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m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ブダペスト地下鉄その四・3号線Lehel ter駅&4号線Rakoczi ter他】

2023-07-10 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
リスト音楽院のコンサートが終わった後は、もうひと踏ん張り
地下鉄駅巡りへ繰り出した。
この日はDeak Ference ter駅から3号線の北側区間の駅を見ていくことに。
まず降り立ったのはLehel ter駅。
ザラッとした土の質感のある壁面がピンク色に染まっている。
駅名のサインもカッコいい。


グレーとピンクがテーマカラーな駅のようで、
ホームのベンチは壁面の色とはちょっと違うピンク色がおしゃれ。


そして驚いたのが、ホームに建つ柱から天井にかけての鉄板を使ったインスタレーション。
ブルーのライトが鉄板に反射し、ホーム全体が幻想的な空間に包まれている。



ブルーだけでなく、オレンジ色の光のコーナーもあったり、、


駅とは思えない演出は、
それほど費用が掛かってそうにないのにさりげなくてセンスがいい。
ハンガリー恐るべし、とうなってしまう。


ホームから地上へ上がってきたところには、ホームとは全く違う色使いの天井。


Dozsa Gyurgy ut駅はアイボリー色の大理石に、黒大理石のラインが入る柱がポイントに。






升目状の天井、照明は間に一直線に入ってた。


駅の構内でしばしば見かけたハンガリーの伝統的なお菓子、「クルトシュ」
ちょうどこの駅でも見つけて、小腹が空いてたので、買ってみた。


クルトシュは棒に巻き付けて焼かれたものなので、真ん中が空洞。



トッピングはいろいろあって、シナモンをチョイスした。
ちぎると渦巻状に解けていく、軽い口当たりのパンだった。


Forgach utca 駅はパンチングメタルの壁面。


ブラウンカラーでコーディネイトされた渋い駅。


改札を上がると、蛍光灯のラインが自由な弧を描いてた。
おもしろいなあ。


ベンチを兼ねたカラフルな光の演出も楽しい。



そして、Gyongyosi utca駅へやってきた。


ホームは、白い壁面に、青い帯状のラインが入る。
ホームのベンチは宙に浮く感じで吊るされてる。


大理石の壁面に、テーマカラーのブルーと白、黒で塗分けされたタイルが貼られていた。


Ujpest-Varoskapu駅は紫のグラデーション。


駅ごとにベンチもデザインされている。メタリックな椅子


陶板アートも発見。
1990年、Zalakovacs Jozsefとサインも入っていた。
ハンガリーの画家で、大学教授でもある方の作品のよう。


エナメル壁画とのことだったが、発色がクリアで、色の取り合わせも素敵な作品だった。


後一駅で終点というところまで来ると、
遅い時間帯だし、乗客は一人になってしまった。
チャンスとばかり、車内を激写。


北側の終点駅、Ujpest-kozpont駅には、Tari Gabor によるエナメル壁画が、


こちらはNemcsics Endre によるエナメル壁画が設置されていた。


3号線終点まで行ったので、一気にKalvin ter駅へ戻ってきた。
ここは、4号線と交わる前回ご紹介したカッコイイモザイクタイル使いのある駅。


黄色とオレンジの通路




壁に反射させるというライティングもカッコイイな。
うっすら色がついてる光。


ここから4号線へ。
Rakoczi ter駅はメタリックで無機質な雰囲気。


柱に照明が仕組まれていて、
半透明のアクリル板を通して、光が浮かび上がる。
これも面白い演出だなあ。



改札へのエスカレーター上には、メタリックな二本の柱がぶら下がる。
天井は水玉。





天井の水玉は、照明を強力化して反射する反射板のような役割も
あるようで、天井からは明るい光が降り注ぐ。




コンクリートとメタルのシンプルでスマートな空間が広がる。







エスカレーターの手すりの下あたりにも照明が仕組まれていた。




そして、II.Janos Pal papa ter駅。


吹き抜けのホーム、コンクリートの壁面には白い陶板が貼られている。


大小さまざまな四角形の組み合わせ。








こちらにも、反射板を利用した間接照明がまぶしい。









吹き抜けの空間には、コンクリートのフレームを何重も重ねたようなデザインがされていた。


次の駅がホテルの最寄り駅だったので、この日はここまで。

地上は歴史的建造物の宝庫で、100年前にタイムトリップでもしたかのような街並みが続くブダペストであるが、ひとたび地下へ下りれば、
ハイセンスな現代的アート空間が広がっていて、駅を降りる度にこれでもかと、思いがけない素敵空間が現れる。
ブダペストの地下鉄恐るべし。だった。

これでやっとブダペスト2日目が終了。
2日目でブログもすでに16回分にもなり、自分でもあらためて振り返ると、一体どれだけ見て回ったのか!?
というくらい密度の濃い2日目だったが、
日頃の鍛錬?の成果と、アドレナリンが出て興奮状態の為か、疲れ知らずで                                                                                                                                                                                                                                                                                 集中力が最後まで切れることがなかった。

いよいよ翌日はジョルナイの聖地、ペーチへ。

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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【リスト音楽院】

2023-07-08 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
ドハーニ街シナゴーグからリスト音楽院へやって来た。
昼間に一度訪れ、見学ツアーがないと知り、がっかりしたのだが、
夜7時から無料コンサートが開催されると伺ったので、出直してきたのだった。



世界的にも権威のある音楽教育機関であるリスト音楽院。
建物は、1907年に建てられたもの。
2階の石柱の間にはリストの彫像が置かれている。


エントランスホールの中央にあるのは、モザイクタイルや大理石で装飾された壁泉。



最初は、絵画かと思って近づいていき、モザイクと分かった時の驚き・・


モザイク部分は、とても細かく緻密。
金色がふんだんに使われていてとても華やか。


組紐モチーフのモザイクが縁取る。


モザイク下の壁泉、よく見ると、全て貝殻で顔が作られていた。
そして水盤の中も細かなモザイクがびっしり。



様々な形の貝が使われている。
ロカイユといわれる装飾だそう。



壁泉以外も、大理石とタイルの柱や金をふんだんに使用した天井装飾が煌びやか。


柱の上部にはフレスコ画


黒大理石に、金の鋲、柱上部にはエッグ&ダーツ文様など、豪華装飾。


そしてそれに負けないくらい、柱の下部や腰壁には存在感のあるジョルナイ製のタイルが貼られていた。


渦巻タイルや、上部に帯のように貼られたタイルはエオシン釉が独特な輝きを放っている。


壁面に貼られたタイルは、少し明るめのグレー、
所々に渦巻タイルが入る。



大理石の赤と黒の階段、エオシン釉の球体、
黄金の装飾が入ったグリルと、超ゴージャス。



親柱には、擬宝珠ならぬ、巨大な黒真珠のような光沢を放つ
陶製の球体が置かれてた。





2階のホール前のホワイエ。
1階よりも明るさ、華やかさが増す。


フレスコ画は、アラダール作、「芸術の泉」



1階は黒大理石が使われていたが、2階は赤みを帯びた大理石の柱。









柱上のレリーフ装飾。


ジョルナイ製タイル。





腰壁のコーナー部分はこんなレリーフタイルが使われてた。


ステンドグラスは、幾何学的な模様。


2階の出入口の扉も素晴らしかった~



ステンドグラス、そしてエッチング装飾の入ったガラスが美しい~。


こちらはメインホール。


黄金に包まれた空間は、眩いばかりの煌びやかさ。






大ホール出入口扉。


ドアノブ。






階段踊り場のステンドグラス。



19時からのコンサートは、小ホールにて始まった。
音楽院の学生によるもので、約1時間ほど、無料で聴けて感激。

リスト音楽院の内装も、ジョルナイタイルがふんだんに使用されていて、
リッチ&ゴージャスの極みで堪能できた。
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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ドハーニ街シナゴーグ他】

2023-07-05 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

聖ラースロー教会を見学した後、再び中心部へ戻ってきた。
リスト音楽院のコンサートの19時までまだ時間があったので、後二つチェックしていたシナゴーグのひとつ、ドハーニ街シナゴーグを見学することに。
見学料が日本円にして、3千円以上もしたので、
躊躇してしまったが、、ちょっと金銭感覚もマヒ気味だった為、
仕方ないか~と入ることに。


ドハーニ街のシナゴーグは、ヨーロッパ最大のシナゴーグであり、世界でも
エルサレム、ニューヨークに続いて3番目の規模だそう。



建物は1859年にムーア様式で建てられたもので、塔の上には玉ねぎ型のドームが乗る。



赤い煉瓦が帯状に走る外壁に、ダビデの星、六芒星かと思ったら、八芒星?!


入口のアーチ上部にも八芒星が見られる。


エントランス床のモザイクも。



壮大な内部空間は、高い吹き抜けの天井、幾何学模様の天井装飾に、シャンデリア、三層に分かれた信者席は約3000もあるという。
この豪華さを見ると、ブダペストのユダヤ人コミュニティの繁栄ぶりがよくわかる。


主祭壇の上には、リストも演奏したというパイプオルガンが。



席が三層に分かれているので、天井もかなりの高さ。


主祭壇前のドーム。
中央部には、ステンドグラス、
周りには緻密な模様が描かれている。


天井装飾は、ピンク色メインで、淡い色彩で描かれた文様が美しく、
中央には豪華なシャンデリア、シャンデリアを挟むステンドグラスから
光が入る。







両サイドの壁面には、ダビデの星モチーフのステンドグラス。


美しい説教壇。





柱などに細かく施される文様。



敷地内には、ハンガリー・ユダヤ博物館や、第二次世界大戦下に、ホロコーストで犠牲になった人々を追悼する記念碑などもあった。


ヨーロッパ最大規模の豪華なシナゴーグを堪能。


シナゴーグを出て、リスト音楽院への道すがらに出会った建物いろいろ。
陶製装飾のある建物発見。


アール・ヌーヴォーのレリーフ装飾と共に、ブルーの陶製飾りが壁面に
彩りを与えてた。
1階の窓周りの陶飾りは、埃被っててほぼ見えない状態で、、磨けばきれいなブルーが出るのに~と、思わず磨きたくなってしまった。


こちらの建物にも、一部タイルが貼られてた。



中央の窓周りには渦巻文様のレリーフタイルが貼られていて、
エオシン釉のような光沢のある輝きを放ってる。


扉は、建物全体の雰囲気とは違うのだけど、とっても可愛い。
銅板の扉に、中央には鳥と木がデザインされている。
落書きが残念だけど・・


そしてこちらは見たかった建物、「アーケードバザール」
タイルがボルト留めされたファサードに、陶製のカラフルなレリーフ装飾が入っている。




文字の部分はエオシン釉のような輝き。






扉のガラスにも、壁面の模様と同じものがエッチングで描かれていた。



いい扉といいドアノブがあると、写真に撮ってコレクションするのも楽しんでたが、、こちらは古い扉を使ったアート?!
扉を顔に見立てたペイントが面白い。


廃墟カフェSzimpla Kertなるものもあったのでちょっと覗いてみた。


古い建物をリノベーションして、廃材を使ったアートや、備品、植物のグリーンも取り入れられてる。



廃材のモニターや、配線などが、ごちゃごちゃと、独特な異空間を醸してる。


昼はカフェ、夜はバーになるみたい。







奥のオープンカフェスペースに来ると、意外にお客さんがいて、
賑わってるようだった。




一見シンプルに見える建物にも、


コーナー部分の軒に、熊?の顔が並んでいたり、
細部に潜んでるものたちを探すのが楽しい。



こちらの建物には美しいレリーフが貼り付いていた。


羽の付いた女神、両手には月桂樹のようなものを掲げてる。


この扉も個性的。


イカのような形のアイアンワークの両脇には蛇がデザインされてた。



やはり自分は、建物全体というより細部を見て楽しむのが好きなんだなあと
街歩きしながらつくづく思ってしまった。




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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【レヒネル・エデンの聖ラースロー教会他】

2023-07-03 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

カジンチ通りのシナゴーグを見学した後、国立オペラ劇場の見学ツアーが15時からあったはず、近くなのでとりあえずとやって来た。
受付でチケットを購入しようとしたら、またしても見学ツアーは、この日はないとか。
コンサートチケットは販売されてるようだったが、この日はリスト音楽院へ行く予定だったので断念。
同様に、見学ツアーがないと知らずに来た人たちが何人かいた様子。


これ以上、中へは入ることはできなかったが、エントランス付近のみ、見ることができた。
贅沢に大理石が使用された柱が並び、


ヴォールト天井にはフレスコ画が描かれ、金メッキ細工がまぶしいくらい、
豪華絢爛。


床はモノトーンの大理石モザイクで幾何学模様が描かれている。


七宝繋ぎ文がモザイクタイルで~





劇場ホールは、もっとすごいんだろうけど、
エントランスホールだけでもクラクラした。


入口扉前のアーチ。
建物全体写真は失念;

この後、19時開演のリスト音楽院のコンサートまで、
まだそこそこ時間があったので、少し離れたレヒネル・エデンの物件へ
バスを乗り継いでいくことに。
途中に見た1階がタイル貼りの建物。


1階部分が深いグリーンのタイル貼りで、鮮やかな黄色の陶製飾りが映える。


入口のアーチ
お店のようだけど、何のお店なのか??


床はセメントタイル貼りで、
黄色とピンクの華やかな文様。




エントランスには壁面から天井にかけて、細やかな漆喰装飾が施されている。


そして、更に階段ホールが素敵だった。
特にこの階段の手すりの形状!
階段に合わせて流れるように弧を描いている。
アイアンワークも緻密。
天井は漆喰装飾や天井画もある。
美しい~


面白いデザインの門。


アール・ヌーヴォーの扉の手前に、入口を見守る人。


そしてバスでやって来た聖ラースロー教会。
1898年レヒネル・エデン設計により建てられた。


煉瓦造りのゴシック・リバイバル様式で建てられた聖堂、
煉瓦の間の白い部分はタイルが貼られている。



このような白い、渦巻状の模様のあるレリーフタイル。



側面から見ると、陶製の屋根瓦が見られ、三つの尖塔のドーム部分にも陶製瓦が使われている。
煉瓦、タイル、テラコッタ、銅板と、様々な素材で彩られる教会。


ジョルナイ製の屋根瓦。
屋根の稜線には更に細かな陶製装飾が並ぶ。



六角形の尖塔には時計がつく。
先端は銅板造りのよう。


拡大してみると、瓦は六角形。


建物の側面にある出入口。


こちらの屋根瓦にも陶製瓦が使われていた。
他の屋根とはまた違った渋めの色合い。鮮やかな黄色の陶製飾りは同じ。


後陣から見た建物。
外壁補強の為のフライングバットレスが見られる。



煉瓦の間の白く見える部分は、このレリーフタイルが使用されている。


ブリックラインが扉や窓を囲む聖堂内への入口。


この扉の細工がめちゃくちゃ細かくて美しい。


こちらは中央の扉。


あまりの細やかさにうっとりと見惚れてしまった。






側面にあった出入口の銅板の扉にも、似通ったデザインの装飾が施されていた。



聖堂内は意外にシンプルで、交差ヴォールト天井には控えめな漆喰装飾が施され、


祭壇などにはジョルナイ製のセラミックが使用されている。


こちらの祭壇など、インテリアの一部は、レヒネルではなく
タンドル・オットーの仕事だそう。





細やかで丁寧な造りのステンドグラスが並ぶ。


白い壁面に映えるステンドグラス。




こちらは民族調モチーフ。






こちらもセラミック製の祭壇。


教会内の様々なインテリアには木製や大理石ではなく、セラミックが多用されているようで、金彩などを贅沢に用いた陶製品がとても華やか。






シンプルだけど可愛い入口のステンドグラス。

タイルや陶製装飾をふんだんに用いたレヒネル・エデンならではの教会建築を楽しむことができた。








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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【カジンチ通りシナゴーグ他】

2023-06-30 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

ブダペストではよく歩いたが、少し離れた場所へは地下鉄の他にトラムとバスを使用。googlemapが最適なバスやトラムの番号を教えてくれるので、停留所さえ分かれば、乗りこなすことができた。
いちいち切符を買う手間が省ける72時間の共通チケットも重宝した。




ゲッレールト温泉の後は、リスト音楽院へやってきた。
館内には、ジョルナイ製のタイルがあるようなので見学ツアーに参加しようと思ってた。が、しかし、ツアーは、この日はないと!
ええっ、そんな~~!
これはコンサートを聴いて内部を見るしかない。
チケットを購入しようとしたら、なんと、この日は無料コンサートが開催されてるという。
音楽院の学生によるものなのか?
それは、ラッキー!
無料の上、建物と音楽も楽しめるなんて。
19時からだったので、後ほど出直してくることに。


そして、街歩きの続きを。
ステンドグラスとタイルがチラ見えした建物。ちょうど、荷物を運び入れていた方がおられたので、エントランス周辺部分を見せて頂けた。


階段踊り場には、素敵なステンドグラスが。


三枚のステンドグラスの真ん中には、大草原の小さな家的なデザインのステンドグラスが入っていて、周囲の控え目なデザインもいい。





階段のアイアンワークも凝っていてすばらしい。


そして床のタイルも。
アール・ヌーヴォーのセメントタイル。


モザイクタイルでデザインされたこんなコーナーもあった。


真鍮の扉が存在感を放っていたお店。


扉の両脇には、こんな可愛いお花のステンドグラスか入っていた。
オレンジ色なのもいいなあ。


ドアノブ部分。

こちらのアパートは、上部の装飾とバルコニーのフェンスのデザインが
アール・ヌーヴォーの美しい曲線を描いていて素敵だ。









落書きが痛々しいが、アイアンワークが良いな〜と思って近寄ったら、


門の内側には、鮮やかなセメントタイルが敷かれてた。


花が整列するアール・ヌーヴォーデザインが素敵な緑の扉。


扉上の植物と人の顔とが一体となったグロテスク装飾。
グリーンマンというらしいが、、
このおじさんは、口からブドウを出してた〜



こちらの扉も、重厚な彫刻が入れられてる。



近寄って見ると、このモールディング装飾、何重?!
っていうくらい念入り。


魅力的なアパートも次々に現れる。


このバルコニーのフェンスの凝りよう、、


一見、大人し目のアパートだが、


中央のバルコニー、よく見ると、装飾に使われてる顔が
キュビズムっぽい。
周りの文様もちょっと独特。



両脇の窓と窓の間の装飾にもキュビズム風顔面が。



門の装飾もどちらかといえばアール・デコっぽい。
様々な時代の建物、装飾が見られる街歩きが本当に楽しい。


そして、カジンチ通りのシナゴーグにやってきた。
この辺りは、かつてユダヤ人が多く住んでいた地区で、現在もシナゴーグがいくつか集中して残されている。


1913年に建てられたアール・ヌーヴォー様式のシナゴーグ。
煉瓦造りの外観、ステンドグラスの入った半円アーチのある正面扉、
窓を縁取る装飾や文字らしきものも入ったパラペットの装飾が興味深い。




