あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

「日本史のなかの埼玉県」3月に発刊

2023-07-27 17:32:15 | Weblog
 2023年7月27日(木)

 今日ももう正午前、所沢では35℃を超える猛暑日になり、今月に入って10目の猛暑
日という厳しい暑さが続いています。

 この暑さでは外出もままならず、午前中に食品の買い物を兼ねた最小限のウオーキング
だけで、あとは室内で過ごさざるを得ません。

 そのような日々が続きウオーキングレポートも投稿できないので、今日は3月に発刊さ
れた「日本史のなかの埼玉県」の紹介です。
       

 この冊子は、埼玉県内に残る遺跡や史跡、文化財などを紹介しながら、古代から現代ま
での埼玉をふり返ろうとする企画で、山川出版社から出版されました。

 目次を見ると、「埼玉県の関連略年表」にはじまり、「はじめに」では「埼玉県の風土
と人物」が紹介され、「口絵 文化財で見る 日本史のなかの埼玉県」の項では、行田市の
埼玉(さきたま)古墳群から出土の国宝の鉄剣、吉見町の吉見百穴、ときがわ町の慈光寺
の宝物、小田原氏の重要拠点だった寄居町の鉢形城址、江戸中期の豪華な宗教建築である
熊谷市の歓喜院聖天堂、近代日本経済の父、渋沢栄一の生誕地、深谷市血洗島などが紹介
されています。

 主要部の「埼玉県の歴史講義」では、原始から古代、中世、戦国、江戸、幕末から近代、
現代へと時代に従い、「埼玉にも海があった」「東国と古墳文化」「武蔵武士の時代」、
「関東大乱と埼玉」「江戸を守る」「江戸を支える」「開国、近代への指導」「埼玉県の
誕生」「近代化の礎・渋沢栄一の足跡」「近代日本の戦争と埼玉」「産業と観光」「埼玉
県と災害」といったテーマで、それぞれに関する史跡や文化財などを知ることが出来ます。

 最後には、県内のエリア別の史跡・文化財マップ、資料編として県内の主な年中行事や
埼玉県の変遷や成立過程が記されています。

 本書により、埼玉県内には古墳が4,700余りもあること、家康が江戸幕府を開くと
きに浦和も候補地だったこと、自然災害の歴史を史跡でふり返るといったこともでき、編
者は、「この本を手に、県内のさまざまな遺跡、史跡に足を運んで、歴史という切り口か
ら埼玉のことを知ってもらうきっかけになれば嬉しい」と言っておられるようです。
 
 私は、この30年余りの間のウオーキングで県内全市町村を訪れていて、特にカントリ
ーウオークや関東百駅巡礼歩行などで、たくさんの古墳や史跡、歴史ある寺社などを訪ね
ているので、本書を読んであらためて郷土の歴史をふり帰りたいと考えているところです。

 埼玉県県内の史跡や文化財などを訪ねてみたい方は、本書を参考に興味あるところを巡
ってみてはいかがでしょうか・・・

 最近は、各市町村の観光などの紹介部門や観光協会の観光情報のサイトも充実している
ところが多く、史跡や文化財、特産品などの紹介とか、訪れる人のために地図などもダウ
ンロードできたりして、事前にさらに詳しい情報収集も しやすくなっています。

 なお、本書は山川出版社によるこのシリーズの最初の1冊目で、この夏には「日本史の
なかの神奈川県」も刊行予定のようです。

「日本史のなかの埼玉県」 水口由紀子編、B6変形判(120✕182㎝)、192頁、
 税込1,980円




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