あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路での昼食地と昼食①

2011-10-06 21:05:42 | 四国遍路あれこれ
 カテゴリー「四国遍路あれこれ」の次のテーマは、3度目の四国遍路における、私の
昼食場所と、どんな昼食を食べたかについて紹介します。

 3度目の遍路の前半は、昨年2月から3月にかけて巡りました。

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 2010年2月19日(金)、1番霊山寺(りょうぜんじ)を出発して、4番大日寺
までお参りの後、徳島自動車道に近いところにあるこの東屋(あずまや)が初日の昼食
地でした。

 一時、風花(かざはな)も舞い、風が冷たかったことを思い出します。 食事は、徳
島市内のコンビニで買った弁当で、315円でした。 

 2月20日(土)は、6番安楽寺から10番切幡寺(きりはたじ)まで回り、県道12
号の交差点近くにあった「うどん亭八幡」で。


 ここの名物、この八幡うどんは710円です。


 2月21日(日)、11番藤井寺から「遍路転がし」と呼ぶ山道を上り下りして、12
番焼山寺(しょうざんじ)に正午過ぎに付き、参拝後、すぐ下の梅林の片隅で昼食。

 私はこの場所が気に入っていて、3回ともこの場所で食べました。寒かったので、梅林
の梅は開花前です。

 弁当は、前日お世話になったJR鴨島駅近くのさくら旅館のお接待でいただいたもの。
いつも包み紙に、おかみさんの励ましのメッセージが書かれている、嬉しいおにぎりです。


 よほど寒いか雨降りでなければ、屋外での昼食時には、いつもこのように靴下を脱ぎ、
靴敷きも干して乾かし、足と靴を乾燥させて、マメが出来ないよう予防しています。


 2月22日(月)、午前は別格2番童学寺から15番国分寺まで参拝して、国道192
号の近くにあった、「いのちのふるさと直営」と書かれた、さぬきうどん店で昼食に。


 注文したのは、わかめうどんの大で400円でした。

 2月23日(火)、18番恩山寺と19番立江寺を回り、立江中学校の先にあった天満
宮のクスノキの巨木の下が、この日の昼食地。初回もここで食べました。


 18番恩山寺に向かう途中、県道16号際のローソンで買った、コンビニ弁当と飲物で、
548円でした。 

 2月24日(水)は、別格3番慈眼寺に往復後、標高500mにある20番鶴林寺(かく
りんじ)に上がり、参拝後の13時半過ぎ、納経所の方に断って、そばの石のベンチで昼食
をしました。


 弁当は、前夜泊まった、ふれあいの里さかもとにお願いしたもの。210円です。


 2月25日(木)午前、22番平等寺と番外霊場弥谷(いやだに)観音に参拝し、国道
55号から分かれて入った「小野の一里塚松」の先、県道25号にあった無人小屋を無断
で使わせてもらい、近くの小さな商店で買ったパンを、昼食代わりとしました。


 パン2個で260円、ちょっと淋しい昼食を、アサヒビールのカートンに腰掛けて…。


 2月26日(金)はほぼ1日雨の中を歩きました。昼食をしたのは、23番薬王寺
の近くの、手打ちうどん店「やすらぎ」でしたが、かなり降っていたことこともあり、
店の写真もうどんも撮っていません。初回も食べた店です。
 
 ここのお勧め「厄除けウドン」を注文、780円です。

 2月27日(土)、別格4番鯖大師にお参りして、徳島県最後の町となる海陽町に入
り、JR牟岐線の阿波海南駅に近いヘンロ小屋1号香峰で、昼食をすることにしました。


 前2回とも、奥のテーブルのあるとこに入って休ませてもらったのですが、今回は扉
が閉められていては入れません。そこで、手前のテーブルを借りて食べたのです。


 この日の食事は、海南のローソンで買った523円の弁当や飲物です。、

 2月28日(日)は、チリ地震の津波警報に注しながら、室戸岬を目指して東岸を進
み、尾崎バス停の小屋を借りての昼食。


 この弁当は、佐喜浜のスーパーフェニックスで求めた姿寿司と牛乳、値段は566円。

 左上のクッキーは、別の店で買ったのかもしれません。

 3月1日(月)、25番津照寺(しんしょうじ)と26番金剛頂寺に参拝し、山上の
金剛頂寺から下った、海沿いのキラメッセ室戸の東屋(あずまや)で。2回目です。


 食事は、前回も買った、津照寺に近い室津の町並みにある小さいお店の寿司弁当で、
380円。牛乳は、津照寺門前の店で買ったもので68円。 

 この酪連の牛乳は、どの店でも200㎖パックの中で1番安いので、この後もあちこ
ちで、このパックをもっぱら購入しました。

 3月2日(火)は、標高430mの27番神峰寺(こうのみねじ)まで往復後、下の
土佐くろしお鉄道に近い、神峰神社そばの無人の建物の片隅で昼食に。


 道の駅田野駅屋で買った寿司弁当は380円。ミカン2つは、神峰寺納経所のお接待
でいただいたもの。


 3月3日(水)、28番大日寺を目指した進む途中、香南市の海沿いの公園、ヤシイ
パークのベンチで、海を眺めながら昼食に。ここも2回目の昼食地。


 パーク内にある「道の駅やす」買った、ひな祭りにちなんで弁当と三色餅で、ひな祭
りチラシ寿司が350円、三色餅が200円でした。 


 このあたりまでは順調なペースで歩いてきたのですが、この日の午後から腰痛に悩ま
され、午後になると毎日のように腰痛で、歩くスピードが落ちてしまいました。

 (続く)



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板橋区立美術館の企画展「実況中継EDO」へ(東京)

2011-10-03 21:57:39 | 江戸・東京を歩く
 2011年10月2日(日)
 
 板橋区立美術展で、「実況中継EDO」という企画展が開かれているという新聞記事を
読んでいたので、観覧に行くことにした。

 東武東上線下赤塚駅に下車して、赤塚中央通りを北西に向かう。


 1.5㎞ほど進んで松月院通りという広い通りを横断する。通りの北側が、その松月院。
「板橋十景」の一つとの標石があったので、立ち寄ることにした。

 松月院は、延徳4年(1492)千葉自胤(よりだね)が菩提寺と定めて中興開基となり、
天正19年(1591)には、徳川家康が40石を寄進し、歴代将軍の朱印状が寺宝として
秘蔵されているという。

 山門を入った右手に、「松月院のヒイラギ」と呼ぶ、ヒイラギの古木が立っている。

 高さ10m、目通り2.7mあり、樹齢約100年と推定され、板橋区天然記念物に
選定されていた。

 さらに中門を入った正面に大きな本堂があり、その前のサルスベリは、まだたくさん
花を見せていた。


 右手には、四国名産の赤虎石が奉納されている。重量は23トンあるという。


 広い境内の西側の一角には、大砲を形取った「高島秋帆先生紀功碑」が立つている。


 高島秋帆(たかしましゅうはん)は、寛政10年(1798)に長崎に生まれ、出島
のオランダ人から西洋の砲術を学び、天保12年(1841)5月、この松月院に本陣
を置き、門弟100名と現在の高島平、徳丸原にて様式砲術訓練を公開した。のちの日
本陸軍創設者の一人だという。

 この紀功碑は、安政4年(1857)に鋳造された鋼製24斤加農砲(かのんほう)
を碑心にしたもので、高さ6mとのこと。

 次の小さい交差点の先、斜面林の下に、「赤塚不動の滝」と呼ぶ滝が落下していた。

 いまの流れは細いが、かつて板橋区内のがけ下には、いたるところで水が湧き、この
滝もその一つ。江戸中頃から富士山や大山などに詣でる際の「みそぎ場」として使われ
ていたという。平成14年(2002)、東京都名水57選に選定されている。

 交差点まで戻って左手に入ると、「東京大仏」で知られる赤塚山乗蓮寺があった。
石段の横に閻魔堂があり、大きな閻魔様が鎮座している。


 石段を上がり山門を入ると、正面にコンクリート造りの大本堂がどっしりと立つ。


 東京大仏は、右手に鎮座している。


 そばに、天保飢饉供養塔↓や、たくさんの石仏が並んでいた。

 天保飢饉供養塔は、天保4年(1833)から7年にかけての飢饉による、板橋宿内の
死者を寺内に埋葬しその菩提を弔らうために、当時のご住職が建立したもの。台座には、
423人の戒名が刻まれている。

 乗蓮寺の南側にある、板橋区立赤塚植物園にも立ち寄る。武蔵野の面影を残す赤塚の丘
陵地を活用して、1981年に開園したとのこと。広さ約1haに約600種の樹木や草花、
山野草が植えられているという。
 

 園内のキンモクセイが、よい香りを漂わせていた。


 周遊路を上がって行くと芝生地があり、ベンチで昼食をする人も見える。


 北西端にある万葉・薬用園に咲くフジバカマ。


 さて、だいぶ寄り道をして時間が経過した。そろそろ美術館に向かわなければと、そ
ばの都立赤塚公園へ南西端から入った。

 高台なので風当たりが強かったのか、先日の台風15号の強風にやられたと思われる
大木が倒れていた。


 台地上にある赤塚公園は、室町時代の康正2年(1456)に千葉自胤が入城したと
伝えらる赤塚城跡。園内には、空堀や土塁の跡が残っている。


 公園内の広葉樹林の間を東に下って、今日の目的地である板橋区立美術館に着く。


 ここへ来ることにしたのは、9月28日のこの朝日新聞東京本社版夕刊記事である。


 目的の企画展「実況中継EDO」のリーフレット

 
 展示されていた、伊能忠敬の「日本沿海與地図」(小図)、狩野探幽の「草花写生絵
図」、円山応挙の「群獣図屏風」、池大雅の「三岳紀行」、歌川広重の「武相名所手鑑」、
河鍋暁斉の「日光地取絵巻」など、江戸時代の精密な地図や写生、スケッチなどを興味
深く鑑賞した。