ベランダのつく縦長の窓。
ハートが連なるような可愛いデザインの窓周りのモールディングは三重に。



入場料を支払って中へ。
エントランスホールの床にはテラゾーで描かれた植物をモチーフにした装飾。
トランシルヴァニア風味の模様がほのぼの可愛い。




入口上部のステンドグラスは、ユダヤ教のダビデの星を中心に、幾何学模様でデザインされている。


内部も明るく、様々な装飾で彩られている。


祭壇周りは色大理石がふんだんに使用され、



黄土色の大理石にグリーンの柱が映える。


天井を見上げると、シャンデリアと大小様々なステンドグラスが散りばめられ、


花のようなデザインのステンドグラスの花びら一枚一枚にも細かく幾何学文様が描かれている。
なんと美しいのか~


二重の折り上げ天井というのか?とても豪華。



シャンデリアの傘の装飾の細やかさにも注目。


そして壁面や柱のそこかしこに描かれているトランシルヴァニアモチーフ
の装飾がとても興味深い。


やはり植物をデザインしたものが多そう。


こちらのステンドグラスのデザインも面白いなあ。


洋風でもイスラム風でもない、これまであまり見なかった様式がとても新鮮。。


丸みを帯びたベンチに、


鋳物のフェンスは、燭台を模したものかな?


床のタイルは、四角形と三角形を組み合わせ、滑り止めも兼ねたようなデザイン。
カジンチ通りのシナゴーグ、とても良かった。
他のシナゴーグも見てみたいなと。


シナゴーグを出た後、街角で見つけたモザイクタイルアート。


カラフルなモザイク。
それぞれ地模様が入ったタイルが使われていた。



この日の昼ご飯は、タイ料理店でエビのパッタイ。
えびもたっぷりで、味付けもとても美味!
アジアの料理がやっぱりしっくりくるな~





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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ブダペストの地下鉄その三・3号線Deak Ferenc ter駅他】

2023-06-28 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

地下鉄巡りは、目的地から目的地への途中や、早朝、日が沈んでからと、
巡った。
ブダペストの地下鉄は1号線から4号線まであり、Deak Ferenc ter駅は、
1,2,3号線と唯一三つの線が交わる駅。


ホームにタイルアート発見。
フリーハンドで描かれたアルファベットの文字。
意味のある言葉なのかは不明だが、、カラフルな色のまとまりがあって、


周囲を濃紺のタイルで囲っている。



立体感を持たせるように描かれてるようにも見える。
同じ文字でも、ややラインが違ってるようなので、手描きみたい。


タイルアートのある壁面以外は、真っ白なモザイク柱が立つ。


壁面のカラフルさとは対照的な柱。


ホームの向こう側の壁面は、駅の装飾で度々見かける金属板を
パンチしたもの。
さわやかなブルー


パンチされた金属板。


エレベーターへのアプローチは、トンネルのような弧を描いている。


同じく3号線のArany Janos utca駅。
こちらの駅は水色の柱が印象的。








壁面にすっきり収まるダストボックスや消火栓など。



Covin-negyed駅は、マーブリング風にプリントされたベンチに、


天井は、様々な小口の四角形、長短いろいろの角材っぽいもので装飾されている。


配線などがむき出しになってるようなところを、直接角材で所々覆っている感じで、とても個性的な天井装飾・・



こんなタイルの壁面も見つけた。



三角形とひし形がモチーフのレリーフタイルに、ワッフル状の格子のタイル。


改札を出て、階段にも広範囲に使われていた。


もう一種類、クリーム色のタイルが一面に貼られてるなと近寄ったら、


表面はブツブツのヒキガエル風。


同じく3号線のNagyvarad ter駅は、パンチングメタルを使ったアートに、
モノトーンのモザイクタイル円柱、



メタルパンチングは、手をモチーフにしたデザイン。


真っ白なベンチがあったり、


壁面にもモザイクタイルが貼られていて、
遠くから見ると、流れる滝のよう。
モザイクタイルをこんな風に使うのか~


近寄ってみる。
流れの最後がちょっと左右に振れているのがいい。
斬新な表現だなあ。


モザイクタイル滝は、白から黒の濃淡で表されている。


もう一つあったモザイクタイル壁は、
またまた違った感じで、少々荒れた海面?みたいな雰囲気。



近寄ってみると、モザイクタイルをランダムに並べただけのように思うが、
少し離れて見ると、全体像が浮かび上がる。
面白いなあ。


そして、この照明。
蛍光灯を放射状に繋げ、銅板らしき素材を使って傘が作られている。


何本もの細いねじれた素材を並べた傘に16本もの蛍光灯がつく照明は、
モダンなシャンデリア。


これが何個も連なるホームは、迫力いっぱい。


決して高価な素材ばかりが使われているわけではないと思うけど、
どの駅もデザインセンスがよく、まとまりがある。
タイルの使い方も日本とはまた違った感覚で用いられているような・・
本当に興味深い。
地下鉄駅巡りは更に続く・・



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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【レヒネル・エデンの地理学研究所】

