ゲーム・オブ・スローンズ(TVドラマ版)
足掛け2年くらいかけて、やっと全部見終わった。
複雑な筋で、登場人物が異常に多く、寄り道ばかりする原作をかなり忠実に映像化していることに感心した。
いつまでたっても新刊がでない原作を(ストーリー上で)追い越してしまっても、欧米ではものすごい人気だったこともあって原作者監修のもとエンディングまで作ってしまったのもすごい。
ただ、最終話でXXXが△△△を殺害しまうという結末は、ちょっといただけなかったなあ。もっとも△△△は不死のはずなので、続編のための布石にすぎないのかもしれないが(なんならXXXも不死だし)。
そういえば原作で蘇ったキャトリンはどうなったんだろ?蘇ったシーン以来登場していないような・・・
あと、原作でもTVシリーズでも、私のお気に入りだったピーター(特に原作で故郷のフィンガーズをサンサと訪れるシーンが好き)が単純な悪者扱いで殺されてしまうのも残念だった。
本シリーズの統一タイトルは「氷と炎の歌」。氷はジョン、炎はデナーリスを指しているはずで、この2人が主人公という構想だったと思うのだけれど、どうも蓋をあけてみるとラニスター家の4人(親父のタイウィンも含む)のキャラが鮮烈すぎて、原作でもTVでも前面に出てきてしまい、”ラニスター・サーガ”に化してしまったかにも思える。
結局はティリオンがキングメーカーになって傀儡政権がウエスタロスを支配することになったのだし・・・