m's diary

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山口・広島の旅【呉市入船山記念館】

2011-05-01 | 山口・広島の旅2011


呉のからすアレイこじまを見に行った後、大和ミュージアムへ行くという旦那、子どもたちと別れて呉市入船山記念館へやって来た。
こちらではガイドさんに簡単に案内をしていただくことができた。
こちらの建物は重要文化財の旧呉鎮守府指令長官官舎。
明治38年に建築されたものを元に建築当初の姿に復元したもの。
洋館部分と和館部からなり、こちらの洋館部の外観はイギリス風ハーフティンバー様式が取りいれられ、屋根は天然スレート葺きになっている。





正面玄関の扉には海軍錨と桜のマークがデザインされたガラスが入れられ、周りは淡い色合いのステンドグラスがはめ込まれていた。





メインルームとして使用されていた客室。
洋館内部には日本でも数カ所しか現存しない金唐紙が見られ、
メインルームの壁面は復元された緑地に金色の金唐紙に覆われている。





メインルームの金唐紙は植物文様に蝶やトンボなど14種類の昆虫がデザインされたもので
ウィリアムモリスがデザインしたモリス商会の室内と類似しているそう。





家具調度品は古い写真を手掛かりに18世紀のイギリス・ジョージアン様式のアンティーク家具が揃えられた。





食堂は、来客を接客する中心の部屋として使用されていたそう。
こちらも同じくイギリス・ジョージアン時代の家具に壁面には金唐紙





食堂の格天井に張られた幾何学模様の金唐紙は建築当初のもので少し色が薄くなっている。





天井の金唐紙に負けないくらい存在感のある食堂の照明。













和館部分は旧呉鎮守府司令長官とその家族の住居として使用されていた。





和館部の外観





移築、復元された敷地内にある明治時代の石造りの旧火薬庫。





この時計は大正10年に旧呉海軍工廠造機部の屋上に設置され、昭和20年の終戦まで使用されていたもの。


見学後は旦那、子どもたちがいる大和ミュージアムで合流、そして帰り道の竹原へ向かった。






















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