あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

「韓国一周友情ウオーク」発刊

2006-03-08 22:45:55 | ウオーキング
 午前中、畑にジャガイモの植え付けをしました。品種は花標津(はなしべつ)という
新種です。たくさん収穫できるといいのですが…。

 午後、航空記念公園に行ったら、ナノハナが花盛りで、ヤナギも淡い彩りの葉を
広げ始めていました。

 今日は、新刊本の紹介です。

 4日のブログに、埼玉市内で新刊本を購入したことを書きましたが、それが
今日のタイトルの「韓国一周友情ウオーク」(文と写真 金井三喜雄、生活情報
センター発行、本体1500円)です。

 このウオークは、昨年4月1日に韓国・釜山をスタートし、日本海沿いに北上、
首都ソウルを経て西海岸へ、さらに南下し、釜山に5月31日に戻るという、
全長1575㎞に及ぶ行程でした。

 昨年は「日韓友情年2005」という様々な催しが行われましたが、このウオークも
認定事業のひとつとなりました。

 出発前の3月には、竹島(韓国では独島)の帰属をめぐり、韓国で強い抗議行動が
展開され、延期も考えたようですが、「こんなときこそ草の根交流が大切」と実施に
踏み切ったところ、各地で暖かい歓迎を受け、友情の輪が広がったようです。

 メンバーは、1999年1月から2年間実施された、伊能忠敬ゆかりの伊能ウオーク
の参加者を中心の日本人7人と、韓国人2人です。

 伊能ウオークで2年間に全国1万1千㎞を歩いた本部隊員17人の一人が、韓国の
金哲秀(キム チョルス)さんで、金さんは、日本国内でたくさんの友人を作り、日韓交流
の花を咲かせました。

 このときのメンバーが、今度は韓国を金さんと歩こうと計画したのがこのウオーク
なのです。

 金さんは、伊能ウオークが夏休みの期間中に、一人で中山道も歩きました。
そして、その時応援ウオークをした仲間に、「毎年、私の後を継いで中山道を歩いて」
と、歩いたときにかぶった菅笠を託しました。

 その意志を受け継ぎ、毎年、中山道ウオークが続いており、私もメンバーの一人に
誘われ、4年前から参加させてもらっています。

 今回韓国を歩いたメンバー7人は、毎年の中山道ウオークでおなじみの方々で、
いずれも個性豊かなウオーカーの皆さんです。

 この本の著者、金井三喜雄さんは、伊能ウオークの写真を一人で撮り続けたほか、
オリンピックや南氷洋捕鯨、雲仙普賢岳の噴火、敦煌壁画、日本スリーデーマーチなど、
取材経験豊かな、もと朝日新聞社のカメラマンです。

 現在も、朝日新聞 土曜夕刊の「風韻」の写真や、朝日新聞 金曜日埼玉版「彩影」
の写真を担当されているので、ご覧になっている方も多いことと思います。

 本書は、日々の歩行経過だけでなく、それぞれの地での道路事情、宿、食べ物、
風土、地元の人との暖かい交流など、フルカラーの写真と文章で綴られています。

 各地への交通や、地元自治体のHPアドレスなども紹介されており、大変盛りだくさん
で興味深い内容です。

 韓国旅行やウオークを計画の方、また韓国ドラマに興味の方、ロングウオークを
してみたい方など、ぜひご一読をお勧めいたします。


 
コメント
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