 この企画展は10月10日(月・祝)まで開催中。観覧料は、一般600円で65歳
以上は半額である。

 美術館の北側にある板橋区立溜池公園の池には、釣り人がたくさん竿を垂らしていた。


 そばの、板橋区立郷土資料館にも入館して(入館無料)、旧石器時代から現代にいたる
板橋区の移り変わりの様子を観覧した。


 資料館の庭には、区内から移設した古民家や納屋、古井戸、農具などが公開されて
いる。
 
 この古民家は、徳丸4丁目の田中家寄贈のもので、江戸時代後期のものと推定されて
いる。


 横の納屋は、蓮根2丁目の中村家寄贈のもの、左手の漬物樽は、たくあん漬け用の大樽。
板橋区や練馬区は江戸時代から練馬大根の生産地として有名だった。この樽は、板橋区大
門の漬物商が使用していたもので、「とうご」と呼び、大根4千本以上が入るとのこと。

 郷土資料館を出て南東に向かい、東武東上線の隣駅である成増(なります)駅構内を抜
けて、営団成増駅から帰路についた。


【追記】当日、下車した下赤塚駅で配布されていた「マンスリーとーぶ」10月号を帰宅
後開いて見たら、連載の「新・駅前そぞろ歩記」で、私が歩いたエリアを紹介した「史跡
と美術館と秋日和の武蔵野」という記事が掲載されていた。



 この、東武鉄道お客様センター発行のPR誌は、10月上旬から東武鉄道の各駅にて
入手できる。


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四国遍路で泊まった宿⑦

2011-10-02 20:44:54 | 四国遍路あれこれ
 3月8日(火)、66番雲辺寺(うんぺんじ)から香川県観音寺市に入り、同じ境内
の68番神恵院(じんねいん)と69番観音寺まで回って、観音寺市街地の若松屋別館
に泊まりました。


 場所は観音寺市観音寺町、遍路地図は72-2、1泊2食6,000円、洗濯機は無料で
使わせてもらいました。

 建物は古そうですが、がっちりした造り。冬山登山をしたり海に潜ったり、楽器を弾く
など活発な活動をされているおかみさんとの会話と、美味しい食事が楽しみで、3度お世
話になりました。 おかみさんは、「こんにちは若松屋別館です」というWeb Pageも開設
しています



 おいしかった夕食


 若松屋別館の朝食


 3月9日(水)は、70番本山寺(もとやまじ)からはじめて、別格18番海岸寺にも
回り、73番出釈迦寺までお参りして、72番曼荼羅寺のそばの門先屋(もんさきや)旅
館泊まりでした。

 建物の写真は、翌朝出発時に撮ったもの、おかみさんに見送っていただきました。

 善通寺市吉原町にあり、遍路地図は74-2、1泊2食7,350円、お接待に錦の納
札をいただきました。

 玄関ロビー




 夕食


 門先屋旅館の朝食


 3月10日(木)、74番甲山寺から79番高照院までお参りしてJRで高松市内に
移動し、東横イン高松中新町に泊まり、11日な不要な荷物を置いて80番国分寺から
83番一宮寺まで回って連泊しました。

 シングルながら、ベッドはセミダブル並みの広さ。


 場所は高松市中央町、遍路地図80-1、最寄り駅はJR高徳線の栗林公園北口駅です。
シングル2泊割引で8,186円、コイン洗濯機が200円、乾燥機100円、ここも3度
目で、いつも連泊しています。

 食事は朝7時からのサービス朝食のみなので、10日の夕食は、外で買ってきたもの。


 11日の夕食も、コンビニ弁当でした。宿に入って、東日本大震災のニュースを知り、
家族の安否が気になり、夕食後メールで安否の問い合わせをしたのでした。


 3月12日(土)、84番屋島寺から87番長尾寺までお参りして、長尾寺の山門横
にある民宿ながお路(じ)へ。初めてお世話になりましたが、おかみさんは歩き遍路へ
のこの先の情報などに詳しく、食事もおいしくお勧めの宿です。

 さぬき市長尾西にあり、遍路地図は84-A、1泊2食6,500円。

 宿泊した建物、道路の北側にあります。


 食事をするのは、道路の南側にあるこの建物の1階です。


 

 ながお路の夕食


 13日の朝食


 3月13日(日)は88番大窪寺に3度目の結願をして、最後は樺川荘本館に泊まり
ました。


 場所は高松市塩江町安原上東、遍路地図106-2、1泊2食6,975円でした。

 遍路宿では初めて、私の名前が玄関に掲げられていました。 




 樺川荘の夕食


 翌日、別格20番大瀧寺に参拝して、別格霊場もすべて巡り終え、高松駅までバスで
出て、帰路につきました。


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