身体に適合しているのだろう。それだけに、めったに使うことはしない。肝心の我慢できない時に効能が減じたら困る。もう20年、薬という物は使わないできた。例外として、ガジュツだけは良いとしたのは、屋久島と言うのが気に入ったのだ。屋久島と言う憧れがあって、屋久島で出来たものならば、信頼できそうに思った。いつか屋久島に行きたい。

昨日の自給作業:キュウリパイプセット1時間、お茶の区分1時間 累計時間:2時間
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