2011年10月29日(土)
7月に休んだため今月は2回目となった、関東百駅巡礼歩行の第78番に参加した。
集合はJR内房線の佐貫町(さぬきまち)駅。やまさんのほか、茅ヶ崎、小山、宇都宮
から参加の常連メンバーで記念撮影後、11時10分にスタートする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d2/dde99326c7b6d4e5c3a48100406cf8ac.jpg)
やまさんが用意した今回のエリアは、2万5千分の1地形図を4倍にコピーした狭い
エリア。この中を丹念に歩いたら、どんな出会いや発見があるのだろうか…。
駅前にある不動産会社は、いまは珍しい手荷物一時預かりもしていて、食堂も併設し
ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/41/e195f81c3df73db2e7f83119c4ce7b49.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3b/87e821ae55b34e58f0778407ae2db6bd.jpg)
駅前を延びる国道465号を少し進むと、郵便局ではなかったかと思われる洋館が残
っている。その先の「駅前スーパー」には、地元産の新鮮そうな野菜が廉価でたくさん
並んでいた。
スーパーの南側に出ると、刈り入れ後のひこばえの伸びた田んぼや、屋敷林のある穏
やかな集落の家並みなどが望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/d6/25650ddd0dc21f63fdf9f43c417545f7.jpg)
県道256号に出て、駅南側の踏切を渡ったところに、「新舞子海水浴場」の看板が
立ち、刈り入れ後の田園が広がる。北側の緩やかな山並みの上に、白亜の東京湾観音の
上部が少しだけ見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/b7/9b12e733a49e72bd31e0182fc2bcbf9d.jpg)
田んぼに囲まれた大坪集落の一部、離れ小島のような常緑広葉樹の茂る岡に、小さい
神社が祭られていて、前の田んぼで伐採した神社の広葉樹を燃やしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6b/d5895733cae40115182c82e78c147366.jpg)
そのあたりまで進むと、東京湾観音がさらに中ほどまで姿を見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/29/3bc7762afc31a9dfe6e56c8c6803d134.jpg)
昭和54年(1979)建立の圃場(ほじよう)整備竣工記念碑のある三差路の次の
交差点を左折して、県道が染川を渡る橋のところに出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/30/bf731290a8d5c8784be5b07d185d2d81.jpg)
橋の手前の広場に石造の新しい馬頭尊と不動尊が並び、前に卒塔婆が揃えて積み上げ
られている。近いうち、護摩を炊(た)く行事が行われるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/71/9c52359f654abdabe6ad794cd84f6c3d.jpg)
すぐ先の三差路で折り返し、下流側の古い橋を渡って集落に入る。川向橋のたもとに
小さい稲荷神社があり、そばのお堂に赤ずきんを着けたお地蔵さんが祭られていた。
橋の先に、右手に入る地図にない道があった。木々に覆われた台地と八幡集落の家並
みの間の細道を進むと、上総天羽(かずさあもう)郡総社という鶴峰八幡神社の大鳥居
の前に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/fe/1a919385d366430fe6b8c4db504c5592.jpg)
石段を上がった台地上の広い境内には玉砂利が敷かれ、朱塗り鮮やかな八幡神社本殿
のほか、これも朱塗りの御神輿蔵(みこしぐら)や、別の社が祭られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/35/32bb39a6286d1874ce4ed5e2d6a2f01c.jpg)
鶴峰八幡宮は、養老2年(718)(一説では定観2年(860))の創建とのこと。
その後、源頼朝が北上の際に武運長久を祈願して短刀を奉納したと伝えられ、室町時代
には武田氏が、江戸時代には佐貫城主の内藤氏や阿部氏などの寄進があったという。
創建の由緒から、地元漁師の守り神のようで、境内の一角に大きないかりが2個奉納
されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/43/93e7ae6ca5409c5e3e5fa50a95d87d8f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ca/dfb7d9e611e66ba73ea2e2951473f026.jpg)
瀟洒(しようしや)な造りの八幡簡易郵便局↑の横を下って、前方に東京湾の広がる
砂浜に出た。
北の台地上に、標高124・3mのピークに立つ東京湾観音が望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/59/cc12b42957103ae442c38e0e60db202f.jpg)
付近の砂浜は、夏には新舞子海水浴場として賑わうのだろうか…。いまは無数の貝殻
があちこちに打ち寄せられ、閑散としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/0e/87709b626dae39a2564a4cf0ccecbf98.jpg)
海に突き出たコンクリートの突堤に腰を下ろし、東京湾を眺めながら昼食にしたが、
逆光でもありやや霞んでいて、対岸の三浦半島の様子は判然としない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/92/69bef6c39a6266add3ebf31522d47327.jpg)
食事を終え、砂浜を北へ500m近く、コンクリートの細い護岸になっている染川の
河口まで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/15/124596c1613063842cc20135dd118425.jpg)
川を離れて八幡集落に戻り、染川最下流の橋、山王橋を渡る。集落を北に抜けて、北
側の山腹をS字状に曲がりくねっている山道から、東京湾観音に上がろうとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/75/de57e1ed18715aada7079e261983ada3.jpg)
集落北端の、土蔵の壊れた家の横から竹の混成した山林に入ったが、道らしいのは残
っていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/00/d70f03015d10b70d222fa28eb6b17b62.jpg)
下草の少ない常緑広葉樹の間を探りながら小さいピークに出たが、やはり道は見つか
らない。茂みの少ないところを右の方に回り込んで行くと民家が見えてきたので、そち
らに下って行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f4/c14b01458388edbe02d275f2465e1d03.jpg)
民家の横を抜けると、小さい池があり、全面を覆ったホテイアオイが見頃である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/1c/2faaf8941140cbf9fee710e494068916.jpg)
東京湾観音に上がるのはあきらめ、近くの浄光寺に入って休憩した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/07/021b7a7547e4cef80edc7e9582ca152d.jpg)
14時を過ぎたので次の電車で帰途につくことにして、駅に向かうことにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/6b/c9ce734c8626f84e5155cef9ef73a138.jpg)
3頭のホルスタイン牛が飼育されている牛舎の前を通過し、大坪の三差路際の、岩をく
り抜いた中に祭られた石仏群の前を過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/2c/001d05a39101c819ef33d2be5cef518b.jpg)
圃場整理竣工記念碑のある三差路に戻り、往路の県道256号を進んで、14時40分
に佐貫町駅に着いた。
(参加 5人、天気 快晴後晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 富津(ふっつ)、
歩行地 富津市、歩数 9,200)
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7月に休んだため今月は2回目となった、関東百駅巡礼歩行の第78番に参加した。
集合はJR内房線の佐貫町(さぬきまち)駅。やまさんのほか、茅ヶ崎、小山、宇都宮
から参加の常連メンバーで記念撮影後、11時10分にスタートする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d2/dde99326c7b6d4e5c3a48100406cf8ac.jpg)
やまさんが用意した今回のエリアは、2万5千分の1地形図を4倍にコピーした狭い
エリア。この中を丹念に歩いたら、どんな出会いや発見があるのだろうか…。
駅前にある不動産会社は、いまは珍しい手荷物一時預かりもしていて、食堂も併設し
ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/41/e195f81c3df73db2e7f83119c4ce7b49.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3b/87e821ae55b34e58f0778407ae2db6bd.jpg)
駅前を延びる国道465号を少し進むと、郵便局ではなかったかと思われる洋館が残
っている。その先の「駅前スーパー」には、地元産の新鮮そうな野菜が廉価でたくさん
並んでいた。
スーパーの南側に出ると、刈り入れ後のひこばえの伸びた田んぼや、屋敷林のある穏
やかな集落の家並みなどが望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/d6/25650ddd0dc21f63fdf9f43c417545f7.jpg)
県道256号に出て、駅南側の踏切を渡ったところに、「新舞子海水浴場」の看板が
立ち、刈り入れ後の田園が広がる。北側の緩やかな山並みの上に、白亜の東京湾観音の
上部が少しだけ見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/b7/9b12e733a49e72bd31e0182fc2bcbf9d.jpg)
田んぼに囲まれた大坪集落の一部、離れ小島のような常緑広葉樹の茂る岡に、小さい
神社が祭られていて、前の田んぼで伐採した神社の広葉樹を燃やしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6b/d5895733cae40115182c82e78c147366.jpg)
そのあたりまで進むと、東京湾観音がさらに中ほどまで姿を見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/29/3bc7762afc31a9dfe6e56c8c6803d134.jpg)
昭和54年(1979)建立の圃場(ほじよう)整備竣工記念碑のある三差路の次の
交差点を左折して、県道が染川を渡る橋のところに出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/30/bf731290a8d5c8784be5b07d185d2d81.jpg)
