あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

八王子の片倉城跡を訪ねる(東京)

2011-11-29 17:53:51 | 江戸・東京を歩く
 2011年11月26日(土)

 地図を愛好するグループ「地図を歩く会」の第22回例会で、八王子市街の南部にあり
東京都の史跡となっている片倉城跡を訪ねました。

 JR横浜線の、北のターミナルである八王子駅の次の片倉駅に集合し、10時半過ぎに
駅を後にしました。北口を出て西へ、国道16号を横断すると、すぐ西側の丘陵が片倉城
跡です。


 広葉樹林に覆われた斜面の下に住吉沼があり、その周辺のラクウショウとメタセコイア
が色づき、そばに幾つかの彫刻が並んでいます。




 斜面中腹にある住吉神社を目指して急階段を上がり、左に回り込むと、イチョウの幼木
がたくさん生えていました。そばのイチョウから落ちた、ギンナンが芽を出したのです。


 住吉神社は、片倉城主であった長井大善太夫道広が、応安4年(1372)に城の鎮守
として摂津国(大阪市)の住吉大社を勧請したものとか。

 慶安2年(1649)10月には、徳川3代将軍から朱印7石を受けているそうです。

 片倉城は、室町時代に大江広元を祖先とする長井氏により築かれたと伝えられており、
太平洋戦争中には高射砲陣地として使われたとのこと。面積は、39.272㎢あるそう
です。

 神社の背後から林間を、本丸跡に向かって上がって行きました。


 広い芝生に覆われた本丸広場です。


 本丸と二の丸の間の空堀はかなり埋まっていて、あまり窪みが感じられません。


 二の丸広場も広い芝生地に。西端からは奥多摩の山並みが望まれます。


 広場の隅で実を付けている木は、ムクでしょうか…


 二の丸広場の先は、標高144mの水準点をピークとした平坦な台地上に畑が広がり、
その周辺を広葉樹林が点在していました。


 広葉樹林の切れ目から北を見ると、八王子駅そばに最近出来たという、高層ビルが目
につきます。


 さらに台地上の畑の横を西に進みました。


 畑の先には、最近完成したらしい「片倉つどいの森公園」と呼ぶ、芝生広場を中心に
した自然公園が広がっています。


 公園の高台部分の西端まで行き、昼食前にまず、このグループいつもの行事、山座同定
(さんざどうてい=山の形や位置から山の名前を確認すること)に入ります。丹沢方面は
雲が多く、富士山も雲に隠れていましたが、奥多摩の山並みが、かなりはっきりと見られ
ました。


 北西に見える、五重塔のあるところは満福寺のようです。


 奥多摩の最もよい目印である大岳山(1267m)。


 さらに右(北)に目を向けると、奥武蔵の山並みや秩父の武甲山(右端)なども。


 山座同定の後、クローバーの上に腰を下ろして昼食にしました。

 同じ場所で1時間近く経過してから南西に向かい、「つどいの池」と呼ぶ調整池のそば
まで下り、公園を抜けました。


 近くの道路際に、たくさん花開いていた皇帝ダリアの一部。


 片倉駅の次、八王子みなみ野駅周辺は、広い道路を挟んで、新しい商店や事務所、住宅
などがどんどん出来つつあり、片倉城跡やつどいの森公園とは別世界のようでした。


 撮り忘れたので、ゴールのJR横浜線八王子みなみ野駅前で今日のメンバーを。私を入
れて4人で、ちょっと淋しい集まりでした。
  

 (天気 快晴、地図(1/2.5万) 八王子、歩行地 八王子市)
 


にほんブログ村 アウトドアブログ 散歩・ウォーキングへ
にほんブログ村


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする