m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

輸出繊維会館

2011-05-10 | 建築巡り・街歩き【大阪】



昨日はINAXギャラリーで「愉快な家展-西村伊作の建築」を見た後、同じ本町なのでついでにやって来た輸出繊維会館。
昭和35年に村野藤吾設計により建てられたもの。





それほど特徴的な外観ではないが、なんとなくやわらかい雰囲気に感じるのは外壁の質感と窓枠の四隅に丸みがついてるせい?!





玄関ホールへ一歩足を踏み入れるとそこには色とりどりのモザイクタイル画が壁いっぱいに描かれていた。
会社のビルというよりどこかの劇場のエントランスホールかと思うくらいの華やかさだ~
タイル画は堂本印象デザインだそう。





ワクワクと気分が高揚してくるようなモザイク画・・













ホールの照明もスマートでモダンなデザイン。





エレベーターの前辺りのモザイク画の中には目立たない感じでひっそり時計が埋め込まれていたのもおもしろかった。





そして華やかな壁画の前には優雅な階段の曲線が





なんてなめらかな曲線なのだろう!
新体操のリボンをくるくる回してるかのような動きのある手摺に驚愕~
今まで見た村野藤吾の階段の中でもピカイチの美しさ!





この手摺に導かれるように下へ下へと階段を下りていく。
階段の一番下の段の角がまあるくカットされているなど細やかな配慮も。





一番下(地下二階?)まで来るとさすがにモザイク画はなくなり地味な印象ではあるが、手すりの形状には最後まで目が離せなかった・・

後で知ったがもう一つ別の見どころの階段もあったようで・・見逃してしまって無念;





西玄関入り口も村野藤吾ならでは?なこだわりが見られた。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする