東京、阿佐ヶ谷の茶嘉葉さんでの個展の搬入に展示前日に東京入り、
搬入後や、在廊前後に巡った建物&タイルをいろいろ。
南阿佐ヶ谷からお店へ向かってる途中、ただならぬ雰囲気のお家に遭遇・・
壁面が波打ち、葉っぱのレリーフが散りばめられてる!?
何?この窓枠のギザギザは・・?!
どの窓のデザインも一癖も二癖もある
お庭の方に、ちょうど室内を改修中の大工さんがおられたので
お話を伺ったら、、象設計集団の関係のお宅だとか・・
さすが、デザインが半端ない。
象設計集団といえば、ずいぶん昔に見た沖縄の名護市庁舎→☆
が思い出される。
こんな可愛いらしい住宅も造っていたんだ~
とにかくいきなりすごい建物に出会えて感激。。
茶嘉葉さんでは、お昼過ぎくらいまでかかって搬入、展示準備をし、
その後にやってきたのは、三鷹にある中近東文化センター。
30数年前、東京美術館巡り1泊2日で10館をした時にここを訪れたことをうっすら覚えていて、また行ってみたくなった。
タイル貼りの外観の建物。
エントランスの照明が素敵。
入館チケットは、パピルスでできていて、袋に入れてもらえばしおりとして使えるのがうれしい。
ヒエログリフが描かれていて、数種類から選べた。
トルコの本物のタイルもいくつかあったが、館内は撮影禁止で、
中庭の複製品は大丈夫とのこと。
全てブルーが基調で、草花文が描かれたタイルが鮮やか。
展示品は、イランやトルコの陶磁器やガラス、土偶や青銅器などなどを楽しんだ。
その後、すぐそばにあるルーテル学院大学へやって来た。
受付で申し込みし、許可証をもらうと自由に見学できる。
こちらは1969年に村野藤吾設計により建てられたプロテスタント派のミッション系大学。
本館、図書館、チャペル、寮棟が登録有形文化財となっている。
こちらは、チャペルの外観。
本館からガラス貼りの渡り廊下でつながるチャペル
仕切り板で分割したような?とてもユニークな外観。
天井は、深めの?格天井になっていて、和の雰囲気もある。
祭壇の中心には、木彫が施された十字架、背後には縦長の窓にステンドグラス。
エントランス上の天窓。
祭壇側からの入口
四つの照明がやわらかな曲線でつながる素敵なデザイン。
椅子が長椅子でなく、個別の椅子なのは、村野藤吾の別の教会でも見たような
造り付けの棚の扉に透かし彫り。
聖堂への扉はシンプル。
角が丸くなった窓やドアノブがやわらかな印象。
芝生広場から本館棟を望む。
グリーンの芝生がこの建物にとてもよく似合う。
こちらの食堂は、新しい建物のようだけど、
本館などとのつながりを持たせるような外観になっていた。
学生寮
学生寮の窓の付き方も特徴的なデザインだった。
こちらも古くからあるという研究棟。
こちらの外観は、図書館かな?
図書館は、入口だけ見たのだけど、こんな円柱形のスペースがあったんだ?!
奥まで入らせてもらえばよかった・・
図書館から本館へ続く。
こちらは、受付のあるトリニティホール。
トリニティホールの玄関ポーチには、所々にこんなタイルが貼られてた。
ルーテル学院大学からは、一路、泉屋博古館へ。
見たかった板谷梅樹のモザイクタイル展へ。
色彩的にもデザイン的にもめちゃめちゃ好みのものがたくさんあって
うっとり。
唯一撮影可の作品はこちらの「三井用水取入所風景」で、
細やかな色のグラデーションで風景が描かれていて素敵だったが、
ペンダントや帯留めなどのアクセサリー類、小箱や小皿の幾何学的なデザインやくっきりした色使いがモダンで良いなあ~と・・
モザイクのピースを見てると、ほとんど目地がいらないのではないかというくらい、隣同士のピースがぴったり合ってて几帳面さがうかがえた。
その後は、誠品生活日本橋へ。
和なタイルが柱にあしらわれてた。
佐々木千絵さんの展示を拝見。
台湾がテーマの作品が並ぶ。
絵の中には、台湾の食卓の様々な料理や風習が細かく描き込まれていて、楽しくいつまでも見てられそう。
この犬の表情・・可愛い~
豆花。
駅へ向かう道すがら、素敵なガラスの壁面が現れた。
カットが入れられたガラスに、凹凸にデザインされた工芸的なガラス、
鏡や色ガラスが組み合わさって、とても素敵だった。
この後は、この日の宿、旅館西郊本館へチェックイン。