2018年6月10日(日)
梅雨入り後4日目、埼玉県内を中心に歩くカントリーウオークグループの第254回例
会に参加した。
集合はJR高崎線・秩父鉄道の熊谷駅。10時15分発妻沼(めぬま)行バスに乗り、
10時40分に道の駅めぬまバス停で下りた。
道の駅には「めぬま物産センター」と「めぬまアグリパーク」の建物、そしてバラ園な
どがある。
物産センター↑には近在の新鮮な野菜などが並び、アグリパーク↓にも地元物産品などが
豊富である。
外で販売していた植木類
バラ園のバラは盛りを過ぎていた。それらを一巡後、小雨模様なので雨具を付けて11
時にスタートした。
== 田園地帯にある集落の寺社を巡る ==
国道407号を横断して西へ、周辺の田んぼはまだ水入り前で、遮るもの無い展望が広
がる。
まずは、最初の集落八木田の観音寺に行く。本堂前に鉢植えのハスがたくさん並び、1
輪だけが花を開いていた。芝生にはネジバナがたくさん咲いている。
集落を抜けてさらに西へと田園地帯を進む。田のあぜにピンクの小さな花が目につき、
すっかり熟した小麦色の田んぼも残る。
次の飯塚集落に入り、太田小の南西にある太田神社へ。旧太田村の総鎮守として、大正
4(1915)年に周辺21の郷社を合祀してこの地に鎮座したという。
境内では、アジサイやガクアジサイが雨に濡れて咲き、キャラブキの葉には何匹かのア
マガエルが目につく。
大田小の東まで戻って北へ、田んぼの間やネギ畑の横などを進んで福正寺集落に入る。
無住の安養院横を通過して流れ豊富な備前渠用水路を越える。
12時25分に昼食地の妻沼運動公園に着く。体育館↓の屋根下を借りて昼食にした。
== 妻沼市街の近代化遺産を見て国宝建造物のある妻沼聖天堂へ ==
昼食後にミーティングをして、13時10分に運動公園を出た。幅広い歩道のある車道
を東進し、国道407号を横断する。
北側の妻沼行政センター交差点から東に進んで商工会館の駐車場に入り、二つの近代化
遺産の建物を見る。
手前の井田記念館は、メヌマポマードの創始者で元衆議院議員の井田友平氏の旧宅。昭
和31年(1956)に旧妻沼町に寄贈され移築したもの。建物前には井田友平氏の胸像
もあった。
建物のそばに咲くアジサイ
東側交差点際には、国登録有形文化財の坂田医院旧診療所の建物がある。昭和6(1931)
年に建てられた産科医院で、鉄筋コンクリート平屋の洋風近代建物。
昭和50年代(1975~)前半まで使われたが、改造せずに建設当初の状態を残して
おり、この地方の近代建築の貴重な遺構だという。
建物横に、2006~7年のテレビドラマで映画化もされた「映画 東京タワー、オカ
ンとボクと、時々、オカン 撮影地」の標柱が立っていた。
バス通りより一つ西の通りに回って北に500mほど進み、山門をくぐって妻沼聖天山
歓喜院(めぬましょうでんざんかんぎいん)の本坊本堂の境内に入る。
日本三大聖天の一つで、平家物語にも登場する武将・斉藤別当実盛(さねもり)が治承
3(1179)年に本尊の聖天を祭ったのが始まりとか。
本坊は、斎藤実盛の子・良応僧都が、本尊に仕える行者の修行の場として開創されたと
いう。
雨に濡れしっとりした境内にはマキなど大きな樹木が多く、静かなたたずまい。本坊の
屋根下で休憩後、記念撮影をした。
山門前から東側の御本殿などのある広い境内に向かう。山門近くの道路際に、埼玉県指
定文化財で鎌倉時代のものと推定される、高さ1.78m、幅59㎝の板石塔婆(いたい
しとうば)が保存されていた。
商店などの並ぶ「聖天様南通り」を横断して広い境内に入り、中心部の仁王門↓に30
分後の14時50分集合としてフリータイムとする。
正面が埼玉県内唯一の国宝木造建造物の御本殿で、安永8(1779)年の完成のよう。
拝殿と相の間、奥殿からなり、建物の各部材や壁面は全て彫刻で装飾された江戸中期の貴
重な文化遺構。8年前に8年間の修理工事の完成により、創建当時の華麗な色彩が復元さ
れている。
左手受付から入り(拝観料700円)、「埼玉日光」とも呼ばれる、相の間と奥殿の精
彩で華麗な彫刻の数々を拝観した。
境内にはほかに、ケヤキとエノキの寄り添う「夫婦の木」↓、平和の塔、鐘楼、大師堂、
中門、護摩堂、貴惣門(国指定重要文化財)など見るべきものが多い。
大師堂
護摩堂
中門
14時50分に仁王門を去り、正面の貴惣門方面へ。中門の東側は工事中。貴惣門の手
前には斎藤実盛公像がある。
側面に破風を3つ重ねた独特の貴惣門↑を出て、そばのゴール、妻沼聖天前バス停に14
時56分に着いた。バス停広場には「めぬま夏祭り」の大きなタイルが画がある。
妻沼聖天山の周辺には聖天山にちなむ土産店など多いが、バス停前にも和洋菓子の店頭
製造販売する梅月堂があり、聖天太鼓や縁結びあげまんじゅうなど販売している。
15時5分(7分遅れ)発バスで熊谷駅に15時40分に着き、15時56分発上り小
田原行特別快速電車に乗る。
前日の熊谷の最高気温は33.2℃の暑さだったが、今日日中は18℃前後で雨も小降
り、この時期の歩きとしてはまずまずのコンディションだった。
(参加 12人、天気 小雨、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 深谷、妻沼、歩行地
熊谷市、歩数 15,400)
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梅雨入り後4日目、埼玉県内を中心に歩くカントリーウオークグループの第254回例
会に参加した。
集合はJR高崎線・秩父鉄道の熊谷駅。10時15分発妻沼(めぬま)行バスに乗り、
10時40分に道の駅めぬまバス停で下りた。
道の駅には「めぬま物産センター」と「めぬまアグリパーク」の建物、そしてバラ園な
どがある。
物産センター↑には近在の新鮮な野菜などが並び、アグリパーク↓にも地元物産品などが
豊富である。
外で販売していた植木類
バラ園のバラは盛りを過ぎていた。それらを一巡後、小雨模様なので雨具を付けて11
時にスタートした。
== 田園地帯にある集落の寺社を巡る ==
国道407号を横断して西へ、周辺の田んぼはまだ水入り前で、遮るもの無い展望が広
がる。
まずは、最初の集落八木田の観音寺に行く。本堂前に鉢植えのハスがたくさん並び、1
輪だけが花を開いていた。芝生にはネジバナがたくさん咲いている。
集落を抜けてさらに西へと田園地帯を進む。田のあぜにピンクの小さな花が目につき、
すっかり熟した小麦色の田んぼも残る。
次の飯塚集落に入り、太田小の南西にある太田神社へ。旧太田村の総鎮守として、大正
4(1915)年に周辺21の郷社を合祀してこの地に鎮座したという。
境内では、アジサイやガクアジサイが雨に濡れて咲き、キャラブキの葉には何匹かのア
マガエルが目につく。
大田小の東まで戻って北へ、田んぼの間やネギ畑の横などを進んで福正寺集落に入る。
無住の安養院横を通過して流れ豊富な備前渠用水路を越える。
12時25分に昼食地の妻沼運動公園に着く。体育館↓の屋根下を借りて昼食にした。
== 妻沼市街の近代化遺産を見て国宝建造物のある妻沼聖天堂へ ==
昼食後にミーティングをして、13時10分に運動公園を出た。幅広い歩道のある車道
を東進し、国道407号を横断する。
北側の妻沼行政センター交差点から東に進んで商工会館の駐車場に入り、二つの近代化
遺産の建物を見る。
手前の井田記念館は、メヌマポマードの創始者で元衆議院議員の井田友平氏の旧宅。昭
和31年(1956)に旧妻沼町に寄贈され移築したもの。建物前には井田友平氏の胸像
もあった。
建物のそばに咲くアジサイ
東側交差点際には、国登録有形文化財の坂田医院旧診療所の建物がある。昭和6(1931)
年に建てられた産科医院で、鉄筋コンクリート平屋の洋風近代建物。
昭和50年代(1975~)前半まで使われたが、改造せずに建設当初の状態を残して
おり、この地方の近代建築の貴重な遺構だという。
建物横に、2006~7年のテレビドラマで映画化もされた「映画 東京タワー、オカ
ンとボクと、時々、オカン 撮影地」の標柱が立っていた。
バス通りより一つ西の通りに回って北に500mほど進み、山門をくぐって妻沼聖天山
歓喜院(めぬましょうでんざんかんぎいん)の本坊本堂の境内に入る。
日本三大聖天の一つで、平家物語にも登場する武将・斉藤別当実盛(さねもり)が治承
3(1179)年に本尊の聖天を祭ったのが始まりとか。
本坊は、斎藤実盛の子・良応僧都が、本尊に仕える行者の修行の場として開創されたと
いう。
雨に濡れしっとりした境内にはマキなど大きな樹木が多く、静かなたたずまい。本坊の
屋根下で休憩後、記念撮影をした。
山門前から東側の御本殿などのある広い境内に向かう。山門近くの道路際に、埼玉県指
定文化財で鎌倉時代のものと推定される、高さ1.78m、幅59㎝の板石塔婆(いたい
しとうば)が保存されていた。
商店などの並ぶ「聖天様南通り」を横断して広い境内に入り、中心部の仁王門↓に30
分後の14時50分集合としてフリータイムとする。
正面が埼玉県内唯一の国宝木造建造物の御本殿で、安永8(1779)年の完成のよう。
拝殿と相の間、奥殿からなり、建物の各部材や壁面は全て彫刻で装飾された江戸中期の貴
重な文化遺構。8年前に8年間の修理工事の完成により、創建当時の華麗な色彩が復元さ
れている。
左手受付から入り(拝観料700円)、「埼玉日光」とも呼ばれる、相の間と奥殿の精
彩で華麗な彫刻の数々を拝観した。
境内にはほかに、ケヤキとエノキの寄り添う「夫婦の木」↓、平和の塔、鐘楼、大師堂、
中門、護摩堂、貴惣門(国指定重要文化財)など見るべきものが多い。
大師堂
護摩堂
中門
14時50分に仁王門を去り、正面の貴惣門方面へ。中門の東側は工事中。貴惣門の手
前には斎藤実盛公像がある。
側面に破風を3つ重ねた独特の貴惣門↑を出て、そばのゴール、妻沼聖天前バス停に14
時56分に着いた。バス停広場には「めぬま夏祭り」の大きなタイルが画がある。
妻沼聖天山の周辺には聖天山にちなむ土産店など多いが、バス停前にも和洋菓子の店頭
製造販売する梅月堂があり、聖天太鼓や縁結びあげまんじゅうなど販売している。
15時5分(7分遅れ)発バスで熊谷駅に15時40分に着き、15時56分発上り小
田原行特別快速電車に乗る。
前日の熊谷の最高気温は33.2℃の暑さだったが、今日日中は18℃前後で雨も小降
り、この時期の歩きとしてはまずまずのコンディションだった。
(参加 12人、天気 小雨、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 深谷、妻沼、歩行地
熊谷市、歩数 15,400)
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