m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

琵琶湖一周サイクリング完走

2022-05-23 | ロードバイク
GW明けたら暑くならないうちにチャレンジしてみようと思ってた琵琶湖一周サイクリングへ。
10年前に小学生の子供たちを連れて1泊2日でレンタサイクルで回ったことがあったが、今回は1日で1周160km。
100km以上は未知の距離だというのに更に欲張って、
木之本、海津、近江今津、近江高島の建物やカフェを巡るという計画を立ててしまった。



自転車は乗用車に2台は積めなかったので、バラして軽トラに積んで、守山まで。


琵琶湖大橋を渡ってすぐの所に、大型ショッピングモールのピエリ守山という施設があり、その巨大な駐車場のEエリアはサイクリストに開放されているとの旦那調べにより、
駐車場のオープン時間の午前7時目指し、少し遅れて7時20分頃に到着。
が、橋を渡ってすぐのパーキング入口はチェーンがかかっていて、
更にその次の入口もチェーンがかかっていたので焦った・・
もう一つ先のゲートが開いていてほっと一安心。
車を停めて、旦那に自転車を組んでもらい、空気圧を調整していざ出陣!


この日の天候は曇りで、涼しく、程よい気候。
青空は見えてないので、写真映えはしないけど、走るには最適だったかも。
ただ立ち寄りたい場所が多かったので、予定した所以外は
全力で飛ばして行かなければ、明るいうちにゴールには辿り着かない。
計画通りにいくかどうかは、全て自分にかかっていた。


周りは田んぼだらけのサイクリングルートを突き進む。
1回目の休息兼朝の補給を木之本に設定してたのだけど、木之本は守山から
遠すぎた;
近江八幡を越え、彦根を越え、長浜を越えて・・
3時間半ほど飛ばし続けてようやく到着;
もう全体の半分弱は到達してるのでは?!


まずはたくあんがサンドされたサラダパンで有名なつるやパンへやって来た。


ここでいくつかパンを購入して、


きのもと交遊館へ。
昭和10年に元湖北銀行木之本支店として建てられた近代建築。
ここの前で休憩して、つるやのパンをかじる。
10年前も同じようにここで小休止してた。


北国街道の宿場町として栄えた木之本には古い町並みも残っている。
「たばこや呉服店」はたばこ屋と呉服店が合体したお店?!


タイル貼りの酒屋さんや


古い町屋の多木肥料代理店。



本陣薬局ギャラリーは江戸時代からの建物。
現在はコロナで休業中で中には入れなかったが、


ずらりと並んだ古い薬の看板は漢方薬局だった明治時代からのものだそう。



木之本で一休みした後は、次の目的地、海津を目指してひたすら漕ぐ。
一部、軽い上りがあったり、こんな煉瓦造りのトンネルがあったり・・
トンネル内はひんやり寒いくらい。


奥琵琶湖の辺りは湖の景色も美しい。





湖畔沿いの道を飛ばして、海津にやって来た。
立ち寄りたかった築200年の米蔵を改装した「古道具&カフェ海津」はなんと休業日。


湖上交通の要として栄えた宿場町、海津には、湖岸には城壁のような石積み
や古い町並みなど独特の風景が残されている。


ゆっくり見て回れなかったのが残念だったけど、自転車で一回り。
入口ガラスに醤油店の文字が残る建物。


魅力的な路地。
突き進んで行きたかったが旦那が既に先を行ってたので断念;





タイルに覆われたお宅もあった。


壁面が三種類のタイルで覆われていて、


玄関扉周りは、立体感のあるタイルが使われ、


玄関ポーチにはこんな花模様のタイルが敷かれてた。



玄関灯もレトロで可愛い。


海津の次は近江今津までぶっ飛ばす。
近江今津にはヴォーリズ通りがあり、ヴォーリス建築が3軒も残されている。
こちらは今津ヴォーリズ資料館。
建物は大正12年に建てられた百三十三銀行今津支店から滋賀銀行今津支店、図書館を経て、資料館に。
現在の建物は復元されたもの。


この日は資料館も開館していた。


すごく高さのある暖炉だけど、
これも実物を復元?!


昭和9年に建てられた日本基督教団今津教会。
幼稚園も併設。


昭和11年に建てられた旧今津郵便局。
土日には?内部も公開されてるようだったが、この日は平日で
内部は見れず。
地域の人たちの憩いのスペースとしても活用されている。


建物前にある赤い丸ポスト。


通りにはタイルもいくつか。
ガラスブロックと鮮やかなブルーのタイル。



表面に凹凸のある形がランダムなタイル。


もやもやタイルグリーン。


もやもやタイルオレンジ。


ヴォーリズ通りを少し散策した後は、遅くなったお昼ご飯に、純喫茶「きく」へ訪れた。
常連さんで賑わうお店。


ランプやステンドグラスの壁掛けが可愛い。


ここでナポリタンを注文すると、具沢山でめちゃめちゃ大盛りで出てきた。
サラダのキャベツもたっぷり。
パスタは旦那に少し食べてもらって、完食。
これが600円で・・


2人でシェアして食べたフルーツパフェも山盛りで、550円という破格値。
この後の走行では、疲れてるはずの体だったのに、食べたものがダイレクトにエネルギーに変換され、自転車をこぐ力になるのを体感。
この時、炭水化物=エネルギーなんだなあとしみじみ実感した。



この後は再びフルパワーで?最終目的地の近江高島目指す。


城下町だった近江高島にも古い町並みが残っていて、
その町屋を改装したびれっじ1号館から8号館までの施設が、カフェやショップとして活用されている。


1号館の脇の筋を入っていき、5、6号館にあるワニカフェへ。


16時オーダーストップだったそうで、ぎりぎりに滑り込めた。





江戸時代の商家の納屋だったという建物を改装した店内は、
天井が高く、梁や柱がむき出しで通っていて、いい雰囲気。


薪ストーブも。


おいしそうな果実シロップ瓶が並ぶ。


奥の建て増しスペースには、雑貨などの販売物のディスプレイ。


カフェコーナーも。


自家製のいちごと杏のシロップのソーダで生き返った。


離れの蔵も予約要の飲食スペースになってるみたい。



高島を出て、白髭神社を通過、琵琶湖大橋を渡り、
そして、起点のピエリ守山まで戻って来れて160km無事完走!
18時前には到着できた。


ピエリ守山で着替えを済ませてから、旦那の友人おすすめの近江八幡のラーメン店、寺田屋で晩御飯。
ラーメンと、チャーシュー丼ミニ、美味しかった!



そして、なんと寺田屋の向かいには、ヴォーリズ建築の旧パーミリー邸を改装し、昨年にオープンしたばかりのカフェ「十人十家ヴォーリズカフェ&アートラボ」があるということを知って、せっかくなので行くことに。


外観は新しいものになっていたようだけど、
内部には、建具や家具など、ヴォーリズ建築の名残が見られる。


クリスタルのドアノブも。



この玄関の靴箱兼ベンチもそう。


喫茶室へ入ると、造り付けの食器棚が。


15年前、このパーミリー邸が柿元邸だった頃に、伺ったことがあり、
たまたま庭に出ておられた柿元さんとお話する機会があり、柿元邸が描かれた
絵葉書を頂いた思い出がある。
若い店主さんに柿元さんのことをお伺いすると、もう90歳になられているが、
お元気でお隣に住まわれてるとのこと。
こちらの邸宅は、柿元さんから購入した方が、改修して保存公開する予定だったが、その方が改修する前に亡くなられてしまい、しばらくの間手つかずだった建物を、建築士でもある今の店主さんが購入し、改修を経て、更にクラファンで足らずの資金を集めて準備し、コミュニティーの場として、
去年カフェ&バーをオープンされたとか。



こちらは柿元邸だった頃の外観写真。


建物を買い受けた時は老朽化が進み、シロアリによる被害も大きかった為、
内装はほぼ新しいもので補われてるようだけど、



暖炉など、引き続き使用できるものは、補修されオリジナルのまま残されている。



奥へも案内して頂けたが、階段ホールや、



クリスタルのドアノブのついた扉、


台所にあったおくどさんなども残されていた。



こちらではプリンとアイスティーを頂いた。
この後はようやく帰途へ。

この日も琵琶湖一周サイクリングだけでなく+αでめいっぱい楽しむことができ、満足の一日だった。


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