第七室は、対人や結婚を表す。ここに来る惑星の意味が、目の前に現れる人のタイプを表す。火星が来れば、闘争心を持った人、若者、軍人、荒くれ者が現れる。
しかし、実は、相手を選ぶのは自分自身でもある。日頃から注意深く過ごしていれば、相手が闘争を仕掛けてきたり、粗野な態度を取る人と関わることもない。
だから、火星が7室に来ると、目の前の人が怒り出す・・・のではなく、怒らせるとも言える。
1月3日、火星が射手座に入った日、射手座を第7室とする双子座のアメリカ、およびトランプはイランのソレイマニ司令官を暗殺した。イラン国民とシーア派はもとより、自国で勝手なことをされたイラクも怒っている。
双子座と言えば、習近平もトランプと1日違いの双子座だ。どこまで習主席の意思が働いているのか解らないが、中国は4日に、早々の尖閣年始に現れた。
国賓訪問の話が進んでいる中で、こうした、相手を従わせようと試すのは、中華圏の作法らしい。朝鮮半島も同じ事をやる。こちらが「和」を求めると、わざわざ無理な要求をして負荷を負わせ、相手の立場を下げて自分が上位に立とうとする。
上下を前提とする儒教思想は、人権・平等を前提とする現代の潮流に、全く相反するものだということが理解できないらしい。これも一つの宗教戦争だ。
しかし、取引の前に、大きくふっかける「掛け値」は、世界的にも常識だ。だから、客側も値切る。トランプは、すっかりこれにハマっているが、米中貿易戦争でも繰り返し仕掛けるだろう。イスラム圏や中華圏は駆け引きが文化で、これを相手にできるのは、トランプのような商売人しかいない。蛇の道は蛇だ。
日本でも掛け値が常識だったし、それ故に、武士は商人を卑しいものと見下げていたが、近頃の日本人は、サラリーマン社会で皆武士気分になり、「掛け値無し」を信じるようになった。世界の観光地で、言い値通りに買うのは、日本人くらいかも知れない。
イスラム圏を相手にも、トランプの駆け引きは仕掛けられている。イラン核合意から離脱したのは、老人が昔の恨みに囚われていただけではない。トランプの目で見れば、欧米諸国が、イランの核ビジネスにしてやられていると映ったのだろう。
司令官暗殺という「掛け値」は、トランプの勝負だ。
文化施設破壊など、次々と、脅し文句を並べ、世界中の常識人が騒然としているが、トランプの差引勘定では、落としどころが念頭にある。
イラクは立場上、アメリカに中東から出ていけと宣言した。イランも他の反米アラブ諸国もアメリカが出て行くことは大勝利と思うだろう。
アメリカは、欧州の植民地政策の尻拭いで、恨まれるだけ恨まれ、暴れるだけ暴れて、今更引っ込みが付かなくなっている。トランプは始めから、世界の警察は辞めると言っているし、中東からうまく引き揚げると言っている。
今、イラクの要請で撤収するのなら、無責任とは言いたくても言えないし、反米諸国も大喜び。その上、アメリカはやっかい事から手を引ける。
トランプは本心、「All is well! 」だろう。終いまで、トランプの計算通りに行くかは別にしても、アラブとトランプも相性が良い。互いにあうんの呼吸だろう。
しかし、実は、相手を選ぶのは自分自身でもある。日頃から注意深く過ごしていれば、相手が闘争を仕掛けてきたり、粗野な態度を取る人と関わることもない。
だから、火星が7室に来ると、目の前の人が怒り出す・・・のではなく、怒らせるとも言える。
1月3日、火星が射手座に入った日、射手座を第7室とする双子座のアメリカ、およびトランプはイランのソレイマニ司令官を暗殺した。イラン国民とシーア派はもとより、自国で勝手なことをされたイラクも怒っている。
双子座と言えば、習近平もトランプと1日違いの双子座だ。どこまで習主席の意思が働いているのか解らないが、中国は4日に、早々の尖閣年始に現れた。
国賓訪問の話が進んでいる中で、こうした、相手を従わせようと試すのは、中華圏の作法らしい。朝鮮半島も同じ事をやる。こちらが「和」を求めると、わざわざ無理な要求をして負荷を負わせ、相手の立場を下げて自分が上位に立とうとする。
上下を前提とする儒教思想は、人権・平等を前提とする現代の潮流に、全く相反するものだということが理解できないらしい。これも一つの宗教戦争だ。
しかし、取引の前に、大きくふっかける「掛け値」は、世界的にも常識だ。だから、客側も値切る。トランプは、すっかりこれにハマっているが、米中貿易戦争でも繰り返し仕掛けるだろう。イスラム圏や中華圏は駆け引きが文化で、これを相手にできるのは、トランプのような商売人しかいない。蛇の道は蛇だ。
日本でも掛け値が常識だったし、それ故に、武士は商人を卑しいものと見下げていたが、近頃の日本人は、サラリーマン社会で皆武士気分になり、「掛け値無し」を信じるようになった。世界の観光地で、言い値通りに買うのは、日本人くらいかも知れない。
イスラム圏を相手にも、トランプの駆け引きは仕掛けられている。イラン核合意から離脱したのは、老人が昔の恨みに囚われていただけではない。トランプの目で見れば、欧米諸国が、イランの核ビジネスにしてやられていると映ったのだろう。
司令官暗殺という「掛け値」は、トランプの勝負だ。
文化施設破壊など、次々と、脅し文句を並べ、世界中の常識人が騒然としているが、トランプの差引勘定では、落としどころが念頭にある。
イラクは立場上、アメリカに中東から出ていけと宣言した。イランも他の反米アラブ諸国もアメリカが出て行くことは大勝利と思うだろう。
アメリカは、欧州の植民地政策の尻拭いで、恨まれるだけ恨まれ、暴れるだけ暴れて、今更引っ込みが付かなくなっている。トランプは始めから、世界の警察は辞めると言っているし、中東からうまく引き揚げると言っている。
今、イラクの要請で撤収するのなら、無責任とは言いたくても言えないし、反米諸国も大喜び。その上、アメリカはやっかい事から手を引ける。
トランプは本心、「All is well! 」だろう。終いまで、トランプの計算通りに行くかは別にしても、アラブとトランプも相性が良い。互いにあうんの呼吸だろう。