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蓮舫氏の票が少なかった理由

2024-07-10 04:22:51 | Peace Cafe


 5番田んぼの60㎝角に植えられた。伝説の自然農法か福岡正信さんの作出した。ハッピーヒル。まるでススキのような株になっている。すごい状態である。以前小田原で作り美味しくなかったのだが、もしかしたらという再挑戦である。

 小池都知事の再選だった。私が都民であれば、蓮舫氏に投票しただろうと思う。腐りきった自民党がまとものに生まれ変わって貰うためである。同時に行われた、都議会議員の補欠選挙では9人の議席に対して、自民党は2人だけだった。まだ腐っているという認識は根強く続いている。良いぞ。

 しかし、蓮舫氏はあまり票は伸ばせなかった。その理由は、パー券裏金汚職の自民党批判は、政党は腐っているということになったのだ。野党を支持者は少ない。次の総選挙でも野党はここを考えなければだめだ。腐りきった自民党は愛想が尽きたが、さすがに野党ではだめだろうという事なのだ。

 近づく総選挙の前に、何とか期待できる野党連合で、政権構想を示して貰いたいものだ。立憲民主党辻元副代表は9月の党代表選について、政権構想を争点にした選挙戦が望ましいとの考えを示した。分っては居るようだ。次期衆院選が代表選後にあるとの見方だからだ。

 「各候補が政権構想を競い合い、その結果、選ばれた人の下で衆院選を受けて立つ」 これは是非とも全国民に伝わるように、行って欲しい。野党にまともな政権構想があれば、ここまで自民党が横暴で、デタラメにはならなかっただろう。野党は相手にされていないのだ。

 何をやったところで、野党などものの数に入らないというのが、現状の政治情勢なのだ。まだ、民主党のあの鳩山氏の大失敗が頭にこびりついて離れないのだ。もう一回立憲民主党の憲法主議を打ち出してほしいものだ。政権構想では憲法裁判所を作るぐらい示して欲しい。

 もちろん自民党だって政権構想などデタラメである。憲法改正して、アメリカに従属した軍事国家になるというのが、自民党が主張する政権構想であり、党是なのだ。何故、日本の保守主義はアメリカ従属なのか不思議で成らないが。実際の所、アメリカにパー券が買ってもらえればそれでいいというような打算だけなのだろう。

 何しろ、反日の統一教会の支援を得ることが、アベ政権の実態だったのだ。思想とか、哲学ではなく、権力を維持することだけが目的の政党になっている。自民党の下部組織はまた統一教会に取り込まれているとされる。アメリカに従属して、沖縄を売り渡すことなど、何でも無い国家主義なのだ。主義や思想のない、拝金主義者のたまり場のような自民党。

 それ程ひどい、自民党と距離を持つことで、小池氏は支持を得た。明治神宮の再開発は進むことになる。他のことはよく分らないが、都民はそれでいいと判断したのだろう。そもそも東京に暮らすと言うことは、自然環境などどうでも良いから暮らせると言うことなのだろう。その覚悟があるから、東京で暮らしているのだろう。

 そういう人が集まっているのだから、そういう選挙になったのだろう。本音では、樹木など邪魔ならば、伐採すれば良いだけだろうと言うことが都民の考えなのだろう。今回の選挙はそういうことだと思うだけである。日本の未来は実に厳しい。世界では政権党への批判が相次いでいる。

 都知事選で興味深かったのは、選挙はテレビからユーチューブに変ると言うことだろう。小池氏も、蓮舫氏もテレビのニュースキャスター出身である。ユーチューブを利用した元市長石丸氏の登場である。「居眠り議員を恫喝した、恥を知れ、恥を」で一気に注目された。

 安芸高田市の公式ユーチューブは登録者が27万人だという。これは市の財政を助けているのだろう。都知事になれば、給与分ぐらいユーチューブで稼ぐと豪語した。直接表現する手段を持った市長の強さだ。京都大学にアルバイトと奨学金で仕送りなしで行ったらしい。それは評価できる。

 テレビの時代の終わりを思わせる選挙だった。時代はネット時代に入っている。石丸氏の狙いは、次の衆議院選挙だろう。石丸氏は政党を立ち上げるのかも知れない。資金はユーチューブ収入である。選挙をする度に収入が増えるという構造である。だから、ユーチューブで受けるしゃべりである。

 そこでも、当選を狙うのではなく、ユーチューバーとしての注目を上げようと言うことになる。石丸氏の選挙資金はユーチューブ収入でまかなえるのだろう。石丸氏への都議選での献金額は2億769万3000円 とある。これはユーチューブ収入とは別枠の寄付収入だろう。

 石垣島でもユーチューブでのアピールで注目されて居る農業的自給生活組織がある。私は見てないのだが、東京に行くと、石垣島に居るなら、ギンチャンを知っているかと良く聞かれるほど有名である。私はまだ、絵本の村作りを見たこともないのだが、今度見に行きたいものだ。

 自民党が盛んに裏金キックバックの弁明のように、民主主議の選挙にはお金がかかると主張しているのは、まだユーチューブというものを知らないからだ。選挙ユーチューバーは選挙妨害をして、金儲けをしたぐらいだ。選挙に出て収入にしている人がいるのだ。

 今回の都知事選は選挙運動がが変って行くことが表現された。民主主議が変貌する。どぶ板選挙ではなく、ネット選挙が主流になる。表現の仕方が変るのだ。石丸氏は確かに言葉による表現力が優れている。小池氏や、蓮舫氏はあくまで女子アナである。ソフトタッチで事なかれで、毒が足りない。

 受けの良い子で居たいわけだ。よい子が良い政治を出来ると考えているタイプだ。立憲であれば、蓮舫氏よりも、毒のある辻元氏になる。その点石丸氏は敵を作る。鋭い弁舌である。何を言うかについ惹きつけられる。自力の言葉で稼いでいる力がある。

 系統としては、田母神氏と変らない。ただし、攻撃を向ける方角が少し違う。ある意味、攻撃は社会と言う大きな枠組みなのだ。今の時代に対して、釘を打ち付けている。既存の価値観に寄りかかっているものを暴いて行くような姿勢がある。

 蓮舫氏の攻撃が小池都政であるのに対して、小池都政など問題にしたところで仕方がないというような、姿である。この時代の有り様を変えたいという、思いがにじんでいた。しかも、それがあくまで現実の繋がりとして、主張できる人物である。田母神氏のような架空感がない。

 時代が変ろうとしている、何かを反映している。政党と無関係という所も、支持された理由だろう。田母神氏のように、後に右翼組織が存在するというような不安もない。若いがしっかりしているという印象もある。市長をやっていたのだから、それなりに行政の力のある人だろうと言う印象もある。

 もしこれがユーチューバーの戦略であるとすれば、今までに無いすごい手法である。選挙妨害で儲けようとしたユーチューバーもいた。もう既成政党の時代ではないのかも知れない。時代そのものが、IT革命下にあるということだろう。もしかしたら、石丸氏の政策はAIで作られているのかも知れない。

 
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