

市民会館の続き・・地下のタイル回廊に誘われ、レストランへやってきた。
レストランというか、ビアホールのよう。
後ほどコンサート後、夜に覗いた時には賑わっていたが、お昼を過ぎた時間は
一組しかお客さんがおらず、見学するにはちょうどよかった。

広々としたホールは、ブルーのタイルに覆われた壁面、ステンドグラスに囲まれた美しいアール・ヌーヴォーの空間。

連続するアーチ窓に入るステンドグラス。

やや濃淡のある透明感のあるブルーのタイルが美しい。

ビールにちなんだ内装が施されているようで、
ステンドグラスの中央のデザインは麦の穂がモチーフのよう。

アーチの壁面一面にはモザイクタイル画もあって、
農村の風景が描かれているようだ。

1ピースが大きな陶片のようで、、これはモザイク画というのか?タイル画というのか?

洋服掛けもおしゃれ。

照明。

ブルーのタイルを縁取るように貼られているレリーフタイルは、何かの実のようで、

形的にはブルーベリーぽく見えるのだけど・・カラフルな色使い。


モザイクタイル画が貼られた面と反対側は、舞台のように一段高くなった
スペースがあり、突き当りにもステンドグラス。
音楽の演奏も行われてるようなので、客席と舞台の共用のスペースなのかも。

その舞台の両脇にはタイルの柱があって、女性と男性のモザイクタイル画が貼られてた。


アーチの中央には、アール・ヌーヴォーな時計。

階段の柱や、腰壁、椅子などには民族調の木彫りの装飾も入ってる。

出入口にも

タイルとステンドグラス、木彫とが融合したビアホールらしい素敵空間だった。

市民会館には、入口入って両脇にもレストランがある。

向かって右のレストラン。
縦長の大きな窓から明るい光が入り、奥にはモザイクタイル画ぽいものが掛けられている。
後ほど改めて、お茶しに来たいと思っていたが、叶わず。


壁面の装飾も優雅な曲線を描く。

入口の扉には、結霜ガラス?!
チェコで結霜ガラスが見れるとは思ってなかった~

天井装飾
セセッション風。

向かって左のレストラン。
入口のステンドグラス。
こちらも下部のガラスは結霜ガラスのようだった。

天井照明は、天井に反射する光も美しい。


向かって左のレストラン。
こちらは、少しカジュアルな雰囲気で、右側とは内装も違っていて又素敵。


シャンデリアのガラスの房が豪華。
ボヘミアングラスかなあ。

ここからは、夜にコンサートへ、再び訪れた時に撮ったもの。
ここはチケットがなければ立入禁止。

赤っぽい大理石と金色のレリーフに囲まれたエレベーターホール。


階段ホールにはステンドグラスも。

クラゲのような照明が面白い。

スメタナホール前のホワイエへ。

閉演前後も多くのお客さんでにぎわっていたホワイエ。

透明のステンドグラスに真鍮の時計が映える。

三角形のベースに植物の葉のレリーフがあしらわれた照明。

そして、この日のコンサート会場のスメタナホールへ。
1200人収容可能なホールは、お客さんでほぼ満席のよう。

天井を見上げると、楕円形のガラスのトップライトから、光が入る。
この時期、夜の8時~9時くらいまで外は明るかったので・・


ホールの内装は、スメタナやドヴォルザークなど著名な作曲家の曲のモチーフなどが彫刻され、描かれているという。

細部も美しい装飾で覆われていた。

できることなら、スメタナホールで、スメタナのモルダウが聴きたかったのだけど、
この日のコンサートは、ドボルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」だった。

一日中歩き回って疲労困憊してたので、途中意識朦朧となったり、
覚醒したりを繰り返しつつ、コンサートを堪能。