あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国霊場にある塔(1)

2007-08-29 23:52:08 | 四国遍路あれこれ
 すっかり涼しくなり、日中もしのぎやすくなりました。
もうこれで猛暑は無くなるのだとすると、ちょっと早いか
なという気もしますが…。

 さて、今日からは、四国霊場にあった多宝塔や、三重
塔、五重塔など、塔について紹介します。

 霊場によっては、斜面に立っていたり、幾つかの建物
の間にあったりして、全体像が撮りにくい塔、逆光しか
撮れない位置の場合もありますが、ご了承下さい。

 初回の遍路、2回目の遍路の両方で撮った中から選び
ましたので、続いている霊場でも、季節や天候などで彩
りが違うかも知れません。

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 1番霊山寺の多宝塔。


 2番極楽寺の多宝塔。


 6番安楽寺の多宝塔。

 平成5年(1993)に建立の新しい塔です。

 8番熊谷寺の多宝塔。

 安永3年(1774)の建立で、多宝塔としては四国最大。
下層が四角堂で、上層は円柱形になっています。

 10番切幡寺の大塔。

 2代将軍徳川秀忠が大坂の住吉神社の神宮寺に寄進
した塔を、明治初年の神仏分離令で同寺が廃寺になっ
た際、切幡寺が購入したもので、国の重要文化財です。

 19番立江寺多宝塔


 標高516mにある20番鶴林寺の三重塔。手前の本堂
前では2羽の鶴が、神社なら狛犬のように相対して出迎
えくれます。

 三重塔は江戸時代後期の建立、和・唐折衷様式です。

 21番太龍寺多宝塔。標高520mの山中にあります。


 23番薬王寺の象徴ともいえる瑜木塔(ゆぎとう)。

 四国霊場ただひとつの珍しい塔で、瑜木とは、人の心を
映すという意味のようです。

 土佐の国・高知県最初の霊場、室戸岬に立つ24番最
御崎寺(ほつみさきじ)の多宝塔。


 高知市内にある五台山山上の、31番竹林寺五重塔。

 総檜造りの塔は、昭和55年(1980)に、鎌倉時代
初期の様式にならって建立された、高知県内ではただ
ひとつの五重塔です。高さは31.2m。

 36番青龍寺の、小さめながら朱色鮮やかな三重塔。

 平成4年(1992)の建立です。

 足摺岬にある38番金剛福寺の多宝塔

 金剛福寺は、平安時代には源氏の信仰が厚く、この多
宝塔は源義仲が清和天皇の菩提を弔らうために建立した
と伝えられているようです。 (続く)
 

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