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竹中大工道具館・聴竹居 藤井厚二の木造モダニズム

2018-06-30 | 美術館・ギャラリー他

 

少し前に、一昨年一緒に聴竹居へ見学へ行ったTちゃんに誘われて、竹中大工道具館で開催されていた

「聴竹居 藤井厚二の木造モダニズム」へ行ってきた。

 

 

緑に囲まれた静かな敷地にしっくり馴染むように建つ建物が出現。

 

  

聴竹居は以前、詳しい解説を聞きながら実物を見たので、展示ってどうなのかなあ?

と思ってたが、藤井厚二デザインの家具や建具のディティールなどが描かれた直筆のスケッチブックの展示もあって、

その端正で繊細なスケッチに驚いた。

直筆のものを複製したスケッチブックの方は実際に手に取って見ることができたのがよかったなあ

 

展示室の天井は天然の国産杉の無垢材を用いた船底天井に。

 

 

建物は地上1階地下2階になっていて、常設展示の地下の展示室へ。

達磨窯で焼かれたという淡路の敷瓦が敷かれた中庭空間。

 

  

ロビーはガラス張りになっていて、庭園の緑が目に入る。

 

 

地下の展示室へ下りる階段は、なんだか、階段の一段一段が足にフィットする感じ?で心地よかった。

 

 

その段板はカナダ産ホワイトオークの一枚板をくりぬいて作られたものだとか。

 

 

地下二階からの吹き抜けにそびえ立つのは唐招提寺金堂の実物大の組物模型。

  

 

大工道具一式他、さまざまな展示コーナー

 

 

和の伝統美コーナーには細やかな組子細工の欄間も。

 

 

様々な伝統文様が複雑に絡み合ってる。

色味の違うさまざまな種類の木材が使われてるそう。

 

 

和風のデザインと思いきや、この辺はイスラム風の幾何学模様が入ってるなあ。

 

 

ガイドさんに少し離れて見てみてください、と言われ、

離れて見ると、なんと、こんな山並みの風景が浮かび上がってきた。

おぉ、すごい・・

 

 

こちらは大徳寺玉林院の茶室の実物大模型。

壁を塗り込む前の状態で、中の構造がよくわかる。

細く繊細な木組みで作られてて、手間暇のかかり具合がよくわかる。

 

 

 

 

ガイドさんが言われるにはこのカーブのある丸太と丸太を隙間なくぴったりくっつけるところなどが

数寄屋大工の職人技が必要な難易度の高い技術なのだそう。

 

 

休日にはいろんな木工作品が作れるワークショップも格安で開かれてるみたい。

 

 

本館を出て休憩室があるという別館へ。

 

 

別館の前に広がる枯山水の庭園。

 

 

 

 

木に囲まれた気持ちの良い休憩室で、セルフのコーヒーや焼き菓子の販売もあって、

ランチ後だったら、ここにずっと居座れそうな心地よさだった。

 

 

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