射手座の火星は双子座のトランプ、習近平を過激にしている。
習近平は永世独裁の布石を敷いた。トランプは鉄鋼輸入関税を発動し、金正恩との直接交渉を承諾した。
双子座の正面の射手座に火星がいると、自分は焦り、他人を怒らせる。
トランプの輸入関税は、グローバル経済を、自ら破壊する狂気の沙汰だと、誰もが困惑している。経済に詳しい人ほど、怒り狂っている。
だが、これこそが、トランプの切り札だ。そんなことは百も承知で噛ませたカードに、慌てふためけば、トランプの思うつぼだ。
中国だけがターゲットではないふりをして、他の国とは個別交渉で、落としどころを探し、これはこれで取るものを取る。そして、最終的に中国を囲い込む。まさに一石三鳥だ。
まともな政治家には、こんな乱暴なことは決してできないが、国際仲裁採択を紙切れだと罵る、中国のような国を相手にするには、これしかない。
一方で、中国の狂犬北朝鮮となると、もっと、あからさまな手を打たなければならない。
金正恩が仕掛けてきたタイマンに、「おう、上等だ!」と、即答した。その直後、わざわざ記者団に「重大発表がある」と言いに出て来たトランプは、真っ赤に紅潮していた。相当気合いが入っている。「出てこいや!」と、ヤンキー魂に火がついた。これは、北の思うつぼであることは間違いない。北はこれを計算して、相当、手の込んだ仕掛けをしているはずだ。
北の策士達は老獪だが、金正恩とトランプの直接対決なら、策士の計算通りには行かないだろう。
3月8~10日、射手座には火星に月が加わり、魚座には太水金がいる。変容宮は最悪の状態だ。トランプが前のめりになったのは、多分にはめられた観があるが、4月になれば、相当、落ち着くはずだ。一方、金正恩の山羊座には強力な土星がいる。運命の土星が働けば、世界が激変するほどのことが起こる。
誰もが恐れることは、交渉決裂による戦争や、ミサイル抜き核容認だが、全く逆の目が無いこともない。
希望的逆目があるとすれば、
北の非人道的体制を容認したままの、南北連邦をアメリカが保証し、西側陣営に引き込むことだ。非人道国家など、西側にも存在する。
こんなことが起これば、中国にとっての悪夢であり、中国傀儡クーデターによる朝鮮戦争の再来になるかも知れない。
何が起こるか解らない。ただ、明らかなことは、天王星、牡牛座時代の形振り構わぬ生存競争、縄張り争いは、すでに始まっているということだ。