m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

上野・喫茶古城&喫茶丘

2023-07-17 | 純喫茶&リノベカフェなど

東京へ講演会にやって来た日、午前中は江戸たてもの園で歩き回って
暑さのあまり、死にそうになり、、お昼に前回来た時、ロケ中で入れなかった上野の「喫茶古城」へリベンジにやって来た。


お店は地下。
入口の足元に、こんな素敵なサインが。
テラゾーで細かくデザインされている。



ドアノブもこんな形。


大理石に囲まれた入口。
ひし形形状のシャンデリアやステンドグラスなど期待が高まる。


シャンデリアを下から。


階段の手すりに沿って真鍮のライオンが並んでる。


階段を下りていくと、こんなステンドグラスも。


地下のお店入口の床は、更にカラフルなテラゾーで彩られていた。


通路も可愛いなあ。



奥には、窓や階段が描かれたステンドグラスがあって、奥行き感が感じられる。シャンデリアは階段のものとお揃いのよう。


大理石のパーテーションで、部屋が区切られていて、
向こう側には大理石をタイル状にしたもので壁画が描かれていたりと、様々なインテリアが見られた。


ナポリタンランチを。


ランチセットは、ドリンク付き。


お手洗いもゴージャスだった。


壁面には、あまり見かけないようなタイルが貼られてた。



床のタイルも、いいなあ。


この後、上野界隈でもう一軒、行ってみたかった「喫茶丘」へ。
最も暑い時間帯なので、休憩がてらはしごすることに。
こちらの喫茶店も地下にある。


階段を下りていく。
黒いレースのカーテン越しのステンドグラスがいい感じ。
天井から豪華シャンデリアも下がり、天井装飾も細かい。


階段の壁面にはお花模様のタイルが貼られてる。



入口周りにはこんなシミぽたタイルが貼られてた。



店内も素敵。ステンドグラスやシャンデリア、


この透明のアクリルパーテンションのデザインもいいなあ。
ハンガリーの民族文様にも似てる。





そして圧巻だったのは、この吹き抜け空間のシャンデリア。



シャンデリアを下から見上げる。
地下2階にも喫茶室があるようだったが、使われてないみたい。


レモンの果汁がたっぷりのレモンスカッシュで生き返った。
しばらくここで休憩していく。


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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ペーチのタイル&建物巡りその二】

2023-07-17 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023


セーチェニ広場近くのジョルナイの噴水へやってきた。
四方に羊の頭が付いていて、その口からは、水がちょろちょろと流れ出てる。
土台の噴水は、緑がかった大理石風の陶製のもので、複雑な肌合い、
ポイント的にエオシン釉の陶製飾りが施されている。


エオシン釉が、メタリックに輝く羊の頭。



羊を正面から。
中央部分には装飾的な文様が。


噴水の天辺につけられた三角屋根は、内側までが、細かく装飾されている。


噴水の足元は、マジャールの伝統的な草花文様が見られ、渋い陶製のベースに
エオシン釉のポイントが映える。






2階に素敵なアイアンワークのバルコニーのついた建物。


扉は銅板製で、デザインも面白い。
バルコニーの渦巻が、扉にも繰り返される。


羽の生えた鳥獣のレリーフ


こちらもバルコニーの軒裏、扉装飾が素敵な入口。


ペーチでは、カラフルな扉もいくつか見かけた。
黄色の壁に水色の扉。


ピンクの壁に赤い扉。



黄色の扉、などなど。
他にも重厚な扉や、アール・ヌーヴォーな扉などなど、日々あちこちで集めた
扉とドアノブコレクションは、又別口で。


そして市庁舎へやってきた。
この日は、平日だったので、建物も開いていて、
中へ入ったのだが、


正面に、この時計が!!
おおっ、これは全てやきものでできているではないか~
警備員さんがおられたので、この時計はジョルナイですか?!
と聞いたら、そうだと、
写真も撮ってもOKとのことだったので、撮らせて頂いた。


圧巻は、この時計部分。
様々な色味のエオシン釉が、まるで色見本のように、放射状に敷き詰められている。
どれもが玉虫色に輝いているのだが、深い暗めの色から、明るめの色まで、
バリエーションに富む。


文字盤の下にもよりメタリックな細長いタイルが貼られている。
両脇の、一見マーブル模様に見えるタイルは、花模様が絵付けされていて、
色の濃淡など細やかに表現されている。
周りには立体的な装飾も貼り付いている。
ジョルナイの技術が結集したような時計だ。



