あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

久米美術館と相田みつを美術館へ(東京)

2009-03-04 22:30:21 | Weblog
 ひな祭りの3月3日(火)も、首都圏は真冬並みのひとけたの気温。
夕方からの雨は夜になり雪もちらつきました。

 雨の降る前にと朝から出かけ、目黒駅前の久米美術館と、東京駅に
近い東京フォーラムにある、相田みつを美術館に行きました。

 目黒駅西口の、久米ビルという8階建てのビル8階にあるのが、最初
の目的地、久米美術館です。


 久米美術館は、歴史家・久米邦武と、その長男で洋画家の久米桂一郎
を記念して、二人のゆかりの地に昭和57年(1982)に開館したとのこと。

 私の目的は、久米邦武についての展示です。久米邦武は、2月17日の
当ブログで紹介した、NHK総合TV「その時歴史が動いた」で取り上げられ
た「岩倉使節団 世界一周の旅 …」の公式報告書「特命全権大使米欧
回覧実記」の執筆者です。

 5巻の実記のうちの第2巻だけを読んだのですが、詳細な見聞録に関心
し、久米邦武のことをもっと知りたいと思ったからでした。

 入館して観覧しましたが、久米邦武の資料としては、その「米欧回覧
実記」の初版や原稿の1部、その後の著作など、わずかのスペースに
10点前後のものしかなく、期待はずれでした。

 展示室の回りの壁面には、久米敬一郎の作品や、交流のあった黒田
清輝などの作品が展示され、こちらの方がメインでした。

 これは、入場券に印刷されている久米の「林檎拾い」という作品。


 美術館と銘打っているので、美術品中心は仕方ないとしても、邦武の
業績が分かるものを、もっと展示して欲しかったところです。

 30分足らずで館を出て、目黒駅から東京メトロ南北線で永田町まで
行き、赤坂見附を通って青山通りへ。

 工事中の赤坂警察署の隣に、港区の施設、「赤坂コミュニティぷらざ」
があったので入り、港区の観光地図などを入手しました。


 青山通りの北側は、赤坂御用地の緑が広がっています。


 すぐ先にあるのが高橋是清公園。園内を南東に抜けました。


 公園の南東にあるのがドイツ文化会館。


 4階のドイツ観光局に行き、8月に歩く予定のドイツの地図やパンフレ
ットを入手したいと思ったのですが、あまり役にたちそうなものはありま
せんでした。

 赤坂4丁目を経て、赤坂見附駅の南で外堀通りに出て、日枝神社下
から内閣府下を通り、文部科学省と財務省の間の三年坂を下りました。

 霞ヶ関2丁目交差点から振りかえる財務省(手前)と超高層になった
文部科学省などの入ったビル。


 日比谷公園へ南西端から入りました。野外音楽堂の北側、花壇の近く
ではヒカンザクラが見ごろ。




 心字池のほとりを通り、公園の北東端に抜けました。


 晴海通りに出て、JR有楽町駅西口の電気ビルにある「ふるさと情報
プラザ」に寄り、これから歩く予定の市町のパンフレットを入手し、さらに
東口の交通会館にも寄り、長野県や和歌山県などのアンテナショップ
をのぞきました。

 JR有楽町駅と東京駅との間にある東京国際フォーラムに入り、地階
に下ります。地階に下りたのは初めてでした。


 今日の主目的の2つめ、相田みつを美術館がここにあるのです。


 美術館には2つのホールがあり、順次観覧し、相田みつをの味わい深
い言葉と文字をじっくりと鑑賞しました。


 「相田みつを こころの道」というテーマでの特別企画展を開催中で、
「道」に関わる言葉が幾つもありましたが、通行する「道」のことだけ
でなく、「未知」にも通じるのではないかと、私は感じました。



 第2ホールでは、もうひとつの企画、「祈りの道 -ルイス・オカニャ
&六田知弘写真展」を開催中。

 世界遺産であるスペインのサンティアゴ巡礼の道と熊野古道の、
姉妹道提携10周年記念の催しで、スペインの写真家・ルイス・オス
カニャ氏が熊野古道を、日本の写真家・六田知弘氏がスペインの巡
礼の道を撮ったものです。

 熊野古道は、昨年10月下旬に歩いた中辺路(なかへち)の写真
が中心だったので懐かしく眺め、そして相田みつをの「道」と、2つの
巡礼道が同じこころの道として結ばれているように感じられ、よい企
画だと思いました。

 ちなみに、この催しは、3月15日(日)まで開催中です。

 この後、八重洲ブックセンターにも寄り、東京メトロ丸ノ内線の東京
駅から帰途につきました。

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