あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

八潮と三郷の川沿いをカントリーウオーク(埼玉)

2012-09-18 18:37:29 | カントリーウオーク

 前回のアップと日にちが前後してしまいましたが、1日前のウオーキング記録です。

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 2012年9月15日(土)

 8月を夏休み後の、カントリーウオークグループの第196回例会に参加した。集合
は、つくばエクスプレスの八潮(やしお)駅。参加者が少ないので組み分けはせずに全
員一緒に歩くことにして、10時7分に出発した。

 == 大場川沿いにみさと公園へ ==

 駅の開業は2005年8月。南口を出ると区画整理事業により新しい広い道路が出来
ていた。その道路を南西に進んで垳(がけ)地区に入る。

 「垳」は日本でただひとつの地名。新町名「青葉」に変更される計画が出ていたが、住民
からの請願を受けて一昨日の市議会で見直されることになりそうだという。(下記9月
14日朝日新聞朝刊、埼玉版記事参照)。

 合併や町名変更で、古い由緒ある地名がどんどん消えていく中で、ほかにない貴重な
地名が残ることになれば、大変喜ばしいことだ。

 集落の中心に垳稲荷神社があり、狭い境内の南東端に標高2.0mの水準点が埋め込
まれていた。


 少し先の常念寺には、古い手水鉢に猫や獅子の置物が並び、中興上人北川勉正像、新
しい観世音菩薩像、宝暦8(1758)年銘の↓地蔵菩薩像などが目についた。



 そばの垳川沿いに出て、中川と交差する垳川排水機場の横を通過する。


 川と反対側の金網に、円形の瓜のような実が実っていた。


 中川右岸沿いを北東に向かう。川沿いは工場が多く、上野風月堂の工場には直売店も
ある。潮止橋からは東京スカイツリーが望まれ、流れの西方には夏雲が広がる。


 橋を渡って南に延びる古新田通りに入る。通りには、昭和時代かららしい商店が幾つ
か残っていた。

 通りの中ほどにあった古新田稲荷神社の緑陰で休憩して水分補給する。境内のイチョ
ウにはギンナンをたわわに実を付け、ミンミンゼミが賑やか。


 道路を挟んだ西側の福蔵院には、夏の花サルスベリと秋近しを感じるハギが、ピンク
の彩りを競って咲いていた。


 昭和中期のものか、平屋の市営住宅らしい建物の横を入って大場川右岸沿いへ。県内
最大のマリーナという大場川マリーナがあり、数千万円するというレジャーボートがた
くさん並んでいた。



 流れが大きく左カーブするあたりの流れにアオサギが立ち、近くの畑にパンパスグラ
スがりっぱな穂を風になびかせている。


 この夏の日照り続きで、流れの水量は1.5m前後は減っていることが、両岸の泥の
様子で分かる。八潮南公園の横を入って大場川と第二大場川の橋を渡る。


 大場川には、大正3年竣工で県史跡になっている二郷半領不動堀橋↑と呼ぶレンガ造
りの橋がかかり、その先の水元(みずもと)公園の西端には、東京都でただひとつ現存
のレンガ造りアーチ橋という、りっぱな閘門(こうもん)橋↓がかかっていた。

 閘門橋の正式名称は「弐合半領猿又閘門」と呼び、歩道専用橋である。

 小休止して水分補給後、大場川左岸沿いの遊歩道を進む。

 しばらくは桜並木が続いたが、やがて途切れた。でも雲が増えて暑い日差しを遮って
くれる。

 対岸の水元公園の豊富な緑や、水辺に何か所か見えたイソシギやアオサギなどを眺め
ながら進む。反対側の道路際にはカラスウリの花が咲いている。


 流れが、水元公園を抱えるように大きく右カーブするあたりで橋を渡り、左に曲がる
大場川に分かれる。その先は水元公園とみさと公園を挟む都県境の水辺が続き、再び東
京スカイツリーが望まれる。


 向こうのクイにカワウが止まり、北端からからみさと公園に入った。12時半を過ぎ、
対岸の水元公園にメタセコイアの高木が並ぶあたりに東屋があり、遅れて別ルートから
来たNさんが待っていた。



 風の通るそばの緑陰にシートを敷き、流れで練習中のボートを眺めながら昼食とする。




 == 第二大場川から二郷半用水へ == 


 ミーティングと記念撮影をして、13時45分に午後のコースに向かい、まずはみさ
と公園の遊歩道を南に進む。


 湿地の中に池もあり、広い木道の続く自然観察ゾーンを一巡する。中ほどにはホタル
の保護エリアもあった。


 南東端から公園を出て、高州三丁目の宝蓮寺に入るころ、黒い雲が近づき霧雨が落ち
てきたがすぐに止む。山門際にギンナンの実るイチョウの古木が立ち、市の保存樹のシ
イもある。


 八木崎戸ヶ崎七福神の福禄寿の寺だが、どこに祭られているか分からない。そばの香
取神社にも大イチョウがあった。

 未完成の外環道用橋脚が並ぶ、みさと公園入口交差点を斜めに横断し、高州一丁目の
本隆寺へ。白壁の本堂は独特の造り。宝蓮寺同様、七福神の毘沙門天がどこにあるかは、
はっきりしなかった。


 北に向かうと、住宅地に囲まれた一角に黄金色に色づく田んぼが残っている。大場川
沿いに出て西側のせきわく橋を渡る。桜並木の九兵衛用水沿いを進み、外環道の終点近
くの県道295号に出た。

 鷹野五丁目に入り、午前中通過した大場川左岸の遊歩道に戻る。このあたりは植え込
みがなく、午後の日差しを正面から受けて暑い。小さい公園で小休止後大場川を離れ、
北に伸びる第二大場川沿いへ。

 間もなく合流点で第二大場川を右に分け、左に伸びる二郷半用水緑道に入った。この
先は植栽が多く車を気にせずに歩けるのがよい。


 植栽は多様で、桜、クヌギ、梅、モクレンなど進むにつれて変わり、真ん中に流れを
残すところもある。


 東屋とトイレのあるところで最後の休憩をした。

 その先、小さい道路との交差点際に「身代わり地蔵」の看板が下がり、そばのお堂に
何体かの石仏が並んでいた。正面は青面金剛像のようで、横にお地蔵さんらしいのもあ
るが、どれが身代わり地蔵かは分からなかった。


 遊歩道はカリンの若木に変わり、それぞれにたくさん実を付けている。


 西を流れる中川と東の江戸川とを結ぶ三郷放水路の、二郷半橋を渡る。

 橋の北側の遊歩道を外環道の東に抜けて新和小の横を通過し、第二大場川沿いを北進
する。周辺に新しいビルの建設が進むつくばエクスプレスの三郷中央駅に、16時35
分にゴールした。


 雲が多目で風もあったが、気温は32℃前後かと思われ、暑さに弱い私には残暑の中
の16㎞を超える距離はこたえた。帰りに乗り継いだ4本の電車の車中は居眠りに終始
し、帰宅して夕食後も2時間近く仮眠した。

(天気 曇後晴、参加 10人、距離 (別途)、地図(1/2.5万) 草加、松戸、
 歩行地 八潮市、三郷市、歩数 27,800)



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