2023-06-26 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

レヒネル・エデンの地理学研究所へ。
27年前に訪れた時にはいつでも入れた感じだったのが、現在は毎週水曜日に事前予約が必要ということになっているよう。
今回いろいろとやり取りの末、キャンセルが出たのか、ハンガリー語のガイドのみだけど、、ということで了承し、直前に見学させてもらえることになって、急遽駆け付けた。



外観写真は、前日に撮ったもの。
地理学研究所は、レヒネル・エデン設計により1899年に建てられた。
窓周りやパラペットが独特の曲線を描き、煉瓦で縁取られている。
青いセラミックの屋根瓦、壁面には地質学に関するモチーフがデザインされた装飾が施されている。


離れて見ると、青い陶製の屋根やパラペットの複雑なラインがよくわかる。


屋根の稜線にも細かな陶製装飾、アンモナイトをモチーフにした飾りも見える。



入口近くの煉瓦塀には、建物全体像の陶板が入れられていた。
「ハンガリー地質研究所」との看板、その下には点字でも何か説明書きが書かれている。
セラミック部分、煉瓦部分、漆喰部分と色分けされ、手で触るとわかるようになっているのかな?!


入口上部にはブリックラインに囲まれた中に陶製で文字が描かれ、
中央には地質研究所なだけに、ノミと金づちのマーク、
壁面には陶製のオーナメントがぽつぽつ貼り付く。
扉は鉄製のもので、上部にはガラスが入り、花をモチーフにしたアイアンのグリルも曲線を描いてる。


ドアを押して入ると、すでにツアーは始まっていて、警備の方々がおられたが、メールでやり取りしていた方に招き入れて頂けた。



内扉はハンガリーフォークロアの植物文様のガラスのエッチングが美しい。


ヒダヒダのアーチに囲まれた中央ホール。


ヒダヒダ部分にはぶつぶつと突起のある球や花モチーフの漆喰装飾が張り付く。階段部分にもヒダヒダアーチが連なる。


花や貝状にかたどられた天井には、繊細な絵付け装飾も見られ、


アーチの根本の装飾も念入り。


大理石の階段を上がると、



階段の踊り場には、窓が三つ。


中央の窓には、展示ケース付きテーブルも設置されていて、



形がユニーク。
床のテラゾーもテーブルと呼応するような曲線を描いていた。


階段の真鍮手摺は、柱に合わせてクワトロフォイル型に。


大理石の階段壁も、すごい波打ちっぷりで、石とは思えないようなやわらかな雰囲気。




地質学に関する展示があちこちにあるが、この建物の雰囲気とは
なんとなくミスマッチ感が・・





廊下も扉にアーチが重なっていて美しい。


2階も3階も同様に装飾されている。



廊下の照明は、天井からぶら下がるものと、壁付けのものが、同じデザインで
意外にシンプル。何がモチーフなんだろう?種子?!


扉の枠内のラインもかわいいな。



ドアノブの形も。






周囲がレースで囲まれたような窓のエッチング装飾。


ハンガリー刺繍のような可愛い花々。





ツアー中に中庭に面する窓から屋根がよく見えるスポットを教えてもらって、
激写。
屋根の天辺には、四人の人が地球を担いでいるセラミック装飾。
屋根の稜線に沿っても、細かな飾りがつく。



屋根瓦は六角形のセラミックで、ブルーの釉薬の濃淡で、模様が作られている。
上部が開いた陶製の煙突飾りも。


ツアー案内の方が見せてくださった設計図。
レヒネルがコンペで最初に提出した設計案。


コンペで一等を取り、仕事を得てから、実際に実行された修正案。
最初の案より個性的になっている。

ツアーは、建物見学というよりは、地質学研究所の見学といった感じで、じっくりと解説されていた。ハンガリー語でもあったし、
時間に追われていた私は、失礼して途中抜け。
でもじっくりと建物も見させて頂くことができてよかった。



煉瓦造りの柱の上にセラミックの壺が乗っている建物を囲む外壁。

この後は、朝一、閉まっていて撃沈した、ゲッレールト温泉へリベンジへ向かったのだった。



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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【アール・ヌーヴォー建築&タイル巡りその三】

