2015年2月4日(水)
立春の今日は、さいたま市北区で開催されている2つの展覧会に出かけました。
JR宇都宮線で大宮のひとつ先の土呂(とろ)駅に下車し、12時07分にスタートし
ました。
最初の目的地は、駅の北北西方向にあるさいたま市北区役所のあるプラザノースです。
北に行き過ぎて少し回り道して、プラザノース↓に入ります。
この建物の2階では、『第29回私が見つけた「埼玉の自然」フォトコンテスト』の入
賞・入選作品展を開催中です。
この作品展は毎年この時期に開催されているので、いつも観覧に出かけています。
会場では最優秀賞1点、優秀賞2点、特選3点、準特選20点、奨励賞20点、入選作
品100点、招待作品7点の数々が展示されていました。
いずれも県内で撮った作品ですが、水面近くで鳥が魚を捕らえた鳥、夜の空に広がる雷
光、小さな動物の表情など、素晴らしいシャッターチャンスや狙い所に、さすがという作
品が多く、感心しました。
なお、この作品展は2月8日(日)まで開催しています。
観覧を終えたら13時を過ぎたので、隣接するイトーヨーカドーで昼食を済ませ、南に
向かうことにしました。すぐそばの交差点際に、りっぱな教会のような建物が目につきま
した。
何だろうかとそばに行き確かめたら、「アートグレイス ウェディングシャトー 大宮瑠
宮」という結婚式場のよう。
その横を南下して埼玉県警察学校の横を過ぎ、JR宇都宮線と東武野田線の踏切を越え
て、県立大宮公園の北端にある「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に入りました。
入ってすぐ右手には、県史跡大宮公園内遺跡の弥生時代末期の住居跡に造られた、かや
ぶきの復元住居があります。つまりこの博物館周辺も、大宮公園遺跡の一部なのです。
博物館の北側入口。
入館して最初に、2月15日まで開催中の企画展「埼玉の自由民権」の展示室へ。
この展示室は撮影禁止なので、まずは企画展のリーフレットを。
裏面に記された、この企画展の紹介文の要旨を以下に。
明治時代はじめ、薩長藩閥によって独占されていた政治を批判し、国会開設、地租軽減、
政治的自由の拡張などを求めた国民的政治・社会運動、自由民権運動があった。
その広がりは埼玉県にも見られ、県内各地に作られた民権結社と呼ぶグループは、法律
や政治などを学習したり演説会が行われ、また、経済的困窮を訴えた近代日本最大の農民
蜂起である秩父事件が起こっている。
本年度は、本県最初の民間結社である七名社の結成から130年になる節目の年なので、
これを機に、自由民権運動とその中で活躍した埼玉の人々の姿、民間憲法として有名な五
日市憲法草案、秩父事件の記録などの歴史資料を紹介する。
というもので、展示構成は、プロローグ、Ⅰ立ち上がる自由民権、Ⅱ埼玉の民権結社、
Ⅲ秩父事件、Ⅳ帝国議会と政党、エピローグに分かれ、それぞれの資料などが展示されて
いました。
リーフレットの裏面に、展示品の一部の写真4点がありましたので、以下に紹介します。
常設展示室への途中の廊下からは、館内の竹林の中に立つ2つの石灯ろうが見られます。
宝暦11年(1761)に9代将軍家重の死去にあたり、徳川家の菩提寺である東京・
芝の増上寺に奉納されたもので、これは小田原北条市の後裔(こうえい)である遠見守北
条氏彦が奉納したものとのこと。
企画展の後は、何度も見ているのですが常設展示室も一巡しました。第1室の旧石器~
弥生時代の展示の一部。
第2室、古墳時代の展示のなかから
昭和53年(1978)に武蔵埼玉(さきたま)稲荷山古墳(行田市)から出土の、国
宝・金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)の複製品。115文字が記されていて、当時大
変話題になったものです。
ここまでは撮影可能ですが、以下の部屋は撮影禁止です。
