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岸和田・自泉会館

2016-09-14 | 建築巡り・街歩き【大阪】



岸和田の町歩きの後は、この日の講座の見学場所、自泉会館へ。
自泉会館は昭和7年、渡邊節設計により、
岸和田紡績の2代目社長、寺田甚吉が父の偉業を記念して建てた倶楽部建築。





社交場として使用された後、岸和田市に寄贈され、その後岸和田商工会議所に、そして
現在は貸しホールとして利用されているという。

ホールのベイウィンドウ。





玄関までのアプローチにある噴水




車寄せ




車寄せのグリル




二層吹き抜けの1階のホール。
9年前に来た時は、このホールが使用中で少ししか見せてもらうことができなかったけど、
この日は貸し切りで撮り放題。
正面は舞台の代わりになるというエディキュラと呼ばれるもの。
ブロークンぺディメントが乗り、くだけた感じに。





竜山石で造られた存在感のある暖炉。





暖炉の内側には豪華なタイルが貼り巡らされてる。








ホール内にも2階へ上がる階段があり





手すりが見たこのないような?優雅な曲線を描いてる
建築当初は金属製だったという階段は金属供出により、木製に替えられたそう。









そしてホールの外の玄関ホールから2階へ上がる階段。
こちらの階段も当初は金属だったそう。





階段下の壁はホールの暖炉のタイルと同じデザインのものが貼られてた。





向かいの壁にはデザインの違うタイルが帯状に貼られ、





階段の蹴込み部分にも同じタイルが。





2階の聖歌隊が歌う場所には紙を固めて造られたという石に見せかけた壁が使われてる。





天井の持ち送りの装飾なども木に見せかけた石膏でできていて、
1階から見上げたくらいでは壁も木も本物に見えるし、近くで見ても触らなければほぼわからない。





2階の会議室は意外とシンプルだったが、奥の方は天井に間接照明が入れられていて





手前の方は両サイドに壁と天井にL字型に埋め込まれる形で照明が入っていた。

この後は旧大阪府立岸和田高等女学校へ。


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