2023-06-24 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

※なぜかエラーが出るので、二つに分けて続き・・
 フォントもいつもと違う設定にすぐ戻ってしまっておかしい 

小休止の後、散策を再開。
玄関ポーチに敷かれてた可愛いタイル。


リベット鋲の柱がかっこいい建物。
細部はアール・ヌーヴォーの意匠が興味深い。


この門も見事なアイアンワーク。
下の図柄は太陽がモチーフかなあ。



2階に渡されたバルコニーのバーにもアール・ヌーヴォーぽい細かい装飾があった。


ちらりと除いた床面にもセメントタイルが貼られてた。



建物の扉上には、こんな顔が張り付いているものもよく見かけたので、
気になる顔は、コレクション。


モザイクタイル柱のある扉。




こちらは、建築家ビダー・エイミル設計のアパート。


中央部分の窓周りは、タイルで装飾されていて、とても美しい。


バルコニーのフェンスは、ひまわりと赤い実のついた草が一体となり曲線美を描いてる。 


中央部の窓下には、木に果実が実ってるようなデザインのタイルが貼られ、
その下は花瓶?から花。
建物に陶製の装飾がつくと一気に華やかになる。


1階には、アール・ヌーヴォーの意匠が美しい窓周り。



修復中の建物に出くわす。


こんなに高い建物だが、、人海戦術で、上から部材を下ろしてた。


出窓の側面にも文様が入り、半円に張り出したバルコニーの格子もいいなあ。





窓と窓の間にも異様な文様のレリーフが。
窓周りのラインにも繊細な装飾が施されている。


この文様が、おじさんの顔に見えて仕方ないけど、何を表したものなんだろう?!


建物の間から見える聖イシュトヴァーン大聖堂。

レヒネル・エデン設計のトーネットビル。
一見、レヒネルっぽくないクラシックな雰囲気だけど。

ファサードはタイル貼り。


アラベスク模様のある水色のタイルがエレガント。


エントランスにも複雑で繊細な装飾が施されていた




シンプルだけど、各階と窓周りにグリーンのタイルが貼られた建物。


深いグリーンと大理石の取り合わせがマッチしてる。



モダンな照明。

この時、レヒネル・エデンの地理学研究所の見学のことでやり取りしていた方から、
10時からの見学、来てもらってもよい、とメッセージが入り、慌てて向かったのだった。
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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【アール・ヌーヴォー建築&タイル巡りその二】

2023-06-24 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
レヒネル・エデンの応用美術館の後やってきたのは、こちら、
リクシルの「ハンガリー建築タイル紀行」を見て、ぜひ生で見たいと思っていたスポット、旧ジョナス・ハッチ&サン商会の建物。


建物の1階部分のファサードがタイルと銅板使いで、美しく装飾されている。
1907年、レヒネル・エデンの弟子、ライタ・ベーラ設計によるもの。


柱を覆う薄緑色のタイルも美しく、中央にはエオシン釉が美しいタイル、
上部には帯状にレリーフが入り、その上には銅板のレリーフが貼られている。



草花モチーフにした幾何学文様のデザインが素敵で、要所要所に入れられた
エオシン釉が控えめに光沢を放っていてとてもきれいだ。


帯部分のデザイン、緑青が吹いたような色合いもいいな~
銅板部分にも草花文や鳥などが様々な文様がデザインされてて、興味が尽きない。


ベースのタイルは大理石を模したものだろうか?!よい風合い。


軒を見上げると、持ち送りには、二匹の魚と渦巻の水紋らしきレリーフが入り、
建築年の陶板も見られ、



軒裏に丁寧に貼られた銅板にも、レリーフ文様が浮かびあがっていた。


もう一方の入口の持ち送りには、魚を真正面から捉えた顔。
細かいところまでデザインされていて、本当に興味の尽きないタイルファサードだった。


近くには、ブダペスト随一の大聖堂、聖イシュトヴァーン大聖堂がそびえたつ。


大聖堂の前の広場は、大理石の象嵌モザイクが広がっていた。


そこからレヒネル・エデンの旧郵便貯金局を目指して歩く。
歩く度に出会う建物は、日本でいえば登録有形文化財級以上であろうものばかりで、
何を写真に撮ろうか迷ってしまうくらい・・
こちらの建物もよく見ると、丁寧な彫刻が施されている。


鉱山で採掘でもしているかのような人々のレリーフ。
壁面の何気ない凹凸も見逃せない・・
どれだけ手間暇をかけて装飾されてるんだろう。



天辺あたりには、口を開けた人の顔が、等間隔で並んでた。


こちらの三叉路に建つ建物



1階にはちょっとデフォルメされたような大きな渦巻が付くイオニア式付け柱が並び、2階にはコリント式、


最上階には人面柱がコーナーを彩っていた。


こちらはシンプルなフォルムの建物だけど、
バルコニーの格子はかなり複雑なデザインで、


建物の屋上には、こんな人が寝そべっている。
誰?!


そうこうしてるうちに旧郵便貯金局に到着。
27年前にもこの郵便貯金局へやって来たのだが、その当時はレヒネル・エデンに関する本や資料がほぼなく、駅から○○分という情報のみで、もちろんスマホもないので
駅から、道行く人に、建物の写真を見てもらって聞き込み調査しながら
なんとか見つけた建物だった。
それを思うと、今の時代、
googleマップさえあれば、地下鉄もバスもトラムも自由自在に乗って目的地へ行ける。
なんて便利な時代がやってきたのだろうと思う。


