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段ボールコンポストの代替基材

2010-09-28 04:19:40 | 環境関連
段ボールコンポストに慣れてくると、基材を購入しなくても、手に入りやすい材料で代替え出来ます。極端にいえば何ででもできますが。先日は、愛知の方が、へちまの繊維でできると教えてくれました。日々コーヒーかすを加えていると、基材の交換はほとんどいらないようです。段ボール箱が溢れて来るので、堆肥に使う分だけ取り出してゆきます。そのほか色々の材料が可能です。4分の1だけ段ボール箱に基材を残し、以下のものを加えれば可能です。是非、様々な工夫をしてみてください。調整には、米ぬかを加えるのは、いずれの場合もコツのようです。
「おがくず」「落ち葉」「山の腐葉土」「生の木の葉」「剪定チップ」「土」「稲藁やモミガラ」「ピートモス単独」まだまだ利用できる材料があると思います。使ってみてこれは良かったというものがあれば、報告ください。

1、「おがくず」単独でも意外に使い良かったです。最初の一週間温度を上げるのに苦労をしました。米ぬかを加えて、水分調整をして良く撹拌します。もちろん段ボールには前の基材を4分の1加えてあります。これで案外に調子がいいです。若干気になったのは、水分が多くなると虫がでやすい点です。長所はとても長持ちをして、半年は普通に維持できます。

2、「落ち葉」これは養鶏所の床に良く入れていて、とても性能が高いことはわかっていました。養鶏場の床の改善には最高の素材です。段ボールコンポストでも、同じく具合がいいものです。特に消臭効果が高く。臭いの気になる方には、一番の素材だと思います。これは全体を交換する場合より、取り出した分だけ加えるときに使うと最善のようです。

3、「山の腐葉土」もしこれが手に入るなら、最善のものです。しかし手に入れるのが少々問題です。広葉樹の森などを歩いていると、ちょっとした窪地で風の吹き寄せる場所などに、ふかふかの落ち葉が溜まった場所があります。今こういう場所はめったになくなりました。少しめくると、白い菌糸の繁殖した層があります。これが素晴らしい素材です。これなら、単独でもすぐいい状態になります。欠点は案外早く消耗してしまうことです。生ごみを入れるときに時々腐葉土を加えてやると良いと思います。

4、「生の木の葉」庭木を手入れした時などの生の葉っぱが沢山出ます。葉っぱだけ集めて基材にすると、すぐ熱が出るものです。生きた木の葉には、沢山の微生物がついていて、落葉したらすぐ腐食して行く用意がされているようです。針葉樹だからと言って出来ない訳ではありません。時間をかけて使えば、やはり発酵します。

5、「選定チップ」これは庭木の剪定をした時など、機械でチップにしている植木屋さんがあります。山北の大口橋のそばの原造園さんにはあります。開成町では、チップ場があります。こうしたところで、できるだけ細かいタイプを分けてもらえば、とても良い基材になります。普通のチップは3センチくらいのもので少し粗いようです。

6、「土」土の潜在能力は素晴らしいものがあり、上手くコントロールすると、良い基材になります。コントロールが難しい点、と重たいことなど欠点があります。かき回すのに力が必要です。段ボール箱を痛めやすいなどの欠点があります。ただし、簡単に手に入る素材です。コンテナなどしっかりした箱でやられる人には、良い材料かと思います。

7、「稲藁やもみ殻」稲藁は細かく2センチほどにハサミで切ってください。材料が無い時に使ったことがありますが。とても使いやすい材料でした。藁だけでは消耗が早いので、もみ殻を加えるて見ました。もみ殻は分解しにくいものですが。その点、長持ちをします。藁3もみ殻1の割合で混合すると使い良いです。すでに使っている基材を多めに混合すると、良い基材になると思います。
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