下部は水盤があって、壁泉になってるんだなあ。


大きく口を開けた鯉は、背景の水紋と共に迫力いっぱい。
水の流れは止められているようだが・・
製作年が1998年と記されていた。


階段のアイアンワークもうねり具合が良い。


階上には、立入禁止だった。
壁泉付時計が見れただけでもよかった~


市庁舎の向かいには県庁舎が。
県庁舎もジョルナイ製のタイルが使われている。


屋根瓦や、こちらの塔屋は、
赤みを帯びた茶系の屋根に、黄色の陶製装飾が映える。


最上階には、窓と窓の間に、陶板が貼られている。
これは、のちほどジョルナイクォーターでも見かけた、
タイルの上に更に陶製の絵のパーツが貼り付けられたものだろうか?!
額縁の陶器も細やか。


こちらは、ミツバチと蜂の巣、タンポポがモチーフ。




「ハプスブルグ帝国のアール・ヌーヴォー建築」の中でも紹介されてたパラチヌスホテル、アール・ヌーヴォーのホテルで、このホテルのレストランで昼食を取ろうと思っていたのだが、、
なんと、ホテルは閉鎖されていた~~



どうやら改装中のようで、、
内装がとてもよさそうだったのに、見ることか叶わず無念、、


食事はこちらの、テラス席もほどほどに人が入っていて人気のありそうなハンガリー料理を食べれるお店に入ることにした。


古い建物をリノベーションしたお店で、内装もいい感じ。
外国では、いくら暑くても店内よりテラス席の方に人が集中するようで、店内は、ほとんど人がおらず。



料理はグリルチキン的なものを。
付け合わせには、ポテトがたっぷり。
ガッツリボリュームのある一皿だった。


すぐそばに、ジェラート屋さんもあって、
食べたかったのだけど、
修学旅行生なのか?子供たちが行列作ってて、無理だと諦める。



ジェラート、めちゃめちゃ美味しそうなんだが~


そして、もう一軒見に行きたかったジョルナイ製のものが使用されているホテルフェニックスへ。


この建物は何様式というんだろう?
窓の形状や入口の軒のギザギザ・・いろいろ気になる造り。


天辺に星のようなオブジェのついた渦を巻く壁が二つ。


柱の上に乗るのはジョルナイ製の陶製人形。
大きな箒を持った魔女のような風貌のおばあさん。


キューピットもいた。


ホテル前の広場には、ジョルナイ製の噴水もあり、
これまた個性的なデザイン。


芋虫の顔のような突起から噴水の水が出るようだったが
水は出ておらず。



噴水の土台部分にも、厚みのあるレリーフ状の陶板が、埋め込まれていた。
年代のような数字も刻まれてる。
1868?1968?


ここからジョルナイクォーターまでは徒歩20分だったので、
タイルを探しながら歩いて行くことに。


何?!この屋根は?
キュビズム建築ぽいような・・?
キュビズム建築はチェコにしかないと思ってたけど・・


こちらの建物も、、
多面体というわけじゃないので違うのかもしれないけど、
なんていう様式なんだろうか?



こちらも、ちょっと特徴的な建物。
連続して不思議な形状の建物に遭遇。


全面タイル貼りの建物もあった。


三つの窓の面格子はお揃い。



ちょこちょこ見かけた、こんな換気口カバー。
見た目も兼ねてるのか、カラフルで可愛い。



陶製装飾がいろいろと施されてる建物も。


窓上のレリーフ装飾。



窓下にも同じようなレリーフ装飾が貼られていて、
換気口になっているようで、カバーが付けられていた。


別のお家の入口上部には、こんなかわいい鹿のレリーフも貼られてた。
この後は、ジョルナイクォーターへ到着。



ジョルナイクォーター見学後、
バスを乗り継いで、駅へ行く途中、
陶製屋根の建物発見。
おもちゃ屋さんのようだ。


おもちゃ屋さんらしい、かわいいとんがり屋根も陶製瓦葺き。


このメタリック柱は、エオシン釉のモザイク??


レインボーに光り輝いていた。



移動古本屋さんの赤い車が可愛い。



この後、バスを乗り継いで駅へ戻ろうとしたが、
全く気付かず、駅と同じ名前の違った場所に降り立ってしまったらしく、
ここは、どこ?状態に;
Googleマップも現在地が駅とは全く違う所をさしていてバグってしまったのかと・・
帰りの電車の時間が迫っていて超焦り、近くにいた若者に駅はどこか?聞くと、道案内してくれたのだけど、バスで駅まで乗ったはずなのに
こんな遠いはずはない~と訳がわからなくなり、、ペーチ駅だよ?と何度も聞いて、若者を疑ってしまった。
結構な距離を歩いて道案内をしてくれて、ようやく見慣れた所まで戻ってこれた。
半パニック状態のおばさんを冷静に案内してくれた若者に感謝!
そこからダッシュで駅へ駆け込み、帰りの電車に間に合った~
よかった。。


半パニック状態になりながら歩いていても、
こんな陶製の屋根を見つけるとカメラを構えてる自分。


こんなブルー系のグラデーションの屋根は初めて見たなあ。

さすが、陶磁器の町、ペーチはあちこちにタイルや陶製装飾があって楽しめた。

ジョルナイクォーター編へ続く・・
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