後半の四国遍路は、今年2月18日(日)から再開しました。
2日目の2月19日(月)朝、宿泊した愛媛県内子町小田の
旅館を出て、45番岩屋寺を目指します。
宿を出て30分余り、小田川沿いの谷間を縫う国道380号
から、行く手に見える山並み。
新真弓トンネルを抜けて久万高原町に入り、農祖峠(のうその
とう)(651)を越え、八丁坂上の稜線に出ました。
坂の下からの遍路道との合流点付近からは、南方の気持ち
よい展望が広がります。
この先、稜線上の歩きやすい遍路道を進み、45番岩屋寺へ
下りました。
岩屋寺に近い、国民宿舎に泊まり、2月20日(火)は、44番
大宝寺を経て、久万高原町と松山市との境にある、三坂峠
(710m)に向かいました。
国道33号の西明神付近から、西に広がる山並みです。
三坂峠を下って松山市内に入り、まず番外霊場札掛大師に
お参りしました。
白梅の咲く札掛大師付近から見る、東側の山。
この日は、46番浄瑠璃寺そばの民宿長珍屋泊まりでした。
4日目の2月21日(水)、早朝の遍路道周辺には、霜が降り
ていました。47番八阪寺へ向かう道筋での里山の眺め。
八阪寺と番外霊場札始大師堂にお参りし、水の涸れた重信川
を渡りました。橋から見える南面の山。
この日は52番太山寺(たいざんじ)までお参りしました。
5日目の2月22日(木)は、朝1番で53番円明寺(えんみょ
うじ)に参拝し、小説「花へんろ」で知られる作家・早坂暁さん
の出身地、北条の市街地を通過、番外霊場鎌大師に向かい
ます。
鎌大師近くから見える行く手の浅海原(あさなみはら)方面
の小山。正面の低い峠を下ると浅海原の町並みです。
この日は、今治市大西町泊まりでした。
6日目の2月23日(金)午前、54番延命寺から56番泰山
寺までお参りし、57番永福寺に向かいます。
蒼者川を越えたあたりから望む稜線です。
翌2月24日(土)は、順路としては山上の霊場、60番横峰寺
ですが、宿からの時間を考慮して翌日に回し、61番香園寺に
向かいました。
西条市東予総合支所(旧東予市役所)近くから見える、田園
と行く手の山並み。
この日は64番前神寺まで回り、61番に近いビジネス旅館
小松泊まりでした。
8日目の2月25日(日)は、標高745mの山上にある60番
横峰寺へ向かいます。
東側から寺に通じる平野林道近くまで上がると、展望が開け
て来ました。
。
60番横峰寺に参拝後、奥の院・星ヶ峰に上がりました。深い
谷を隔てて四国の最高峰、石鎚山(1970m)が望まれます。
この日、山頂付近は雲に隠されていました。
同じ場所で、2004年11月20日の初回の遍路の際に見た
石鎚山です。これは鳥居の前から撮りました。
舗装された平野林道を東側の人造湖・黒瀬湖に向かって
下ります。
林道が終わり、別の車道を黒瀬湖畔沿いの県道12号に
向かう途中からは、残雪の山並みが望まれました。
温暖な四国でも、2月下旬の高山には雪が残っているのです。
(続く)
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