始発で来ると昼の部開演にちょうど間に合うことがわかった(笑)。
吉右衛門があまりにも素晴らしかった。
吉右衛門が全身で描く『滅びの美学』の見事さに打たれた。
碇知盛の決定版を観せて貰ったという心境だ。
この舞台に出会えて本当に良かった……(涙)。
音羽屋の狐忠信は、そりゃもう大変よろしぅございました♪
菊五郎×藤十郎は、私が今まで観た吉野山のうちでは、
最高齢コンビだったかもしれない(笑)。
しかし色気も華やかさも、そして空気の中に漂うほのかな明るさまで、
私にとって、かつてないほど見応えのある踊りだった。
舞踊のわからない私が、一瞬たりとも気持ちが逸れることなく、
ひとつひとつ楽しませて貰った。
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