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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【リスト音楽院】

2023-07-08 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
ドハーニ街シナゴーグからリスト音楽院へやって来た。
昼間に一度訪れ、見学ツアーがないと知り、がっかりしたのだが、
夜7時から無料コンサートが開催されると伺ったので、出直してきたのだった。



世界的にも権威のある音楽教育機関であるリスト音楽院。
建物は、1907年に建てられたもの。
2階の石柱の間にはリストの彫像が置かれている。


エントランスホールの中央にあるのは、モザイクタイルや大理石で装飾された壁泉。



最初は、絵画かと思って近づいていき、モザイクと分かった時の驚き・・


モザイク部分は、とても細かく緻密。
金色がふんだんに使われていてとても華やか。


組紐モチーフのモザイクが縁取る。


モザイク下の壁泉、よく見ると、全て貝殻で顔が作られていた。
そして水盤の中も細かなモザイクがびっしり。



様々な形の貝が使われている。
ロカイユといわれる装飾だそう。



壁泉以外も、大理石とタイルの柱や金をふんだんに使用した天井装飾が煌びやか。


柱の上部にはフレスコ画


黒大理石に、金の鋲、柱上部にはエッグ&ダーツ文様など、豪華装飾。


そしてそれに負けないくらい、柱の下部や腰壁には存在感のあるジョルナイ製のタイルが貼られていた。


渦巻タイルや、上部に帯のように貼られたタイルはエオシン釉が独特な輝きを放っている。


壁面に貼られたタイルは、少し明るめのグレー、
所々に渦巻タイルが入る。



大理石の赤と黒の階段、エオシン釉の球体、
黄金の装飾が入ったグリルと、超ゴージャス。



親柱には、擬宝珠ならぬ、巨大な黒真珠のような光沢を放つ
陶製の球体が置かれてた。





2階のホール前のホワイエ。
1階よりも明るさ、華やかさが増す。


フレスコ画は、アラダール作、「芸術の泉」



1階は黒大理石が使われていたが、2階は赤みを帯びた大理石の柱。









柱上のレリーフ装飾。


ジョルナイ製タイル。





腰壁のコーナー部分はこんなレリーフタイルが使われてた。


ステンドグラスは、幾何学的な模様。


2階の出入口の扉も素晴らしかった~



ステンドグラス、そしてエッチング装飾の入ったガラスが美しい~。


こちらはメインホール。


黄金に包まれた空間は、眩いばかりの煌びやかさ。






大ホール出入口扉。


ドアノブ。






階段踊り場のステンドグラス。



19時からのコンサートは、小ホールにて始まった。
音楽院の学生によるもので、約1時間ほど、無料で聴けて感激。

リスト音楽院の内装も、ジョルナイタイルがふんだんに使用されていて、
リッチ&ゴージャスの極みで堪能できた。
コメント
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