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大麦の播種と大豆の脱粒 

2020-11-30 04:00:52 | あしがら農の会

 小田原の家の脇の畑2畝を麦の会の畑にした。ビールの為の大麦作りである。右側にあるのがソーラーパネル。原発事故後に作った。エネルギー自給である。坂の向こう側の高いところにあるのが、鶏小屋。下側の天窓が見える家が小田原の家。渡部さんに使ってもらっている。どうしたらいいのかもお任せしている。

 今家の中に大豆が干してある。こういうことに使ってもらえると嬉しくなる。渡部さんには負担をかけるが、農の会の活動に利用できれば、これほどうれしいことはない。

 農作業は人が集まると言っても、野外で広がってやっている。間違っても感染するような条件ではない。それでもみんなマスクをして集まっていた。20人ぐらい集まったのだから、気を付けなければならないないのはお互い様だ。

 28日のあさから、早速穂田さんと打ち合わせをした。穂田さんに仕切ってもらわないと、いけない。黒柳さんの田んぼを出来る限り改修したい。畔直しについては私もずいぶんやってきたので、どうすれば水を止められるかは知っているつもりだ。

 小田原に27日に来て、28日には農作業が2つあった。1週間前の大豆の収穫の時に少し乾燥が遅れていて、脱粒が出来なかった大豆が機械小屋に干してあった。それを持ち出して脱粒して家の縁側に干した。30キロくらいあった。前から干してあった分と併せて、全体で250キロぐらいだろうという事だった。

 大豆の出来はかなり良かったのだが、収量としては一つの畑が鹿に食べられてしまって、残念なことになってしまった。小田原の獣害は年々深刻化している。イノシシや鹿の害は以前からあったのだが、柵があっても飛び越えてくるようになった。

 もう舟原辺りでは普通の農家ではできない状況ではないだろうか。一軒が止めると、他の家に集中する。柵の高さを倍に直さなければならない。畑が減れば、それだけ今まで来なかった村中の家の隣の畑にまでくるようになる。畑の配置を変更しなければだめかもしれない。

 欠ノ上田んぼの下2反の元みかん畑を今度借りることになっている。1反は田んぼにして、1反は大豆にするのだはどうだろうか。家の脇の2畝ほどの畑も、大麦の後は大豆にしたらどうだろうか。舟原奥の畑は、イノシシやシカにやられない作物だけにする。このまま引き下がるという訳にはいかない。

 大麦は大豆を収穫して、渡部さんがそばかすを撒いて、トラクターで耕してくれてあった。すぐに大麦を播くことができた。大豆の脱粒の後だから、10時30分ごろに始めて、1時までかかった。1反の播種に2時間半はかかり過ぎだが、30センチ間隔で密に播いた。分げつがとれないので、密に播かないと収量が少なくなる。分げつが多くなったならば、畝間を広げるつもりだ。

 土壌が良くなってくるまでは密に播く方が無難だと考えている。田んぼもそうだった。分げつがとれるような土壌になってくれば、素に撒いても大丈夫になる。これで総生寺裏の畑は4年目である。4年目の様子によっては来年は45㎝に変えてもいいかもしれない。

 大麦の播種量は1反で4,5キロぐらいだったと思われる。大豆播種器のベルトを1個置きにした。一か所から4,5粒落ちていた。今年どの程度カラスムギと、ネズミ麦の雑草が出てくるかである。かなり昨年取ったというから、少しは減ってくると思うのだが。

 大麦の播種時期としては少し遅れている。まだ暖かい日が続いているので、大丈夫だと思う。土壌の様子を見ると、以前とはずいぶんと違ってきた。畑は作り込んでこないと良くはならない。長年化学肥料でやっていた畑は砂化していて団粒が無くなる。

 家の脇の畑は確かに土が良い。もう10年以上畑をやってきたから、土が充実している。上野さんが丹精込めて作っていたことが良く分かる畑の土であった。総生寺裏の畑と較べることが出来るので、土の様子もわかることだろう。

 おとといは終日外作業だった。身体はそれほど疲れることはなかった。当然である、実際作業はやっていなかったと言える。見ているばかりだった。大勢の人が熱心にやっているので、出る幕もない。それでも30日からの田んぼの改修工事の身体慣らしぐらいにはなった。

 昨日は坊所林道の草刈りをした。8時半からの作業になる。久しぶりにたくさんの人と顔を合わせることができた。坊所林道の清掃もはじめて10年ぐらいにはなるだろう。皆さん熱心である。こうして自分たちの使う道は自分たちで管理してゆくという気持ちが、坊所には残っている。

 溜池の打ち合わせも出来たし。新しく農の会の仲間がやる坊所田んぼのことも、地域の人に挨拶をすますことができた。皆さん今年はやってないなと思って心配していたよと言われた。田んぼのことは目に着くから、気にされている。
 
 早く終われば、麹を仕込むかと思っていたが、お米を水に浸してないので、すぐには出来ないことに気づいた。ところが昼頃帰ってみると、渡部さんがお米を水につけて置いてくれた。それで午後から麹の仕込みをした。

 順調に仕込みは夕方には終わった。私の麹は3時に麹菌の植え付けをした。今36度である。いま、13時間目である。温度的には順調であるので、7時ごろに1番手入れをして、朝夕1回づつ手入れをして行こうと思う。温度調整は電気カーペットを使っている。

 今日は田んぼの土運びを始める。今日一日土を運んで、明日からは畔名をしをする。黒柳さんの田んぼの改修工事である。なんとか、1,2,3日で終わらせる予定だ。雨はなさそうなので、何とかなるだろう。身体の方がどの程度持つかの方が心配である。

 今回は1日だけ山梨に行って、藤垈のどこかで一枚絵を描いてきたいと思っている。もう一度向昌院からの甲府盆地を眺めてみたいと思っている。子供のころの目に焼き付いた空間を確認してみたいのだ。下に広がった空間をどう感じていたのかを見てみたい。今石垣島で描いている景色の確認である。

 タマネギの植え付けはやりたいが苗の成長が少し遅れているが、どうなるだろうか。出来なければそれも仕方がないと思っている。5,6日あたりで出来れば、参加できるのだが。聞いたところ5,6日を予定しているとのことで参加できる。
 

 
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