あるきメデス

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奈良・談山神社へ

2006-04-12 22:10:48 | 奈良を歩く
 10日、11日と2日間雨にあいましたが、無事、昨晩京都から帰宅しました。
そこで今日は、9日の奈良県桜井市の談山(たんざん)神社などの報告です。


06年4月9日(日)
 東京駅8時6分発ひかり403号にて京都に向かう。三島駅を通過して間もなく
富士山が近づく。快晴なのだが春霞で、ちょっとぼんやりしている。

 静岡県内の桜は満開、あちこちで花が見え隠れしていた。

 米原を過ぎ、残雪の伊吹山が見えてきた。

 京都駅に10時43分に着き、近鉄電車に乗り換える。車窓から見える、郡山城
まつりのぼんぼりの下がる大和郡山市の郡山城や、ファミリー公園付近は、満開
の桜であふれている。耳成山ろくの桜も満開だった。

 12時28分桜井駅で降りる。バスで寺川に沿って上がり、談山神社バス停に
13時06分に着いた。

 談山神社は、藤原鎌足の長男・定慧(じょうえ)和尚が、唐から帰国後の白鳳
7年(678)、鎌足公の遺骨の一部を改葬し、十三重塔、講堂を建立して妙楽寺
とし、さらに大宝元年(701)に神殿を建て、鎌足公の御神像を安置したのが
はじまりという。

 神社の背後の談所ヶ森は、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と、中臣鎌足
(のちの藤原鎌足)が、蘇我入鹿を討つ密談をした場所といわれている。

 神社は標高は約500mにあり、ソメイヨシノはまだチラホラし始めたところ。
見ごろは10日くらい後になりそうだ。

 樹齢600年といううすずみ桜もまだ枯れ枝の様相。その辺りから神社境内が
一望できるが、山を背に朱塗りの建物が10数棟並び、予想外の規模にまず驚く。

 境内に入り、比叡神社、総社拝殿、権殿、十三重塔、本殿、楼門、拝殿、東宝庫
などを巡る。そのほかを合わせ国重文の建物は15棟に及んでいる。

 拝殿内部に入り、藤原鎌足公の御神像、絵巻物、けまり、三重六歌仙扁額など
を拝観した。 

 4月第2日曜日のこの日は、神幸祭の日とか。午前中に祭典が行われたようで、
本殿の前には、祭りに使われたみこしや神具が残っていた。

 現存の十三重塔は、享禄5年(1532)の再建で、木造十三重塔としては、国内
唯一(談山神社のパンフレットでは世界唯一)という貴重な建造物である。

 昼食を含め、1時間45分にわたりゆっくりと境内を巡り、神社を出る。

 チラホラし出したソメイヨシノ並木沿いにバス道を下る。道路沿いの木の上で
ウグイスが間近に鳴く。よく見たら木のてっぺんに姿を見せていた。

 多武峰(とおのみね)バス停の先、神社から1㎞ほどのところに、北向不動
とも呼ぶ破(やぶれ)不動尊がある。根元から枝分かれした太いご神木の杉が
立ち、そばに不動滝がきれいな流れを見せていた。

 さらに500mほどの百市(もものいち)バス停まで下ったら、ちょうどバス
が来たので乗り、次の目的地、聖林寺に向かう。(続く)

  

 

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