m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

大阪市中央公会堂特別室公開

2007-11-28 | 建築巡り・街歩き【大阪】



楽しみにしていた中央公会堂特別室の公開。
係員の方のガイド付約1時間のツアーに参加。

大阪の株式仲買人であった岩本栄之助氏が視察旅行で見たアメリカのカーネギーホールのように大阪市民が集う場を作りたい、ということで当時建設資金100万円を大阪市に寄付し、造られたのが中央公会堂。
当時の100万円はなんと今の100億円に値するのだそう。





1161名収容できる大集会室は外の光がそのまま入るホールとしては珍しいかたちになっている。

過去にはこの会場でヘレン・ケラーやガガーリン大佐、ゴルバチョフ氏などの講演会が行われたのだそう。





大集会室の通気孔には美しい鉄製の飾りが





小集会室は女性用の食堂として造られた部屋。
90名収容できるこの部屋は天井や壁を飾る木のしつらい、寄せ木張りの床など贅沢に木が使用されている。
17面の壁の刺繍飾りは桐をモチーフにしたもの。





続いて隣の中集会室は男性用の食堂として造られ、収容人数は300名。女性用との差は・・?!
調和のとれたアーチは桧材を加工したもので、非常に貴重なもの。

すご~く素敵な空間・・ダンスパーティなどにも使用されているそうだが、この広々としたホールはまさに踊り出したくなるような空間~





シャンデリアは創建当時の物をそのまま使用。





何箇所もはめられた帆船のステンドグラスは水の都、大阪市をイメージしたものだそう。





そして最後に特別室。
外から見て建物の正面の上の大きなステンドグラスがはめこまれている部分の部屋。





特別室には立派な天井画が。
日本書紀の中から商工都市大阪に相応しい「天地開闢」を選び、イザナギとイザナミの両神が国造りのため天のぬ矛を授かる劇的な瞬間を描いている。





北側の壁面には商業の神様、「スサノオノミコト」が描かれている。





そして窓辺の大きなステンドグラス。





中心には祝い事の象徴である鳳凰と、大阪市の市章「みおつくし」をデザイン化したもの。
ステンドグラスの随所に配置された凸レンズは差し込む日差しを拡散し、絵画を保護している。





全ての階段手摺には鉄製の手作りの飾りが施されている。
創建時の質感、色合いもそのままに美しく復元。

説明を聞いたり、写真を撮ったりであっという間の一時間、よいものが見れて充実のひと時でした・・

詳しくは旅行記のブログにて↓
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10201915/

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする