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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

真冬の草津温泉3日間のバスの旅(群馬)(第1日)

2020-02-02 16:13:52 | 国内旅行
 例年なら1番寒い寒の内だが、今年は暖かい日が多い。でも、行ったことが無いという
連れ合いの希望で冬の間に温泉で温まろうと、阪急交通社・トラピックス企画による草津
温泉への3日間のバス旅に出かけた。

 私は草津温泉へは、半世紀前以前に温泉街近くの天狗山スキー場でのスキーや万座温泉
や志賀高原からの山越えのスキーツアー、職場の上司の8ミリ映画取材時の同行で出かけ、
比較的近年では1999年7月の草津白根山へのグループ登山、2009年10月にカン
トリーウオークグループで草軽電鉄廃線跡ウオーキングなど、あわせて数回行っているが、
温泉だけを目的としての旅は初めてになる。
 
2020年1月26日(日) 第1日

 小雨模様の西武新宿線の始発駅・西武新宿駅で下車し、JRなどの新宿駅に近い新宿副都
心の超高層ビル群のひとつ、センタービル前に行く。
     


 草津温泉行きの貸切観光バスは、9時30分にセンタービル前を出発した。

 首都高5号線から東京外環道を経て関越自動車道に入り、高坂SAで10時30分から
50分までトイレ休憩する。
     



 関越自動車道は埼玉県中央部を北西へと進み、群馬県に入る頃には雨は上がり、赤城山
や榛名山、上越国境・谷川連峰などの真っ白な山並み、さらに浅間山などが望まれた。

 榛名山


 谷川連峰


 浅間山


 赤城山

 北上するにつれ次第に青空が増え、赤城山、榛名山、谷川連峰、武尊山(ほたかさん)
らしい山並みも一層はっきりしてきた。

 谷川連峰


 武尊山

 関越自動車道の渋川伊香保ICを11時35分に出た。国道17号を少し北上して、国
道352号・長野街道に入り、JR吾妻線と吾妻川に沿って西方に向かう。


 中之条町で国道145号に入りさらに進むと、前方に草津白根山周辺↑かと思われる山
並みが近づき、風が強いのか雪煙の上がる浅間山↓も再度見えてきた。


 2度目の休憩地、今年完成予定の八ッ場(やんば)ダム左岸上部にある、「道の駅八ッ場
ふるさと館」で12時35分から13時までトイレ休憩となる。









 道の駅からは、ダムを横切る高さ87mの湖面2号橋(不動大橋)↑や、渇水期でもあり
まだ水位の低いダム湖の湖面などが望まれ、周辺には工事中の場所も見られる。







 さらに5㎞余り西進して草津道路・国道292号線に入り、林間をアップダウンして草
津温泉街へ。


 湯畑などのある温泉街中心部の北東側、家並みが少なくなった標高1,200mの山すそ
に進み、最初にツアーグルプのもう一つの宿泊先、ナウリゾートホテルに着く。


 さらに5分足らず、温泉街中心部の北北西にある私たちの2日間の宿泊地、ホテル ヴィ
レッジには13時35分頃に到着した。
     


 部屋に入りひと休み後、草津温泉街を少し巡ることにした。14時40分発ホテルのシ
ャトルバス↑に乗り、5分ほどで草津温泉バスターミナルに着いた。


 バスターミナルは3階建てで、待合室や売店、レストランなどがあり、その前の広場に
は温泉、文化、スポーツを形取ったらしい彫刻がある。
     

      台座には、草津町について以下のように記されていた。
     


 そばの交差点から湯畑に向かって下る。交差点際には石仏などの並ぶ古い建物があり、
その先両側には土産物店などが続いている。







 湯畑近くまで下ると、建物の間から西方の草津白根山周辺の山並みが望まれた。


 坂を下ったところが湯路広場で、中心部に大きなモミの木が立っていた。
     

 その周辺には、入浴できる温泉の建物や土産物店、飲食店などが建ち並ぶ。




    





 例年なら今頃はかなりの積雪のはずだが、暖冬の今年は雪が少なくて屋根に雪のない
ところも多く、周辺の斜面にも北側斜面以外には雪が見えない。


 それらの建物に囲まれて湯畑があり、硫黄の匂いが立ちこめ、温かな噴気がそちこちか
ら立ち上っていた。



 ちなみに、草津温泉は草津白根山(標高2,160m)の東麓にあり、毎分3万2,300ℓ
以上の自然湧出量は日本一のよう。

 日本を代表する名泉(名湯)の一つで、古くから日本三名泉(他は下呂温泉と有馬温泉)
の一つに数えられ、 江戸時代後期以降に何度も作られた温泉番付の格付では、当時の最高
位である大関(草津温泉は東大関)が定位置であったとか。

 明治時代に、ドイツ人医師・ベルツ博士が「世界第一級の温泉保養地(リゾート)」と
世界に紹介しているという。

 湯畑を囲む石柵には、草津を訪れたたくさんの著名人の名と来訪時期が記されている。


 湯畑の周囲には2つの足湯もあり、多くの観光客が楽しんでいた。








     




 湯畑の下部には、平成13年(2001)に草津温泉「湯畑」の湯けむりが環境省の
「かおり風景100選」に選定されたことを記したパネルや、岡本太郎が記した「草津の
未来をえがく」というパネルがある。
     


 湯畑の回りを反時計回りに一周し、幾つかの土産店をのぞいたり、ツアーでもらった温
泉まんじゅうと温泉たまご引換券を各々の店で品物に交換してもらったりした。
    




 気温は0℃前後だったが、日が傾いて冷えを感じてきたので引き上げることにした。


 往路をバスターミナルまで戻り、バスを待つ間にターミナルビル1階を回ってみた。


     
 観光協会の前に、草軽電気鉄道のデキ12形電気機関車の1/2スケール模型がある。
         
 草軽電鉄は、大正15(1926)年9月に新軽井沢~草津温泉間の全長55.5㎞が
全線開通した。ピークは終戦直後の昭和21年3月で、46万人の乗客があったよう。

 しかし翌月、国鉄長野原線(現在のJR吾妻線)が渋川~長野原間で旅客営業を開始し
て乗客は減り始め、相次ぐ台風被害も追い打ちをかけ、昭和37(1962)年1月末で
廃線になったという。

 私も草軽電鉄には乗ったことがなく、動く映像を観たのは、つい数年前にリバイバル上
映された、高峰秀子主演の日本最初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」であった。


 草津温泉バスターミナル16時20分発のシャトルバスで、ホテルビレッジに戻った。

 ホテルには3棟の建物があり、そのひとつのタワー館↓が私たちの宿泊棟である。






(天気 東京 小雨、草津 晴、歩数 10,000)




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