あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

出光美術館からの皇居方面の眺め(東京)

2015-05-14 16:51:57 | Weblog
 2015年5月13日(水)

 台風6号崩れの低気圧が足早に去り、東京は30℃になるという予報でしたが、28℃
台で納まったようです。

 連れ合いが今日、Sさんと出かける予定だっがのが、Sさんの都合が悪くなり、1枚余
ったという招待券で、東京・丸の内の出光(いでみつ)美術館に行き、『東洋の美 -中
国・朝鮮・東南アジアの名品-』展を観賞してきました。

 出光美術館の案内図


 JR山手線の有楽町駅の国際フォーラム口から西へ、皇居方面に向かい、丸の内中通り
を横断します。


 会場の出光美術館は、皇居お堀端を走る日比谷通りに接する、帝劇ビルの9階です。

      

 「多様な文化・伝統に根ざしつつ、多彩な美術作品を育んできた東洋の国々ですが、出
光コレクションを代表する美術作品ながら、これまでまとめて見る機会の少なかったアジ
アの国々で生み出された優品を一挙紹介します」というのが、今回の企画のよう。

 会場では、中国の原始・古代の土器や朝鮮陶磁、ベトナムやタイといった東南アジア諸
国の陶磁器を中心に、金光品や漆器、玉器などが、以下のような6章と3つの特集に分か
れて、160点余りの作品が展示されていました。

 第1章 美の誕生-原始・古代中国の陶磁器

 第2章 豪華な副葬品-漢時代の青銅器

 特集  愛くるしい動物たち

 特集  銅鏡

 第3章 祈りのかたち-中国・朝鮮の仏教美術

 第4章 青磁・粉青・白磁-高麗・朝鮮王朝時代の陶磁器

 特集  高麗茶碗

 第5章 東南アジアの名品-ベトナム・タイの青花・色絵・鉄絵

 第6章 多様な工芸品-明・清および朝鮮王朝時代の漆・玉・牙角・金属器

 館内は撮影禁止なので、当展覧会のリーフレット裏面に紹介されていた5点の作品を、
モノクロ写真ながら紹介します。

      
       粉青沙器象嵌牡丹文共蓋四耳壺  朝鮮 朝鮮王朝時代

         
          褐彩草花文瓢形瓶  タイ 15世紀
 
            
             青花秋草文壺  朝鮮 朝鮮王朝時代

        
         井戸茶碗 銘 石清水  朝鮮 帖瀬能帖時代

     
      紫檀宝石飾如意  中国 清時代

 1時間半以上かけて、紀元前5世紀くらい前の古い土器から19世紀にかけての多彩な
作品を、ゆっくりと観賞しました。

 会場のそばに休憩コーナーがあり、鑑賞後は無料のお茶などをいただきながら休憩する
ことができます。

 西側の日比谷通り側にに窓があるので、9階からの皇居方面の展望が抜群でした。

 皇居・日比谷堀の南東端付近と日比谷公園、霞ヶ関の官庁街方面


    上の写真の中央よりやや右をアップ、電波塔のあるのは警視庁、手前は法務省
      

 さらにズームアップしてみた法務省


 日比谷公園と官庁街のアップ
     

 その右手辺り


 少しズームアップ


 真ん中の道路突き当たりは桜田門
 

 皇居外苑と皇居の豊富な森。


 上のエリアの右側をズームアップすると、宮内庁庁舎や武道館の屋根が望まれます。

        宮内庁庁舎                     武道館

 皇居の森の奥、右手には高い電波塔が見えます。


 日比谷堀のすぐ向こう、皇居外苑広場に立つ楠正成像は、いつも下から眺めていました
が、ズームを利かせると、ここからは見下ろすことができます。


 ちなみに、帝劇ビルのすぐ南側は、第2次大戦の敗戦直後に進駐してきた連合国軍の司
令部のあった第一生命ビルです。マッカーサー元帥も、毎日こんな風景を眺めながら占領
政策を遂行していたのでしょうか…。

 いやいや、70年前にはこんな高層ビルはなくて周辺は焼け野原、皇居の緑もこんなに
豊富ではなかったかと思われます。

 新緑豊富な皇居周辺を眺めた後、ミュージアムショップも少しのぞいてみました。

 

 店には、美術書や美術館所蔵の作品の絵はがきなどが豊富でした。


 さて、14時を過ぎたので昼食をしなくてはと、帝劇ビルを出ました。JR有楽町駅の
方に向かおうとしたら、隣の国際ビルB1階にたくさんの食事どころがあるのに気づき、
下りてみました。
        

 目に付いたのが「鹿屋(かのや)アスリート食堂」、鹿屋といえば鹿屋体育大学が知ら
れていますが、その鹿屋大と鹿屋市、そしてバルニバービという産学官連携プロジェクト
による、「一汁一飯三主菜で美と健康づくりを担うバランス定食」のようなので、ここに
入ることに。


 このようなメニューボードがあり、この中からご飯と、5種類ずつ3組の主菜メニュー
の中から、ひとつずつお好みの品を選んで、オーダーシートに書き込んで注文します。


 このメニューを監修している、鹿屋大学の公認スポーツ栄養士、長島美央子講師の、バ
ランスのとれたお勧めメニューはこちら。
      

 14時を過ぎているので、店内はもうわずかな客でした。なお、平日昼のラストオーダ
ーは14時30分までです。


    

 私が注文したメニュー


 レシートの下部には、注文したメニューのカロリーや主要栄養素の摂取量と、一日摂取
目安が記されていました。
           

 美味しくいただき、もう多くが閉まっていたほかの店も一巡してからビルを出て、八重
洲ブックセンターや、八重洲さくら通りにある「ふるさと情報プラザ」などを回り、JR
東京駅から池袋駅に向かいました。





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