橋の手前の広場に石造の新しい馬頭尊と不動尊が並び、前に卒塔婆が揃えて積み上げ
られている。近いうち、護摩を炊(た)く行事が行われるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/71/9c52359f654abdabe6ad794cd84f6c3d.jpg)
すぐ先の三差路で折り返し、下流側の古い橋を渡って集落に入る。川向橋のたもとに
小さい稲荷神社があり、そばのお堂に赤ずきんを着けたお地蔵さんが祭られていた。
橋の先に、右手に入る地図にない道があった。木々に覆われた台地と八幡集落の家並
みの間の細道を進むと、上総天羽(かずさあもう)郡総社という鶴峰八幡神社の大鳥居
の前に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/fe/1a919385d366430fe6b8c4db504c5592.jpg)
石段を上がった台地上の広い境内には玉砂利が敷かれ、朱塗り鮮やかな八幡神社本殿
のほか、これも朱塗りの御神輿蔵(みこしぐら)や、別の社が祭られている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/35/32bb39a6286d1874ce4ed5e2d6a2f01c.jpg)
鶴峰八幡宮は、養老2年(718)(一説では定観2年(860))の創建とのこと。
その後、源頼朝が北上の際に武運長久を祈願して短刀を奉納したと伝えられ、室町時代
には武田氏が、江戸時代には佐貫城主の内藤氏や阿部氏などの寄進があったという。
創建の由緒から、地元漁師の守り神のようで、境内の一角に大きないかりが2個奉納
されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/43/93e7ae6ca5409c5e3e5fa50a95d87d8f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ca/dfb7d9e611e66ba73ea2e2951473f026.jpg)
瀟洒(しようしや)な造りの八幡簡易郵便局↑の横を下って、前方に東京湾の広がる
砂浜に出た。
北の台地上に、標高124・3mのピークに立つ東京湾観音が望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/59/cc12b42957103ae442c38e0e60db202f.jpg)
付近の砂浜は、夏には新舞子海水浴場として賑わうのだろうか…。いまは無数の貝殻
があちこちに打ち寄せられ、閑散としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/0e/87709b626dae39a2564a4cf0ccecbf98.jpg)
海に突き出たコンクリートの突堤に腰を下ろし、東京湾を眺めながら昼食にしたが、
逆光でもありやや霞んでいて、対岸の三浦半島の様子は判然としない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/92/69bef6c39a6266add3ebf31522d47327.jpg)
食事を終え、砂浜を北へ500m近く、コンクリートの細い護岸になっている染川の
河口まで行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/15/124596c1613063842cc20135dd118425.jpg)
川を離れて八幡集落に戻り、染川最下流の橋、山王橋を渡る。集落を北に抜けて、北
側の山腹をS字状に曲がりくねっている山道から、東京湾観音に上がろうとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/75/de57e1ed18715aada7079e261983ada3.jpg)
集落北端の、土蔵の壊れた家の横から竹の混成した山林に入ったが、道らしいのは残
っていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/00/d70f03015d10b70d222fa28eb6b17b62.jpg)
下草の少ない常緑広葉樹の間を探りながら小さいピークに出たが、やはり道は見つか
らない。茂みの少ないところを右の方に回り込んで行くと民家が見えてきたので、そち
らに下って行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f4/c14b01458388edbe02d275f2465e1d03.jpg)
民家の横を抜けると、小さい池があり、全面を覆ったホテイアオイが見頃である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/1c/2faaf8941140cbf9fee710e494068916.jpg)
東京湾観音に上がるのはあきらめ、近くの浄光寺に入って休憩した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/07/021b7a7547e4cef80edc7e9582ca152d.jpg)
14時を過ぎたので次の電車で帰途につくことにして、駅に向かうことにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/6b/c9ce734c8626f84e5155cef9ef73a138.jpg)
3頭のホルスタイン牛が飼育されている牛舎の前を通過し、大坪の三差路際の、岩をく
り抜いた中に祭られた石仏群の前を過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/2c/001d05a39101c819ef33d2be5cef518b.jpg)
圃場整理竣工記念碑のある三差路に戻り、往路の県道256号を進んで、14時40分
に佐貫町駅に着いた。
(参加 5人、天気 快晴後晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 富津(ふっつ)、
歩行地 富津市、歩数 9,200)
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