第3室 奈良~南北朝時代 第4室 美術展示室 第5室 室町~戦国時代
第8室 江戸時代 第9室 明治時代~現代
このうち第8室江戸時代の中に、「埼玉の円空仏」の特別展示があり、円空(1632
~)が全国各地を布教しながら作った仏像や神像のうちの、埼玉県内で現在確認されてい
る約170体の円空仏の一部が展示され、素朴で力強い作品を見ることができました。
地下の第6室 板碑と第10室 農業と暮らしも撮影可能だったので、その幾つかを。
第6室 板碑のなかから
日本最大という、長瀞町にある長安2年(1369)銘の釈迦一尊種子(しゃかいっそ
んしゅじ)板碑の複製品(右)で、地上高は5.37m。
なお、その左下に見える小さな板碑は、在銘では日本最小という鴻巣市にある阿弥陀一
尊種子(あみだいっそんしゅじ)板碑ですが、撮影禁止でした。
同室にある、ときがわ町の慈光寺の国重要文化財・慈光寺開山(かいさん)塔の複製。
最後に回った第10室 農業と暮らしの部屋も撮影可能です。
養蚕の道具
観覧を終えて食堂とミュージアムショップの近くの出口から退館したら、外はかなり雲
に覆われていました。
木々の多い大宮公園北部の「百年の森」を抜けて池の東側に向かいます。
池に遊ぶカモ
小動物園の近くの梅林では、紅梅が開花し始めていました。
日本庭園下を回って氷川神社に向かいます。
東側の門から入って、武蔵一宮の氷川神社に参拝しました。
南側の門を出て、2㎞続く長い参道を2の鳥居まで進み、大宮駅に向かうことに。
一の宮通りに入ると、店の前に大きなぬいぐるみの熊ちゃんが立っていました。
一の宮通りを西に抜けて、JR大宮駅には15時56分に着きました。
(天気 快晴後晴、距離 7㎞、地図(1/2.5万) 岩槻、浦和、歩行地 さいた
ま市北区、歩数 13,300)
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立春の今日は、さいたま市北区で開催されている2つの展覧会に出かけました。
JR宇都宮線で大宮のひとつ先の土呂(とろ)駅に下車し、12時07分にスタートし
ました。
最初の目的地は、駅の北北西方向にあるさいたま市北区役所のあるプラザノースです。
北に行き過ぎて少し回り道して、プラザノース↓に入ります。
この建物の2階では、『第29回私が見つけた「埼玉の自然」フォトコンテスト』の入
賞・入選作品展を開催中です。
この作品展は毎年この時期に開催されているので、いつも観覧に出かけています。
会場では最優秀賞1点、優秀賞2点、特選3点、準特選20点、奨励賞20点、入選作
品100点、招待作品7点の数々が展示されていました。
いずれも県内で撮った作品ですが、水面近くで鳥が魚を捕らえた鳥、夜の空に広がる雷
光、小さな動物の表情など、素晴らしいシャッターチャンスや狙い所に、さすがという作
品が多く、感心しました。
なお、この作品展は2月8日(日)まで開催しています。
観覧を終えたら13時を過ぎたので、隣接するイトーヨーカドーで昼食を済ませ、南に
向かうことにしました。すぐそばの交差点際に、りっぱな教会のような建物が目につきま
した。
何だろうかとそばに行き確かめたら、「アートグレイス ウェディングシャトー 大宮瑠
宮」という結婚式場のよう。
その横を南下して埼玉県警察学校の横を過ぎ、JR宇都宮線と東武野田線の踏切を越え
て、県立大宮公園の北端にある「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に入りました。
入ってすぐ右手には、県史跡大宮公園内遺跡の弥生時代末期の住居跡に造られた、かや
ぶきの復元住居があります。つまりこの博物館周辺も、大宮公園遺跡の一部なのです。
博物館の北側入口。
入館して最初に、2月15日まで開催中の企画展「埼玉の自由民権」の展示室へ。
