あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

文春新書 「世界130ヵ国自転車旅行」

2010-12-06 22:54:30 | Weblog
 ブログの投稿ピッチが少し空いてきてしまいましたが、それにはわけがあります。

 来年の正月早々、わが家としては久しぶりの大きな家事があるため、このところ、
その準備に追われて、市外へ出かけるのも必要最小限にせざるを得ないのです。

 そのためウオーキングも、いつも回っている市内の幾つかのルートを巡るだけな
ので、レポートも途切れがちとなってしまいました。

 毎日ご訪問いただいている方には申し訳ありませんが、しばらくは間隔をおいて、
ご覧下さるようにしていただければと思います。

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 そんなことで今日の話題は、11月20日に発売された、文春新書の新刊、「世界
130ヵ国自転車旅行」についてです。



 著者の中西大輔さんは1970年生まれ、29歳の1998年7月に日本を出発し、
なんと11年3ヶ月もかけて、昨年、2009年10月までの間、地球を2周りして、
世界130カ国を回る自転車旅行をしたのです。

 本書は、その長い旅のなかで、出発するまでのご自身の足取りや、旅行中に
印象に残ったことを7つの章に分けて記しています。

 まずは、学生時代の自転車との関わりから、現地で資金を浮かすとともに安全
対策として警察や軍隊などにタダで泊まったこと、自転車旅の魅力、世界各地で
受けたたくさんの親切、一方でハイエナにテントのそばに忍び寄られて怖かった
ことや危険だったこと、あちこちで会った世界の有名人、そしてたった1度の恋と
いったことなどです。

 最初の計画では、3年半で世界1周ということで出発したのですが、親切な方に
めぐりあい、居心地がよくて4ヶ月も滞在したりしており、費用は約700万円で、
29歳から39歳までの11年余りの旅をしたとのこと。

 1年あたり60万円余りという、想像できない節約旅行で、世界中に500人もの
友達をつくったという、すばらし旅の様子が綴られています。

 最近は、外国へ出かけるのを躊躇する若者が増えていて、アメリカへの留学生
も、以前は日本人が一番多かったのに、昨今は中国や韓国以下とか、今日の夕
刊にも掲載されていましたが、ぜひ多くの若人が世界を回って世界を知り、これ
からの日本を、どうしていったらよいかを考えて欲しいところですが、本書をその
きっかけづくりに読んでもらったらどうでしょうか…。

 新書版190頁、税込み924円です。



 昨日、12月5日(日)の朝日新聞朝刊には、このような人も紹介されていました。
この人も中西さん同様、誰もやらないことに挑んだ若者です。

コメント
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