あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

比叡山ろく・坂本の日吉大社へ(滋賀)

2009-11-04 22:44:47 | Weblog
 おととい、きのうの寒さがゆるみ、今日はおだやかな日和となりました。
きょうからは、先週の火曜から木曜にかけて訪ねた、関西の大津、奈良、
京都のレポートです。

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 2009年10月27日(火)

 前日の雨が去って好天となりました。東京駅8時33分発ひかり505号
で京都に向かいます。

 富士市の辺りでは、冠雪した富士山が一望です。




 京都からJR湖西線で堅田まで行き、法事を済ませたあと、近くの比叡山
坂本駅まで戻り、比叡山山ろくの大津市坂本にある日吉大社を訪ねました。


 日吉大社は、全国に約3800あるという日吉神社、日枝神社の総本宮。
総面積13万坪という境内には、山王21社と呼ばれる上7社、中7社、下
7社があり、国宝2棟、国重要文化財17棟を有する大社です。

 国重要文化財の石橋、大宮橋を渡り、まず西本宮(にしほんぐう)に向か
います。


 西本宮の山門を入りました。


 西本宮の拝殿、天正11年(1581)、本殿と同時に建立されたもので、国の
重要文化財。


 その奥にある西本宮本殿。全国でもここ日吉大社だけに見られる日吉(ひえ)
造りで、天正11年の造営です。


 回廊の左右には、木造の大きな獅子が並んでいます。この後回ったほかの
社殿にも並んでいました。


 隣に立つ摂社の宇佐宮本殿。慶長3年(1598)建立で、国重文です。


 その先には白山宮があり、近くに校倉(あぜくら)造りの建物がありました
が、説明板などはありませんでした。

 屋根がかなり傷んでいるようで、シートが掛けられていました。

 白山宮の先にある神輿庫(みこしぐら)は特別公開中で、7台の神輿が
並んでいました。。

 山王神輿と呼ばれ、神輿のルーツともいえるもの。桃山時代の製作で、重量
約2トン、日本最大にして最古のみこしはいずれも国重文です。日吉神社には、
ほかに桃山時代の神輿が7つあるとのことです。

 東本宮拝殿は、文禄5年(1595)頃の製作とされ、やはり国重文。


 近くに、郵便はがきの原点として知られる多羅葉(たらよう)樹の古木が
立っていました。


 こちらが東本宮本殿。やはり日吉造りで文禄4年(1595)に復興された
もの。国宝に指定されています。


 東本宮前を南に進むと、寛文9年(1669)に掛け替えられたという、国重文
の二宮橋がありました。


 ちなみに、日吉大社の参拝受付は9時~16時30分、入苑料は大人300円
です。


 近くの大杉茶屋で、茶ならぬコーヒーを飲んでひと休みして、JR比叡山坂本
駅から、この日の宿の最寄り駅、おごと温泉駅に向かいました。
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