この展示室は撮影禁止なので、まずは企画展のリーフレットを。
裏面に記された、この企画展の紹介文の要旨を以下に。
明治時代はじめ、薩長藩閥によって独占されていた政治を批判し、国会開設、地租軽減、
政治的自由の拡張などを求めた国民的政治・社会運動、自由民権運動があった。
その広がりは埼玉県にも見られ、県内各地に作られた民権結社と呼ぶグループは、法律
や政治などを学習したり演説会が行われ、また、経済的困窮を訴えた近代日本最大の農民
蜂起である秩父事件が起こっている。
本年度は、本県最初の民間結社である七名社の結成から130年になる節目の年なので、
これを機に、自由民権運動とその中で活躍した埼玉の人々の姿、民間憲法として有名な五
日市憲法草案、秩父事件の記録などの歴史資料を紹介する。
というもので、展示構成は、プロローグ、Ⅰ立ち上がる自由民権、Ⅱ埼玉の民権結社、
Ⅲ秩父事件、Ⅳ帝国議会と政党、エピローグに分かれ、それぞれの資料などが展示されて
いました。
リーフレットの裏面に、展示品の一部の写真4点がありましたので、以下に紹介します。
常設展示室への途中の廊下からは、館内の竹林の中に立つ2つの石灯ろうが見られます。
宝暦11年(1761)に9代将軍家重の死去にあたり、徳川家の菩提寺である東京・
芝の増上寺に奉納されたもので、これは小田原北条市の後裔(こうえい)である遠見守北
条氏彦が奉納したものとのこと。
企画展の後は、何度も見ているのですが常設展示室も一巡しました。第1室の旧石器~
弥生時代の展示の一部。
第2室、古墳時代の展示のなかから
昭和53年(1978)に武蔵埼玉(さきたま)稲荷山古墳(行田市)から出土の、国
宝・金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)の複製品。115文字が記されていて、当時大
変話題になったものです。
ここまでは撮影可能ですが、以下の部屋は撮影禁止です。
第3室 奈良~南北朝時代 第4室 美術展示室 第5室 室町~戦国時代
第8室 江戸時代 第9室 明治時代~現代
このうち第8室江戸時代の中に、「埼玉の円空仏」の特別展示があり、円空(1632
~)が全国各地を布教しながら作った仏像や神像のうちの、埼玉県内で現在確認されてい
る約170体の円空仏の一部が展示され、素朴で力強い作品を見ることができました。
地下の第6室 板碑と第10室 農業と暮らしも撮影可能だったので、その幾つかを。
第6室 板碑のなかから
日本最大という、長瀞町にある長安2年(1369)銘の釈迦一尊種子(しゃかいっそ
んしゅじ)板碑の複製品(右)で、地上高は5.37m。
なお、その左下に見える小さな板碑は、在銘では日本最小という鴻巣市にある阿弥陀一
尊種子(あみだいっそんしゅじ)板碑ですが、撮影禁止でした。
同室にある、ときがわ町の慈光寺の国重要文化財・慈光寺開山(かいさん)塔の複製。
最後に回った第10室 農業と暮らしの部屋も撮影可能です。
養蚕の道具
観覧を終えて食堂とミュージアムショップの近くの出口から退館したら、外はかなり雲
に覆われていました。
木々の多い大宮公園北部の「百年の森」を抜けて池の東側に向かいます。
池に遊ぶカモ
小動物園の近くの梅林では、紅梅が開花し始めていました。
日本庭園下を回って氷川神社に向かいます。
東側の門から入って、武蔵一宮の氷川神社に参拝しました。
南側の門を出て、2㎞続く長い参道を2の鳥居まで進み、大宮駅に向かうことに。
一の宮通りに入ると、店の前に大きなぬいぐるみの熊ちゃんが立っていました。
一の宮通りを西に抜けて、JR大宮駅には15時56分に着きました。
(天気 快晴後晴、距離 7㎞、地図(1/2.5万) 岩槻、浦和、歩行地 さいた
ま市北区、歩数 13,300)
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