あるきメデス

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川越市立美術館と市立博物館へ(埼玉)(その2)

2014-08-29 18:16:59 | 美術館・博物館等の観覧
 2014年8月27日(水) 〈続き〉

 川越市立美術館の観覧を終え、隣接する川越市立博物館も見て行くことにしました。美
術館との共通券を買ったので、入館料200円が半額の100円で入館できます。


 入館すると受付で、まず右手の特別展を見るように勧めてくれました。特別展会場では、
「暮らしと収納-今と比べる昔の収納具-」を開催中です。
      

 当館では、川越市や周辺地域の方々から、たくさんの資料などを寄贈・寄託されている
ようですが、今回はそれらの中から、江戸から明治、大正期にかけて川越市内で実際に使
われていた収納にかかわる民具を中心に展示しているとのこと。

 店の帳場に置かれた道具


 古い蓄音機。私は昭和生まれなので、こういう蓄音機で音楽を聴いた経験はありません。
    

 川越は箪笥(たんす)の製造も盛んだったとか。


 ほかにも、針箱や鏡台、たばこ盆、箱階段、長持ち、行李(こうり)やトランク、岡持、
本箱、行燈、すずり箱、行灯(あんどん)など、66品に及ぶ資料が展示されていました。

 正面の常設展示室に入ると、まずは大きな川越の古い町並みの模型が展示されています。


 この部屋では近世の小江戸川越を紹介していました。その一つ、江戸との間を新河岸川
を利用して物資輸送に使われた船の模型。
    

 
 その奥には蔵の町川越の町家が並び、両側に近現代の川越と、中世、原始・古代の展示
が3つのコーナーに分かれています。

 川越名産さつまいもの、芋せんべいを作る道具。


 蔵造りの建物の構造が分かるようにしたもの。


 新河岸川舟運の拠点、河岸のジオラマ。


 原始・古代コーナーの一角に並ぶはにわ。


 一番奥は民俗コーナーで、川越の職人と祭りにちなむ展示がありました。紹介したのは
たくさんの展示のほんの一握りです。

 建物に囲まれた小さい中庭。


 16時頃に博物館の観覧を終え、小雨降る館の前に出たら、前の通りに川越の観光地巡
りに便利なボンネットバスが停車していました。


 帰路の本川越駅に向かうことにしましたが、その前に少し北に迂回して川越氷川神社を
訪ねました。

 平成の改元を記念して平成2年(1990)に建て替えたという大鳥居は、高さ15m、
笠木の幅20m、柱回り3.45mあり、杉材を用いていて、木製の鳥居としては日本一
とか。写真ではその大きさが分かりにくいのが残念です。



 拝殿の横には、たくさんの風鈴が吊された木枠がありました。川越氷川神社では夏の間、
境内に数多くの風鈴を下げ、願いごとを書いた短冊をかける「縁むすび風鈴」を開催して
いるようです。
    

    

 大鳥居から入って風鈴を見てから拝殿に参拝しました。


 拝殿正面の入口にも、縁結び風鈴が下がっています。


 神社を出て、南側の初雁中の前や工事中の市役所横、川越小横などを通過して時の鐘の
ある通りから、蔵造りの建物の並ぶ通りに入りました。










 三差路際のユニークな造り。


 蔵造りの町並みの並ぶ国の伝統的建物群保存地区の南端、仲町交差点まで戻り、往路の
大正浪漫夢通りや小江戸蔵理横を通過し、17時頃、西武新宿線の本川越駅に着きました。 




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