旧郵便貯金局は1901年に建てられたレヒネル・エデンの最高傑作とされる建物。
やさしい色合いのブリックラインが窓回りや装飾を取り囲む。


複雑にうねる屋根の稜線には黄色い陶製の飾りが縁取る。
付け柱には点々と、貯蓄の象徴である蜂が、天辺の巣に向かう様子が見られる。


陶製の巣と蜂。


窓枠の周りにはモザイクタイルが縁取る。







門のアイアンワークは流れるような植物文様。


内の扉には、ガラスにフォークロアモチーフのエッチングが施されている。
現在国立銀行の施設として使用されていて、これより中は撮影禁止。


入口扉脇につく外灯のアイアンワークも複雑な曲線を描いてる。


1階部分に付く窓にはハートのついた面格子が可愛い。


外観は十分堪能できたが、この立地条件だと、引きで建物が見れず、せっかくの陶製の屋根が見れないのが残念。
裏技として、先ほど見た聖イシュトヴァーン大聖堂のテラスから全体像を見れるというのを伺っていたが、大聖堂の内部へ入ると更に時間がかかり過ぎてしまいそうなので、断念。


朝に市場でいちごとチェリーしか食べてなかったので、お腹が空いてきた。
ちょうど郵便貯金局の前にあったパン屋さんが、お客の出入りが激しかったので、美味しいのかなあと、ショーウィンドウを覗くと、
ガラスに、数々のコンテストで1位を受賞・・の文字。



ショーウィンドウの中には、美味しそうなパンがいっぱいで、迷った。


クロワッサン生地のカスタードの乗ったパン、生地がサクサクで美味しかった~

※続きがあるのだけど、なぜか文字数制限にひっかかり、二つに分けることに・・


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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ブダペスト中央市場他】

2023-06-20 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

ブダペスト二日目の早朝にやって来たのは中央市場。
1897年に建てられたブダペストで最大の市場。
現在の建物は修復されたもの。
煉瓦造りの建物には、ジョルナイ製の陶製屋根が使われているというので、
それも楽しみに。


地下鉄Fovam ter駅から上がってくると、すぐ見えてきた市場。


遠目からだとちょうど屋根がよく見える。
ジョルナイ製の陶製の瓦は、ビビッドな黄色と緑、赤のパターンで、
一枚一枚がやや丸みを帯びた四角形のものが貼られてる。
その上にゴシック風のドーマー窓。






エントランスの門やアーチには細やかなアイアンワーク


エントランスホールの天井


開店時間の6時過ぎに行くと、まだ市場の中はガランとした雰囲気だった。



中央部分は二層吹き抜けで、鉄骨の梁が優雅に弧を描いている。


階段のアイアンワークも美しいな。
2階は、飲食店やお土産物屋さんがあるが、この時間は全く開いてなかった。
朝から朝食が食べれるかな?と思ってやってきたのだけど;


1階の市場は、ぽつぽつ開いてるお店もあった。
サラミやハムなどを売るお店。



八百屋さん


果物屋さんもいくつか開いていて、


イチゴとチェリーが赤々として美味しそうだったので、
キロ売りのところ、少量でもOKか確認して、朝ごはんに食べる分をゲット。


いちごもチェリーも甘かった。


市場からは、この後、ゲッレールト温泉へ行こうと、市場からすぐの自由橋を歩いて渡ることに。



19世紀末に建設された橋は、優雅なアール・ヌーヴォー様式で、橋を眺めながら渡る。






トラムがやってきた。
映える黄色だなあ。
この後、ゲッレールト温泉へ到着したが、開店時間が変更になってて、出直してたのだった→⭐︎


その後に、レヒネル・エデンの応用美術館へ向かった。現在改修中で、中も外も見ることは叶わないとわかっていたが、、やはり、修復中の姿も目に収めておこうと。


やはり、建物はシートに覆われていて、見えたのはドームの屋根だけ。
ガイドブックには2020年に修復完成予定と書いてあったけど、一体いつ終わるわだろう?!




今回は見れなかったけど、1996年に訪れた際に、修復前の姿を写真に収めていたものがあった。




エントランス。
黄色いセラミックが手摺に使われてる。


これは天窓のステンドグラスのよう。



アラブ風味強めの内装のようだった。


ここから最終日の昼過ぎに行った中央市場。
早朝の市場とは、うって変わって賑わってる。


パプリカを売ってるお店が、すごい迫力。
パプリカとは、唐辛子を粉末にしたものだけど、
辛いバージョンと普通のとがあり、、
布袋に入ったかわいいものをお土産用にいくつか購入。


赤、白の袋があって、普通、赤い方が辛いのかと思いきや、白の方が辛かった。




絵付けされた陶器類なども。


サラミソーセージ屋。



2階から1階を見下ろす。
2階の飲食店は、更に混雑していて、おちおち食べてられない感じ。



フードコート的なお値段かと思ったら、そこそこするなあ。
せっかくなので、ハンガリー料理のお店を選んで、、牛肉の煮込み料理と付け合わせに、ダンプリング(小麦粉を練って小さい団子状にしたもの)を。
かなりのボリュームでお腹いっぱいに。
ハンガリーの料理は、だいたいどこでも量が多かった。
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