蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

佐々木、イン、マイマイン

2021年11月26日 | 映画の感想
佐々木、イン、マイマイン

悠二は役者志望だが、なかなか芽がでない。同棲しているユキともうまくいかなくなり、職場もつまならくて閉塞感が強い。高校時代の同級生と飲み明かすうち、当時、学校の人気ものだった佐々木のことを思い出す・・・という話。

佐々木は(めったに帰ってこない)父親とボロい家で二人暮しで悠二たちはしょっちゅう佐々木の家にたむろしていた。
家に寄り付かない父親もたまに帰ってくると佐々木とテレビゲームで遊んだりするのだが、その父親とも死別してしまい、天涯孤独となった佐々木の様子を描くあたりがこの映画のみどころかなあ、と思えた。

両親が共働きでとても忙しく、主に祖母に育てられた同級生がいた。相当なお金持ちでせがめば何でも買ってくれるようで、よくその子の家に数人で集まっては物珍しいおもちゃなどで遊んでいた。
休日にいつものようにその子の家で3人くらいの同級生と遊んでいたら、突然その子の父親が帰宅(喪服を取りにきたらしいことを妙に鮮明に覚えている)して、とてもきまずかったことを思い出す。(映画の内容とあまり共通点はないな・・・)

悠二や佐々木、その同級生は、外見的に高校生役はちょっとしんどいかなあ。
コメント
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